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作家、水上勉

2021年09月08日 | 土を喰らう十二ヵ月(2022年公開)

沢田研二主演映画「土を喰らう十二ヵ月」が来秋公開 原案は水上勉エッセイ
中将タカノリ2021.9.8 11:30週刊朝日


J友さんから画像を頂きました。昨日のデイリースポーツだそうです。

9月8日は、作家・水上勉の命日です。

水上勉は、私が中高生の頃はすでに有名な人気作家で、作品の多くが映画化、TVドラマ化されていました。

代表作と言われているような作品の多くは、学校の図書館で借りて読みました。舞台は福井や京都、そこで生きる薄幸の女性が主人公の、暗くて哀しい作品のイメージが強いです。映画化でも有名な「飢餓海峡」は社会派の作品で、主役の三国連太郎の狂気にギラついた眼光の鋭さは記憶に焼き付いています。概して作品は暗く貧しく哀しくやるせない。

「五番町夕霧楼」も、昔の映画のイメージが強いですが、数か月前に森本太郎さんの産まれた場所が「五番町」と書かれている一文を目にして、「五番町夕霧楼」がすぐに頭に浮かびました。きっと太郎さんのお生まれは、花街に近かったのだろうと思います。

桜を何よりも愛する私は、岡本、西宮、宝塚と花見に行けば、必ずそこで目にする『櫻守』 やはりこれを読まなければ。この機会に読んで、来年は主人公の縁の地で桜を見たいと思います。

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