このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
1920年代のアメリカ。ユダヤ人のゼリグ(ウディ・アレン)は周りの環境に順応して身体つきも精神も変えてしまう、カメレオンのような超能力の持ち主だった。彼はさまざまな有名人と一緒にいるところを目撃される。ルー・ゲーリック、ベーブ・ルース、クーリッジとフーバー両大統頃、スコット・フィッツジェラルド、新聞王のハースト、ユージン・オニール、さらにはローマ法王、ヒトラー。彼の調査と治療にあたったユードラ・フレッチャー医師(ミア・ファーロー)と、ゼリグは恋に落ちるのだが-。
「カメレオンマン」(1983年)は古い白黒の記録映像を素材とした、偽のドキュメンタリー映画。着想のヒントは、「市民ケーン」冒頭の偽ニュース(ドキュメンタリー)フィルムだろう。
大マジメなトーンの中で、小ネタのギャグを連発してくる、当時のウッディ・アレンらしい作品だ。実在の映像に合成で主人公が紛れ込むという手法は、のちに「フォレスト・ガンプ」で使われている。
また先日放送されたNHKスペシャル「東京ブラックホール」シリーズも同様である。
劇中、クーリッジ(左)とフーバー(右)の両大統領に挟まれて(合成)
NHKスペシャル「東京ブラックホール」より