「東京裁判 却下 未提出 弁護側資料」第4巻が届きました、という連絡が入った。借りて持ち帰ることはできませんが、コピーをご希望なら部分的、時間的に可能な範囲で、申請書をお書きになれば、こちらでコピーを代行します、と言っていただいた。
平成27年11月6日に第4巻のP.111~P.129 と P.141~P.158まで、コピーを依頼して帰ってきた。コピーは今手元にあるのだが、本はよその図書館から借りてきたものなので、厳格な返却期限があり、こののち、どれくらいコピーのための図書館通いが出来るか、心もとない。
今手元にあるコピーでさえ、帰宅後から今に到るまで、一切目を通していない。
いま手元にあるものは、いつかは目を通すつもりはしているが、もうその他の部分、その他の卷は無理だ。どうかこれをご覧になった方で、志のある方は、私に代わってチャレンジを続けていただきたい。ひとりでも多く。あるいは協力しあって。今までの経験から、そういう方は皆無だとは思うが。ひょっとして運命が悪戯をするかもしれない、と期待などしてみたい。
東京裁判 却下 未提出 弁護側資料、はそれらしい重厚な装丁の本で、全部で8巻まである。私は田中義一内閣や、松岡の失脚、つまり開戦に到る前の時代を調べたかったので第4巻のみを借りたわけだ。
ざっと目次を見た記憶では、グルーの「滞日十年」が却下資料の中の大きな部分を占めていた。読んでもいないので、これ以上のことを書くのはひかえる。
また原書房刊の「太平洋戦争への道程」田島周子訳、の借り出し期限が刻々と迫ってきている。「取り扱いには充分ご注意ください」と赤字で書かれた分厚い袋に、入ったまま、手元にある。これも全く1頁も開いていない。このままだと、返却期限まで、読まないままで返すことになりそうだ。読者の中で志のある方は(皆無だととうにあきらめはしているが、もし奇跡的にいらっしゃれば)これにもチャレンジして、歴史認識の研究に役立てていただきたい。
私が延命中に出来ることは限られている。本を丸々読んだ上で記事を書くことは、もはや出来ない。出来る範囲で本の紹介をし、その本を活用して何かをブレイクスルーしてくださるだろうかたの登場を期待する以外に、私のできることはもう無い。
このペイジに、いつか追記を書く「つもり」だけはまだある。