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ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

エイプリル・フール

2025年04月01日 | favorite songs

 作曲バート・バカラック、作詞ハル・デビッドのソングライティング・チームによる佳曲の中でも、彼らが映画「幸せはパリで」(1969年)の主題歌として書き、ディオンヌ・ワーウィックが歌って大ヒットした「エイプリル・フール(THE APRIL FOOLS)」は名曲中の名曲だ。

それだけにカバーもたくさんあるが、今日は高橋幸宏のもの(1983年)を掲げておこう。

 

エイプリル・フール

 

4月の夢の中で

あなたは私の前に現れた

ほほえむあなたの瞳を見つめた時

私はあなたと恋に落ちるだろうと思った

そしてあなたが私の手に触れた時

その夢は叶うと私は知った

 

私たちはエイプリル・フールみたいなもの?

周囲の危うさにも気がつかないような

でももしエイプリル・フールみたいなものだとしても

私は気にしない 今、本物の愛にめぐり会ったのだから

 

私たちは知らなかった

この道がどこへ続いていたのか

こんなにも遠くまで来てしまった

先を急ぎ過ぎたのかも

もう後戻りはできない

この甘美な4月の夢が長続きしないとしても

 

私たちはエイプリル・フールみたいなもの?

周囲の危うさにも気がつかないような

でももしエイプリル・フールみたいなものだとしても

私は気にしない 二人でならきっと乗り越えられるだろうから

 

怖がることはない

本物の愛にめぐり会ったのだから

 

THE APRIL FOOLS

 

In an April dream

Once you came to me

When you smiled I looked into your eyes

And I knew I'd be loving you

and then you touched my hand

And I learned April dreams can come true

 

Oh are we just April fools

Who can't see all the danger around us

If we're just April fools

I don't care, true love has found us now

 

Little did we know

Where the road would lead

Here we are a million miles away from the past

Travelin' so fast now

There's no turning back

If our sweet April dream doesn't last

 

Oh are we just April fools

Who can't see all the danger around us

If we're just April fools

I don't care, we 'll find the way somehow

 

No need to be afraid

True love has found us now

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毎日がバレンタインデイ

2025年02月15日 | favorite songs

My Funny Valentine 


My funny Valentine, sweet comic Valentine
You make me smile with my heart
Your looks are laughable, unphotographable
Yet you're fav'rite work of art

Is your figure less than Greek?
Is your mouth a little weak?
When you open it to speak, are you smart?

But don't change a hair for me
Not if you care for me
Stay little Valentine, stay!
Each day is Valentine's day

 

 マイ・ファニー・バレンタイン 

私の変てこなバレンタイン
スイートで滑稽なバレンタイン
あなたは私を心から微笑ませてくれる
あなたのルックスは吹き出しちゃうし
写真向きでもない
たとえあなたがお気に入りの芸術作品だとしてもね

あなたの見てくれはギリシャ彫刻より劣るし
口もとはちょっと弱点ね
その口を開いて話しても
スマートとは言えないわよね?

でも私のために髪の毛一本変えないで
もし私を想ってくれるなら
そのままでいいの、愛しいバレンタイン、そのままで!
そうすれば、毎日がバレンタインデイなんだから

 

 「マイ・ファニー・バレンタイン」はフランク・シナトラやチェット・ベイカー、あるいはマイルス・デイビス、スタン・ゲッツといった男性ミュージシャンのバージョンが有名だが、もともとは古いミュージカル中で女性がバレンタインという名前の男性へ向けて歌っているナンバーで、そう知ると歌詞の内容も納得できる。
 シナトラ主演の映画「夜の豹」(1958年)でショーガール役のキム・ノヴァク(吹き替え)が歌うシーンは最高に素敵だし、リンダ・ロンシュタットのネルソン・リドル編曲のバージョン(1986年)はほとんどの場合省略されているバース(前置きの歌詞)も歌われている。
ちなみに、キム・ノヴァクのバージョンも、ネルソン・リドルが編曲。
 変わったところでは、映画「リプリー」の中で主演のマット・デイモンがチェット・ベイカー風に歌ったバージョン(共演のジュード・ロウもサックスを吹いている)や、「恋の行方」の中でミシェル・ファイファーが歌ったバージョンもあり、どちらも必聴必見の出来栄えだ。

