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黛信彦の時事ブログ

北京五輪 参加しない!に意義 (2)

2008年03月19日 | 国際
「中国警察、19人射殺」 チベット亡命政府発表(朝日新聞) - goo ニュース

温家宝首相は弁解するも、事実が明るみになる中、北京五輪参加予定選手間のボイコットの動きは止まらない。北京五輪は参加しないことに意義がある。各国首脳が北京五輪をボイコットしないのは、少数民族との「人民戦争」のための徴兵の赤紙に、≪より速く、より高く、より遠く≫という武器を持たせて、人民解放軍に出征させることと同じだ。


●14世 VS 温家宝
「制御無理なら引退」 ダライ・ラマ、自制促す(朝日新聞) - goo ニュース
ダライ・ラマ14世の切実なる決意に対して、温家宝首相は「われわれはまだ発展途上国であり、五輪開催準備にあたりあれやこれやの問題は避けられない」などと不安を滲ませる。

各国首脳は、それでも北京に選手を送り出すのか? 
北京からの赤紙に応えるのか?

(以下、各国の情報は、北京五輪 選手間にボイコットの動き-(msn 産経新聞ニュース)、の要旨を抽出しています。)
●台湾
馬英九・次期総裁候補は18日、当選後、北京五輪ボイコットを排除しないとの声明を発表したが、選手の間でもボイコットを検討する動きが出始めている。選手が抱く不安や嫌悪感を止めるのは容易ではないという。

●フランス
AFPによれば、IOCのトーマス・バッハ副会長は、ドイツの週刊紙「ビルト日曜版」に対し、「何人ものスター選手は五輪のことを考えたときに不安を覚えている。中には棄権することを考えている選手もいる」と明かした。

●イギリス・ドイツ
英独ら各国首脳は、北京五輪ボイコットを求める世論を抑えてきた。しかし、選手の間にはすでに不安が広がり始めている。五輪馬術の個人・団体で計4個の金メダルを獲得しているルドガー・ビアバウム(ドイツ)は、「この状況下、中国で競技ができるのかどうか考えてきた」と告白。選手同士で北京五輪のボイコット問題について話し合っていることを明かした。

また、やり投げ女子の欧州記録保持者で、昨夏の世界陸上大阪大会の銀メダリスト、クリスティーナ・オーバークフォル(ドイツ)も、「なぜ(IOCは)中国に五輪を与えたのか、ずっと自問自答している」と吐露。

●イタリア
17日付のレプブリカに掲載された世論調査では、回答者の96・1%が、北京五輪ボイコットを支持。複数の欧州メディアは、明確にボイコットを主張し始めている。

●中国
温首相は記者会見で、「彼ら(騒乱の首謀者)はただ五輪の破壊を扇動しようとしているだけだ」「われわれはまだ発展途上国であり、五輪開催準備にあたりあれやこれやの問題は避けられない」などと反論したが、自信たっぷりの表情や声のトーンの中にも不安がにじんでいた。

●スペイン
スペイン通信は17日、大気汚染の影響を恐れてマラソン出場を回避する見通しの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が自身の決断に他の選手が追随する可能性を示唆した、と報じた。

●日本
世界的に、「食の安全」問題や「大気汚染」に「チベット自治区騒乱」が加わったことで、北京五輪回避の動きが加速することが懸念されている。
日本は、特に食の安全や大気汚染問題については、その直接的被害者である可能性があるにも関わらず、能天気だ。

JOCには全く主張がなく、国会は日銀総裁や歳入法案などで、揉めているだけ。
我ままを言えば、日本人としては、『蜀(四川)の安全』より『食の安全』が大事だ。

●弊ブログは主張する
≪北京五輪は、参加しないことに意義がある≫、と。

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