アジア大洋州局長、お払い箱（２）

●アジア大洋州局長、お払い箱、と書いたことがある。その理由は、次の２点だ。
第一に５月下旬、中国四川大地震の救援物資輸送に、自衛隊Ｃ１３０輸送機を四川に飛ばすとの企画が見送られた。
その結果を予見できずに自衛隊機派遣を中国・武大偉外務次官に提案したこと。

第二に、６月の日朝協議で、「拉致問題解決に向けた再調査を行い、よど号犯引き渡しの協力をする」との北朝鮮・宋日昊担当大使の発言に対して、日本側の検証方法の取り決めを約束できなかった。

●発言の検証をしっかりと！
１１日の日朝実務者協議で、北朝鮮側は約束していた拉致被害者の再調査について１２日の協議で見解を示すと表明した。
北指定解除先送り　米政権「検証優先」貫けるか(産経新聞) - goo ニュースというニュースも後押ししている。

斉木昭隆・アジア大洋州局長に言っておきたい。「北朝鮮の発言をしっかり検証せよ！」と。
６月の協議のように宋大使の口車を鵜呑みにしてとんぼ返りするようでは困る。
又、ふわふわした心構えで協議に臨んで、後先考えずに「自衛隊機飛ばしたいが？」と軽はずみな発言をしてしまった失敗を繰り返さないで欲しい。
北朝鮮側の発言を慎重に検証する姿勢で協議に望んでいただきたい。

それができなければ、いよいよお払い箱だ。
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再調査方法、１２日提示 拉致問題で北朝鮮表明(共同通信) - goo ニュース