このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今夜はグループホームぽらん千厩の全体ミーティングでした。
管理者との打ち合わせを終えて建物から出ると、玉のような月がぽつんと浮かんでいます。
あまりにも空が明るいため雲の輪郭がくっきりとして作り物のようで、まるで西部劇で見かける「アメリカの夜」(カメラにフィルターを掛けて夜のシーンを昼間に撮る手法。擬似夜景。)だな、と思いました。
水清みやどれる秋の月さへや千代まで君とすまむとすらむ 源順
(みずきよみ やどれるあきの つきさえや ちよまできみと すまんとすらん)(みなもとのしたごう、三十六歌仙の一人)
意味:水が清らかなので水面に映る秋の月さえも千代までともにあなたとこの池で住もうとしているのでしょうか。
台風や水害で被災された方々にはあまり気持ちの良い歌ではないかもしれません。
僕自身、いまだ海を見るのが嫌だから。
でもいつかまた水面が美しいなと思える日がくればいい、と心より願っています。