 

「夜の豹」

 

「リプリー」

 

「恋の行方」

 

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「シー・ノー・エヴィル」

2025年02月07日 | favorite songs

 

 ニューヨークのパンク・バンド、テレビジョンが1977年にリリースしたデビューアルバム「マーキー・ムーン」の一曲目に収録された「シー・ノー・エヴィル」。
バンドリーダー、トム・ヴァーラインのギター・リフが耳に残る歴史的名曲だ。

 それが1995年、元ザ・スペシャルズのテリー・ホールがシングルのボーナストラックとして発表したライブ・バージョンはとてもスケールが大きく、オリジナルとは印象が違っていてかなり驚いた。テリーのカバー曲を選ぶセンスとアレンジはピカ一だと常々感じていたが、このときさらに強く思った。

 

 

シー・ノー・エヴィル

オレが欲しいもの、今欲しいものを
最優先で手に入れる
オレは噴水のように飛びたい
跳んで跳んで山を跳び越えたい

オレはすべて理解している(見えない)
オレの破壊衝動を(見えない)
それはとても完璧で(見えない)
オレは、オレは邪悪なものが見えないのだ

アイディアが浮かんだ
ひとつのイメージが
オレはイカすボートが欲しい
そいつの素材は海なんだ
お前の言い分はわかるよ
鋭いじゃない
そのビバップ語り口で
うまいリアクションをくれたね

オレはすべて理解している(見えない)
オレの破壊衝動を(見えない)
それはとても完璧で(見えない)
オレは、オレは邪悪なものが見えないのだ

意識していないことは言わなくていいし
決定的なこともだ
そんなことを口にするなら
オレはこの部屋を出て行く
なぜって、オレは欲しいもの、今欲しいものを
最優先で手に入れるのだ

オレはすべて理解している(見えない)
オレの破壊衝動を(見えない)
それはとても完璧で(見えない)
オレは、オレは邪悪なものが見えないのだ

オレは愛する者とワイルドに走りたいだけ(見えない)
オレは愛する者とクレイジーになりたいだけ(見えない)
オレは愛する者とダンスし続けたいだけ(見えない)
愛する者の感覚をコントロールして(見えない)
愛する者の感情を刺激して(見えない)
愛する者と融け合って(見えない)
一緒に未来を引きずり降ろせ(見えない)

see no evil

What I want, I want now
And it′s a whole lot more than "anyhow"
I want to fly, fly a fountain
I want to jump, jump, jump, jump a mountain
chorus
I understand all (I see no)
Destructive urges (I see no)
But it seems so perfect (I see no)
I see, I see no evil
verse
I get ideas, I get a notion
I want a nice little boat made out of ocean
I get your point, you're so sharp
Getting good reactions with your "BeBo" talk
chorus
I understand all (I see no)
Destructive urges (I see no)
It seems so perfect (I see no)
I see, I see no evil
verse
Don′t say "unconscious", no, don't say "doom"
Well, if you got to say it, oh, let me leave this room
'Cause what I want, I want now
And it′s a whole lot more than "anyhow", get it?
chorus
I understand all (I see no)
Destructive urges (I see no)
But it seems so perfect (I see no)
I see, I see no evil
bridge
I′m running wild with the one I love (I see no evil)
I'm going crazy with the one I love (I see no evil)
I keep on dancing with the one I love (I see no evil)
You control the feelings of the one you love (I see no evil)
You control the feelings of the one you love (I see no evil)
You can feed the fires of the one you love (I see no evil)
You combine fusion with the one you love (I see no evil)
Pull down the future with the one you love (I see no evil)
outro
You pull down the future with the one you love (I see no evil)
You pull down the future with the one you love (I see no evil)
You pull down the future with the one you love (I see no evil)
You pull down the future with the one you love (I see no evil)
You pull down the future-

