自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

「小1の壁」解消へ こどもルームの開所時間繰り上げを=議会報告

2014年07月03日 16時21分34秒 | 子育て・教育政策
 柏市は、全国でも珍しい子供の数が減っていない自治体です。それだけ子育て世代が多く、また子育て政策の充実が求められているということです。そこで、6月議会において、子育て政策に関しいくつか取り上げました。この項では、主に小学校1~3年生の児童を預かる学童保育制度「こどもルーム」の開所時間についての質疑の要旨を掲載します。(こどもルームに関する詳細はこちら
 

――保育園の待機児童については,柏市においてもアクションプランの推進などで改善が図られているところだが、近年、小学校に進学後に子育て支援が薄くなり、子育てと仕事の両立が困難になることを捉えて「小1の壁」と言われ問題となってる。その「小1の壁」の具体的な内容の一つとして挙げられているのがこどもルーム、学童保育の開所時間だ。
 柏市では、保育園利用時には延長保育を利用して朝7時から子供を預けられたものが、小学校入学後のこどもルーム利用では、夏休み期間中など学校休業日においての利用では朝8時からとなっている。この1時間の差は、就労する保護者にとって、また児童の安全を確保する上でも大きい。市では、この問題についてどのように認識しているか。また何か具体の検討事項があるのか、今後の見通しは。


こども部長「こどもルームの開所時間が保育園より1時間遅くなてっいるのは、保育園のほうが比較的、通園の範囲が広いことや小学校の所定の登校時間が概ね8時であることが理由だ。しかし、子ども・子育て新制度の関係で昨年実施したニーズ調査では、夏休みなど長期休業期間において開所時間の繰り上げを求める声をいただいた。また、こどもルームの保護者で組織された市連協もこの件は重要課題に挙げている。これらのことを踏まえ、ことしの夏休み期間に10か所程度のこどもルームで試行的に30分の開所時間繰り上げを行う。そこで(繰り上げを)実施する場合の課題や体制を確認し、試行実施後にアンケート調査を行い、改めてニーズの把握を行うなど、今後の対応を検討したい」

――試行の実施は、一歩前進と捉えるが、「小1の壁」は30分ではなく、1時間の差を問題視している。それを埋めるための施策が大事だ。

こども部長「アンケート調査などを踏まえ、十分にユーザーの意見を聞きながら、改善すべきところは改善したいと思う」

 質疑にあるように「小1の壁」の改善は、子育て・保育政策の全国的な課題です。まだまだ足りない部分もありますが今回、市で開所時間繰り上げの試行を行うことは大きな前進です。一刻も早く、こどもルーム開所時間を7時に繰り上げられるように、今後も取り組んでまいります。

■関連リンク
平成26年度 柏市立こどもルーム(学童保育)入所案内

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