気ままな日々を 思いつくままに

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妙心寺展

2009-01-28 23:50:58 | 展覧会から
一月二十日から東京国立博物館で開催されている 特別展 妙心寺 へ行ってきた
正直な所、墨跡なぞ読むことは出来ないし、高僧の掛け軸を見てもその有難味は、わからない。ただ650年という月日の長さと、平坦ではなかったその歩みをそこはかとなく感じさせてくれる。第一章は臨済禅 応燈関の法脈と題され禅は師から弟子へと法、つまり教えを受け継ぎ、伝えてゆくことを重視したことが示され。第二章では妙心寺の開創 花園法皇の帰依  として花園の地に立てた離宮を禅寺にという希望に基づく行動が示され、第三章では、足利義満による、寺産の収公 応仁の乱による焼亡など 重大な危機に直面。歴代住持の努力と外からの援護を示し、第四章では、寺院を荘厳する、仏具としての「唐絵」や狩野派の作画が紹介される。図録では第五章が設けられているが、会場では作品はテーマごとに分散されている。第六章は、妙心寺と大檀越 繁栄の礎 と題され戦国武将たちが、室町幕府の保護下に会った五山の禅より、林下なかんずく妙心寺の禅に心を寄せ、信玄や秀吉など諸将との間に強固な師檀関係が築かれ多くの塔頭が創建され、繁栄の基礎となったことが示されている。第七章は近世の禅風 白隠の登場と題されている。形骸化した禅宗を立て直すべく、悟道のために修禅をするものたちが現れ、何回であった、祖師たちの教えは、墨蹟や絵画として平易に表され、妙心寺の禅風は全国に展開したことが示される。第八章では禅の空間Ⅱ 近世障壁画のかがやき と題して、整備された法堂や大方丈などに、狩野派や、等伯・友松などの手により室内を彩る障壁が多く製作されたことを示す。等伯の枯木猿猴図の猿はいつ見ても愛らしい
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