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涙あふれて(追悼マリアンヌ・フェイスフル)

2025年02月03日 | favorite songs

 1月30日(現地時間)、マリアンヌ・フェイスフルの訃報に接した。享年78歳。

 僕の生涯の自慢は、1990年6月、初来日を果たしたマリアンヌへバラの花束を渡し、その際にステージ上から頬にキスをもらったことだ。

 

涙あふれて(ジャガー/リチャーズ/オールダム)

 

いつもの夕暮れ時

私は腰をおろし 子どもたちが遊ぶのを眺めている

笑顔が目に映るけれど

それは私に向けられたものではない

座って眺める私の目から 涙があふれる

 

お金ですべてが買えるわけではない

子どもたちの歌声が聴きたいけれど

聞えてくるのは

雨が地面に降りそそぐ音だけ

座って眺める私の目から 涙があふれる

 

いつもの夕暮れ時

私は腰をおろし 子どもたちが遊ぶのを眺めている

私が昔していたことも

子供たちには目新しいこと

座って眺める私の目から 涙があふれる

 

 「涙あふれて」は当時18歳だった彼女のデビュー曲(1964年)。

のちに恋に落ちるミック・ジャガーが提供した佳曲である。

その後の波乱に満ちた生涯を懸命に生き抜いた彼女に対し、謹んで哀悼の誠を捧げる。

 

ジャン・リュック・ゴダール監督の「メイド・イン・USA」(1966年)に出演、アカペラで披露している。

 

as tears go by         

 

It is the evening of the day

I sit and watch the children play

Smiling faces I can see 

But not for me

I sit and watch as tears go by

 

My riches can't buy everything

I want to hear the children sing

All I hear is the sound 

Of rain falling on the ground

I sit and watch as tears go by

 

It is the evening of the day

I sit and watch the children play

Doing things I used to do

They think are new

I sit and watch as tears go by

 

Hmm, hmm, hmm, hmm, hmm....

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ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー(再掲)

2024年12月06日 | favorite songs

 1963年、「ビー・マイ・ベイビー」などの大ヒットにより、弱冠23歳にして売れっ子プロデューサーにのし上がったフィル・スペクターは、当時としては非常に斬新なアイディアを実行に移す。

自分が抱える人気アーティスト4組によるクリスマスソングのカバー集「ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター」である。

「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれた彼独特の録音技法を用い、クリスマスソングの名曲へ「ビー・マイ・ベイビー」、「ダ・ドゥ・ロン・ロン」、「キッスでダウン」など4組のヒット曲を想起させる大胆なアレンジを施した一種のコンセプト・アルバムで、誰もがこの企画は大ヒット間違いなしと見ていた。

 約8か月という異例の製作期間を費やし、ヒットシングルの収益のほとんどを製作費としてつぎ込んだこのアルバムは63年11月にリリースされたが、大コケしてしまう。

奇しくも発売日と重なったケネディ大統領暗殺事件とその後の自粛ムードに原因を求める音楽評論家は多いが、本当のところはわからない。

ともあれ、ロケットのように急上昇していたスペクターのキャリアはこれを境に減速し、ビートルズなどイギリス勢のアメリカ侵攻によってとどめを刺されることになる。

 けれども、このクリスマス・アルバムは長い時間を経て名盤中の名盤との評価を得て、60年以上たった今なお、世界中で愛聴されている。

今年のクリスマスも、きっと何万人というひとがこのアルバムと出会うことだろう。

1曲目の、ダーレン・ラブがソウルフルに歌う「ホワイト・クリスマス」は、いつ聴いても飛び切りのワクワク感をもたらしてくれる。

 

ダーレン・ラブはその後、大ヒットした映画「リーサル・ウエポン」シリーズでミセス・マータフを演じている。

第一作目は特に、いつ歌い出すかとハラハラしたものだ。

 

マータフ刑事(ダニー・グローバー)と。

 

 

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