文学の中でも詩というのは、解説を聞いても大抵わからない。ましてフランス語の詩となれば、日本語で懇切丁寧に解説されてもわからない。それを解説する側にまわりしかもフランス詩をフランス語で、フランス人を相手にとなると、それが可能かどうかさえ簡単には想像できない。
偶然だが、それを実行している中地義和先生の講演をみつけた。珍しいので記事にしてみた。
Litterature francaise moderne et contemporaine :
Histoire, critique, theorie Seminaire du 27 mars 2012.
Yoshikazu Nakaji .
Le poete en prose est-il moderne ou antimoderne ?:
参照:中地義和(フランス語フランス文学)
フランス語を長年学ぶと脳のある部分がフランス語の植民地状態になる。そうならなければ、いつまでたっての自動翻訳の次元をうろうろするに違いない。自動翻訳の次元がどの程度のものであるかは、PC上で翻訳をクリックしたことのある方は、全員お分かりだろう。箸にも棒にもかからない、という次元である。一部フランス語の植民地と化した脳は、どういう働きをするかといえば、もうすでに語学学習の次元で論じる枠を超えてしまうことになる。その侵略度合いが語学力に比例するというわけでもなくなる。侵略は発想や思考・哲学の異質領域に突入していく。政治経済判断や価値観の領域に直結していく。
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参照:フランスの大学入試問題に驚く中国人 :
勿論日本人も驚くはずだ、驚いた?
教育に関する大きな問題を含んでいるように思う。
入試に〇×を導入して受験生に思考力を高めることを忘れさせ、鉛筆転がしの技だけを教えたのも、じつはOSSの日本計画の一部だったという説もある。政治や経済に関しても日本人は論理を忘れて感情や損得でしか筋道を立てられない頭になってしまっている。いい意味でも悪い意味でも日本語が感性や感情に癒着しやすい言語である、つまりもともと論理性が希薄なよく言えば詩語に近い性質ゆえなのかもしれない。
みなさんのご意見もお聞きしてみたい。
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