過去記事「Sartreとは何だったのか」のところにある「異邦人」Filmを全編見てみました。昔読んだ小説を思い出し。そしてこれはフランス語の朗読テイプまで買っていました。人生で何度か読んでいるんですね。今回もざっと読み直しました。
解説も読み他の人たちの感想も当たってみました。
読書メーター:みんなの感想:
The Stranger Study Guide:
Hatena::Question:
文庫本解説も含めて、私の感想は全く異なるので、ちょっとたじろいでいます。
感想はほとんど解説に誘導され、解説は時代に誘導されていると感じます。
一言だけ言うと、殺されるアラブ人側の視点が、感想にも解説にも全くない、ということに、まず物足りなさを感じます。殺されるアラブ人を「アラブ」と呼び、人格を持った存在として、決して対等には描かれていません。殺人の原因は「太陽だ」などというところも、アラブ人からすると、実にふざけています。不条理やら実存主義??やらノーベル文学賞やら、そんなことの前に、何故この植民地主義者の視線が文学として批判の対象にならないのか、全く不思議です。そんな時代だったといえば、それまでです。
(このペイジ未完:全く違う感想があだまだあるんです)
Florence Nightingaleが切り開いた女性の仕事
Florence Nightingaleを知らない人はいないと思うのだが、その人生は深くは知られていないのではないだろうか。
まずFlorence Nightingale : Q&A から
Florence Nightingale:基礎知識 BBC
フロレンス・ナイチンゲールの生涯:宮本百合子
Florence Nightingale:Gayheroes から
Florence Nightingale:日本語ペイジ
Florence Nightingale : より詳しく
Florence Nightingale:締めはこちら
漫画でみるFlorence Nightingale
You tube1 & You tube 2 & You tube 3 & You tube 4 & You tube 5:
・・・・・追記:2010年6月19日・・・・・
参照: 松岡正剛 千夜千冊 より
////////追記:2010年6月20日////////
北海道の詩誌「阿吽」の次号に
ーシャンソン歌詞の男目線 その(2) 暴力
Yvette Guilbrt Quand on vous aime comme caの場合ーを入稿した。
この原稿には無関係なのだが
Yvette GuilbertにもNightingaleと同じ噂がかすかに
囁かれている事を知った。
参照: Le vent souffle :
噂の相手は女優のEleonora Duse (1859-1924)
またYvette Guilbertの熱心なファンの中に
あのFreudと、同じく精神分析医の娘Anna Freudがいた
ことをGuilbertを調べる過程で知った。
そして資料によるとこのAnna Freudにも同じ噂が
ある事を知った。噂のお相手はTiffanyの創業者の孫
Dorothy Burlingham-Tiffany。このふたりは生活も研究も
共にしている。結局Florence Nightingaleにせよ
Yvette Guilbertにせよ、Eleonora Duseにせよ
Anna Freudにせよ、Dorothy Burlingham-Tiffanyにせよ
その昔女性が職業を持ってそれに専心して生きていこうとする時
自動的にその関係はそういう範疇に押し込められざるをえない社会の風潮があったということがわかる。
男女関係のような性的関係があったかどうかは知るよしもない。
いや男女関係のような性的関係は、肉体構造的には当然ありえない。
宮本百合子と湯浅芳子の場合のように熱烈な書簡の記録があれば肉体関係があろうとなかろうと同性を愛する気持ちがあるのは確認できる。
上に書いた女性達にもそれなりの記録は残っているのだが
単に白熱した友情だったのか、あるいは性別を踏み越えた必然的情事だったのかは分からない。ただ言えることは、昔は女が月を見て哲学的瞑想にふけるだけで狂女扱いされたり(女に思考力があるとは考えられなかった?)日本の古典文学をみれば分かるように、一人旅に出る女は、自動的に狂女の範疇に入ることになっていた。分かりやすく言うと、社会通念で仕分けしづらい女性は、たとえば結婚せず職業を持った女性などは、同性愛という範疇に押し込められ、精神病患者とされたり、犯罪者とされた時代もあったということだ。そういう時代があったことを思い出していただきたくて、その気持ちもあって突然Florence Nightingaleを取上げてみた。Nightingaleの場合は、上流階級の娘なのに職業を持ったこと、そして上の漫画からも分かるように、何度も結婚を拒否したことが、噂の原因だと思われる。Florence Nightingaleが選んだ看護婦という職業は、驚くべきことに、社会的に排除された人間、たとえば年取った浮浪者、犯罪歴のある女性、そして主に稼げなくなった売春婦の仕事とみなされていた。
Anna Freudに関する日本語資料を見つけたので
リンクしておきます。Anna Freud :
こちらがそのリンク元ペイジ:
//////////追記終り:2010年6月20日//////////
テーマが大きすぎるので、今日はとりあえず、ペイジを立てるのみ。
Jean-Paul Sartre :The Nobel Prize in Literature 1964
Sartre : BBC :Listen 43min
Jean-Paul SARTRE: Daily Motion 58:14
Jean-Paul Sartre Archive
Sartre:A Fellow Traveler of the Communist Party
Human .... All Too Human - Jean Paul Sartre 1-6
No.2-6 : No.3-6 : No.4-6 : No.5-6 : No.6-6 :
Books & Writers Jean-Paul Sartre:
参照:Books & Writers : Simone de Beauvoir:
参照:詩集「2N世代」過去記事:Beauvoir
参照:Albert Camus et Jean-Paul Sartre :
・・・・・・・・・・
参照:Prof. Jean-Marie Apostolides: About Camus
The Stranger: film : Albert Camus 100%
(注:名作「異邦人」をVisconti が映画化したもの。その完全版をNet上で見られるなんて望外の喜び。ただ主人公MeursaulをMarcello Mastroianni が演じるなんて。私としてはイメージがかなり違うのだけれど。)
an Italian movie directed by Luchino Visconti and starring Marcello Mastroianni as Arthur Meursaul