うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

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せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

国会議事堂前の抗議集会報道とメディアの劣化

2015-09-15 10:25:25 | 社会・経済

国会議事堂前の安保法制反対デモに行ってきました。

 

SEALDsは若い学生が中心で動き出した組織だという。それが呼び掛けた集会デモだというので行ってみたら、意外にも熟年世代が多いのである。筆者と同世代の参加者が多数を占めている。早めに出かけたので、現役世代より時間に余裕のある高年齢層が先に集まっては居たのだろうが・。

政党代表や主催者の挨拶やアッピールが有り集会者の興奮度も上がってきて、病み上がりの体では心配なこともあり、早めに引き上げた。上空を取材ヘリが飛び、警備の機動隊の慌ただしく動き回る様子は想像した通りの参加数を感じた。

この規模の人々が抗議の声と意思を表明しているのを大手メディアはどう伝えるのであろう??  帰宅後、テレビチャンネルをサーチしながらチェックした。 想像通りである。 ニュース番組では報道ステーション一つである。それ以外では後述するBSフジのコメンタリー番組の他はなかった! 

メディアの劣化が叫ばれて久しい。報道の公平性或は権力チェック機能としての役割等、全くと言っていいほど考慮されていないどころか、権力の意向に沿った番組編成としか言いようがないのである。

ニュースコメンタリー番組で”プライムニュース BSフジ”で数秒のLIVE映像が流された。これにしても放映の意図には捻じ曲げられたモノを感じた。 コメンテーター桜井よしこの”SEALDs”の若者は間違った情報に踊らされていると云った内容のコメントを引き出す為だけの映像でしかなかった。 桜井よしこによるコメントは何処かの新聞記事の切り抜きをかざして、”山口二郎氏”のアジテーションを取り上げながら、非人間的で汚い言葉遣いの悪辣な学者であり、かれのような学者教育者によって指導されたのがSEALDsの若者たちであるあるそうな!!

呆れたコメンターであり笑止なコメントではあるのだが、唯一流れた集会ニュースがこれである。これほどの規模の人々の意思表明を放送せず、無芸芸人の馬鹿笑いと無駄大食いの食レポと八紘一宇の元凶である吉田松陰賛歌、長州閥時代劇で、大衆を無知蒙昧へ愚民化していくメディア戦略なのではないのかと思うばかりである。


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