詩集「2N世代」

詩作品、短編、評論、エッセイ他: Blogタイトルと内容がこの数年異なってきた。タイトルを変えたほうがいいかもしれない。

Wendell Willkie

2013年01月08日 15時56分08秒 | サイト&人物の紹介

Wendell Willkie (1892-1944): wikipedia:
Wendell Willkie  video1 & video2 :
Review of One World: The Ethics of Globalization:
Wendell Willkie’s Program by Felix Morrow:
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C-SPAN Video:Wendell Willkie:←お薦め

大統領選挙後、ウィルキーは、ドイツに敵対しイギリスへの支援を強化するローズヴェルトの支持者として積極的に活動し、世間を驚かせた。(wikipedia)
ローズヴェルト陰謀論を読んでいると、元々民主党のWendell氏が共和党から出馬したことは、選挙のペテンのように書かれていて、そう思っていた。
選挙戦の最中にあって、敵対候補の決断を支持する党派に捕らわれない姿勢から窺えるウィルキーの公正さ、私心の無さ、さらには不評を買うのを承知でドイツとの対決や徴兵制を主張した愛国心は今日に至るまで多くの人々の賞賛と敬意を集めている。(wikipedia)
これを読んでびっくり仰天、ペンというのは、如何様にも動く、としても、こんな解説があり得るとは思わなかった。
ただWendellの孫のDavidがハンサムなこと。Wendellが共和党の大統領候補の地位を勝ち得たのは、アメリカ人の心にストライクボールを投げる、アメリカ的魅力を持っていたのではないか、とも考えてみたり。ベストセラー「One World」は現在囁かれるOne Worldとは、性格が違って、結構純粋な理想主義だったような気もする。しかしそう考えると、まんまと罠にすっぽりはまってしまうことになる。
Wendellはローズヴェルト善人説の屋台を支えている。一貫してローズヴェルトのマリオネットだったのかもしれない。朧な考えだがWendellの「One World」に於いては日本という国は、富士の高嶺の雪のように、溶けてなくなっているのではないか。そう判断するとWendellの輪郭が私にもようやく見えてくる。


Richard B. Spence (Aleister Crowley)

2013年01月04日 13時48分25秒 | サイト&人物の紹介

「正論」2月号、P234~の西尾幹二氏と福井義高氏の対談に現代ロシア史研究者リチャード・スペンス教授(アイダホ大)の論文に言及される部分が出てくる。トロツキーの革命直前のロシア帰国に関しても、イギリス諜報機関の暗躍があったという説が出ているらしい。
Richard B. Spence氏をちょっと調べてみた。氏がイギリス諜報機関に関連する人物として取り上げているのは、他でもないかのAleister Crowleyであった。

Secret Agent 666 - Aleister Crowley, British Intelligence
And The Occult By Richard B. Spence
No.1  &  No.2  &  No.3 :
他でもないかのAleister Crowleyであった。と書いたが
ご存知でない方のためにwikipediaをリンクしておく。
著者のRichard B. Spence 教授が電話interviewでその
著作Secret Agent 666 - Aleister Crowley, British Intelligence
And The Occultについて語っている音声
も見つけた。これが100分を超える。

Aleister Crowleyスパイ論は興味深いエピソード満載のようだ。
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所謂金融資本家たち(ロックフェラーやロスチャイルド)や
ウォール街を代表する企業家たちや政治家たちが
ロシア革命やナチスドイツの台頭を陰で支援し、
さらに二つの世界大戦を誘導していた
という話は所謂陰謀論のメインテーマである。
従って、今回のイギリス情報機関がトロツキーの背後で
暗躍していたということ自体は、全く驚くことではない。

そう言えばレーニンがスイスにいたアメリカの諜報員Allen Dullesの
ところに面会に来たという話も思い出した。
LENIN IN EXILE & Allen Dulles No.1 & No.2 :
たしか以前Allen Dulles自身がそう語っているのを
彼自身の音声で聞いた記憶がある。
古い記事を探してみた。内容は詳しく書いているが
肝心のFileが開かない!リンク切れ?
聞けないとなると余計にあのDullesの年齢に似合わない
力強い声をとても聴きたくなった。話し方が明るく
その上話し上手だ。Dullesは完全にあちら側のひとで
Kennedyはこちら側のひとだったようだ。
参照:Allen Dulles , the Nazis and the CIA

そうそう今回Aleister Crowleyがルシタニア号事件に
関わっていたということがわかったので
ルシタニア号もアリゾナ同様の運命だったことが
明らかになった、と重ねてみていいだろう。
詩集「2N世代」過去記事:The Lusitania:

・・・・追記:2013年1月4日・・・・・
Aleister Crowley, Secret Agent Man::

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↑Richard B. Spence教授のもうひとつのスパイものの著作。
福井義高氏の言及された論文は両方かまたは
どちらかの書籍に活用されているのだろう。
こちらのスパイもまた大物だ。参照 Sidney Reilly
Reilly would have an even greater success in January 1904, when he and Chinese engineer acquaintance Ho-Liang-Shung allegedly stole the Port Arthur harbour defence plans for the Japanese Navy. Guided by these stolen plans, the Japanese Navy navigated through the Russian minefield protecting the
harbour and launched a surprise attack on Port Arthur.

・・・・・追記:2013年1月4日・・・・・
Trust No One The Secret World of Sidney Reilly, by Richard B Spence:
While there, he nominally worked for the British, but seems to have sold information to the Germans and the Japanese as well, and engaged in a variety of lucrative (and frequently shady) private business dealings of his own. The Japanese were apparently dissatisfied with Reilly’s work, and put a price on his head. :Book Review:
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Sidney Reillyに関して
Sidney Reilly and the Monarchist Union of Central Russia:
Sidney Reilly spartacus schoolnet:
何時間も粘った甲斐があって面白いものを見つけた。
Season 1Watch Reilly Ace Of Spies Free Online:
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参照:Trotsky, Stalin and the Cold War

このへんになると自らの力不足を感じる。
まずTrotskyの表面下の氷をcrack openしなければならない。

福井義高氏は「正論」2月号で具体的に彼ら超大物スパイ達の名前を出さないで
なぜイギリス諜報機関の暗躍と発言されたのだろうか?
Aleister CrowleyやSidney ReillyなどRichard B. Spence氏
のように具体的に名前を出すと、対談の意図から大きくはみ出す
全く別の複雑極まりない展開に飛躍してしまうからだろうか。


EMPIRE OF THE WHEEL by Walter Bosley and Richard B Spence

2013年01月03日 15時21分12秒 | 書籍・映画(DVD)の紹介

EMPIRE OF THE WHEEL-Walter Bosley and Richard B Spence:
ふたりの著者がnonfiction?作品について語っている。84分27秒
ひとりは元政府の諜報部員、もうひとりはスパイ研究を専門とする
大学の教授。扱う事件は一世紀も前の未解決連続殺人事件。
およそ考えられるすべての超心理、オカルト、秘密結社、古代史、
が浮き上がってきて、なにかの関連性を検証していくらしい。
面白そうだ。これは映画になるかもしれない。

audio conversation with authors Walter Bosley and Richard Spence
1時間44分41秒

Richard B Spenceについては上のペイジで紹介しているので今回はWalter Bosleyを
Conversation with Walter Bosley 2010年8月:1時間48分