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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録⑪”グローバル矩子”の証明

2008年07月09日 | 浜矩子語録
“妖艶なエコノミスト”浜矩子↑↑は、別名を“グローバル矩子”という。以下、その理由を記す。

同志社大教授としての浜矩子は、「各回完結形式ながら,連続性のあるドラマとして14回の講義を展開したい。折々の謎解きと舞台回しには受講生の皆さんの積極的参加を期待する。主役は皆さん。」と、今学期のシラバスを発表している。
“経済は、極上のミステリーのように展開する”と言う浜矩子は、学生達を謎解きの舞台回しに参加させ、その謎解きの名探偵に仕立て上げるというのであるから、同志社大学生達は、幸せ者だ。14回もの聴講に浴することができる。

ところで浜矩子は、講義概要を末尾のように述べているが、気になるのがグローバルという活字の多さ。
およそ540字の文章に、グローバルという単語を10回(50文字)と多用している。
文字数比率ではなんと8%となる。

一般的に、これだけ同一単語を多用した文章は、非常に読み難く、辟易とするのだが、浜矩子の場合には、全く違うのだ。
例えてみれば、“成り金が小金を見せびらかす”という風ではなく、グローバルという大金が身についていて、自然なのである。
又、文中にあるように「グローバル時代を、歴史的視座を座標軸として読む」という周到さ。
これらのことが、浜矩子の別名をグローバル矩子という由縁だ。

更に、最終節「グローバル時代を読む観点からそれらの意味するところ,背後のカラクリ,今後の成り行き,歴史的位置づけなどをご一緒に見極めて参りましょう!」が目に触れれば、否が応でも向学心が高揚する。

小欄は思う、“最強のエコノミストは、秀でた文学者でもある”と。

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●シラバス・講義概要から、<概要>
明けても暮れてもグローバル。いまや、すっかり枕詞化したグローバルという言い方だが、その本質は結局のところどこにあるのか。何がグローバル時代をグローバル時代たらしめているのか。ここを解明せずして、今日的経営は成り立たない。

一人歩きするキーワードほど,危険なものはない。それは呪文のごとく人々を惑わせ,思考停止状態に追い込む。良いことは全てグローバル化のおかげであるかに思い込む向きがあれば,悪いことを全てグローバル化のせいにする人々がいる。両者対峙する中でグローバル時代の正体が見失われていく。

本講座では,この得体の知れないグローバル時代なるものの実態解明を目指したい。「遠く過去を振り返れば振り返るほど,遠い未来がみえてくる。」かのウィンストン・チャーチルがそう言った。名言である。この精神にのっとり,歴史的視座を座標軸としてグローバル時代を読み,地球経済の21世紀的回り方を受講生の皆さんとともに謎解きしていきたいと考えている。

以上の発想に立って,本講座中の「時代の風を考える」シリーズではその折々の時事的トピック・話題の経済事象を取り上げる。グローバル時代を読む観点からそれらの意味するところ,背後のカラクリ,今後の成り行き,歴史的位置づけなどをご一緒に見極めて参りましょう!
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