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黛信彦の時事ブログ

安保理に見る、小沢代表の戯言

2009年04月06日 | 国際
国際世論の制止を無視してテポドン2を発射した北朝鮮に対して、麻生太郎首相が憤り高須幸雄国連大使を通じて安保理協議を求め、国連は日本時間の6日未明に緊急非公式協議を持った。
しかし、日米と中露の考え方に大きな隔たりがあり、新たな安保理決議など夢のまた夢だ。

今更ながら思う。
民主党・小沢一郎代表は、07年10月7日発売の「世界」誌に掲載した論文などで、「海上給油(テロ特措法)は憲法違反だから反対だ。しかし、国連の決議があればISAFに自衛隊を派遣することは憲法違反ではない」との考え方を示した。

この国連中心主義は、極端な場合「日本の領土を、他国が支配する目的のために、自衛隊を派遣する」ことにつながる可能性がある。
例えば、日本が領有権を主張する「ある島」について国際紛争が起こり、国連安保理が「ある島」の領有権を日本以外の「ある国」のものだと決し、「ある島」の紛争解決のために平和維持軍を送ることを決したとしよう。
そのとき、日本の首相が小沢一郎氏だった場合には、国連決議に忠実に従い、「ある島」に自衛隊を派遣して、場合によっては「ある島」で抵抗を続ける日本人を除外する行動に出ることになるのだろう。

小沢代表以外の誰もが知るように、国連とはそういうものだ。

日米「発射は違反」新決議求める、中露は慎重…安保理緊急協議(読売新聞) - goo ニュース

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1 コメント

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ロシアにも劣る日本の政治社会 (安藤伊代)
2009-04-11 22:32:08
政敵を葬るには、ライバルのスキャンダルをマスコミに流して世論操作するのが効果的であり、今回の小沢一郎の政治資金の操作問題は、その典型だ。
では誰が仕掛けたのか?
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