中国、７年手形不渡り

国際世論は「北京五輪はジェノサイド五輪」と訴え、せめて各国首脳が開会式に出席しないよう求めた。

しかし、生産基地から巨大市場へと変貌を見せた中国に対しては、米国に自由の女神像を贈ったフランスのサルコジ大統領までが、揉み手しながら８日の開会式に出席してしまった。

その結果は、中国の矛盾の露呈である。
開会式は、巨人の足跡花火はＣＧ・微笑の天使は口パク・５６民族子女は殆ど漢民族など、偽善に満ちた演出だった。
これらは許せるとしても、２００１年に大見得を切って世界に発行した「人権問題と報道の自由」に関する約束手形は不渡りだった。
北京五輪　外国メディア、ＩＯＣへ不満　人権・報道の自由　中国の現状座視(産経新聞) - goo ニュース

さて、中国が北京五輪開会式に各国首脳を拉致しておいて、ロシアのグルジア侵攻を許したとは言わないが、中国から「五輪休戦」を提案されたものの、欧米の仲介による和平原則への署名後も、グルジアの首都トビリシと指呼の距離に強力な軍隊を駐留させ、包囲を解こうとしていない。
考えてみれば、東京オリンピック期間中に水爆実験をした中国の「五輪休戦」提案など、何の効果もあるはずはないのだ。

ロシア・ソチで２０１４年開催予定の冬季五輪、米国議会は超党派で「開催地変更決議」をＩＯＣに提出する動きをしているという。
共産主義国家での五輪開催は、もう二度とごめんだ。
だから、米国議会の動きに期待はするが、全く当てには出来ないだろう。
ソチ冬季五輪の開催撤回を　米議員が決議案作成-(産経ニュース)