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黛信彦の時事ブログ

政権とればISAF参加

2007年10月07日 | 政治・政局
【主張】テロ新法 民主党は対案を示す時だ(産経新聞)
民主党小沢一郎代表は、『政府・与党と似た法案じゃダメだ。細かい数字にこだわるな。自民党の連中だって細かいことは分かりはしない。法案は、分かりやすくシンプルにつくってほしい』と、「法案の嵐」指令を出しているけれども、テロ新法に関しては「反対」の一点張りで対案を出さない。
だが、政権をとればISAFに参加すると言う↓↓のだが、何故自民党テロ新法の対案として今国会に議案提出しないのか?
結局、法案準備が全くなされていないということだ。
そして、↓↓論文でごまかそうとしている。
小沢代表論文「政権とればISAF参加」 国連中心強調(朝日新聞) - goo ニュース
今日(10/8)のTV朝日サンデースペシャルでも議論になり、民主党枝野幸男議員さえ、「??」としか言えなかった。
ISAFは治安維持を目的に警察活動を行う訳だが、日本の現在の警察とは動きが全く異なり、軍隊活動となる。
このようなISAF参加には疑問が多い。
●ISAFは、イラクに自衛隊を派遣して民生活動を行った状況とは全く異なる。治安維持活動=軍事活動であり、今年だけでも死者200人に近いという、まさに戦場である。
●派遣した自衛隊の指揮権が日本にない。現在はNATO軍が指揮権を持つ。
又、現在の指揮官はデン・マクニル大将(米国)だが、この指揮官が『突撃!』の命令を下せば、自衛官は戦闘モードに突入するのである。
●多くの国民は、集団的自衛権の憲法整備がないまま、ISAF参加は、これこそ憲法違反だと思うはずだが、小沢一郎代表は国連決議があれば軍隊を派遣できる(派遣しなければならない)と言う。
●今日(10/8)フジTV「報道2001」で、独立総合研究所青山繁晴氏は、小沢代表は「ISAF」の活動と「不朽の自由作戦」を分けて考えているが、これは妄想で、この二つは重なっていて分けられない。
●小沢代表は、海上給油は憲法違反だから反対している。しかし、国連の決議があればISAFに自衛隊を派遣することは憲法違反ではないとの考え方である。
フジTV黒岩祐治キャスターが「小沢代表は、憲法の原理原則を言うが?」と問うと、前述の青山繁晴氏は「国連はいつもきれいなわけではない」と、高村正彦外相が「原理原則の考え方が我々と違う」と発言している。そのとおりである。
●小池百合子元防衛相が「小沢代表は、湾岸戦争から時計が止まっている」と言ったが、湾岸戦争開戦時に自民党の幹事長だった小沢一郎代表は、このとき自衛隊派遣が叶わなかったことを、ISAFで叶えようとしていると見る人もいる。
●私は、ISAF参加が悪いこととは思わないが、先ずは憲法整備が先の話で、その前に「テロ特措法延長」か又は自民党提案の「テロ新法」に民主党が耳を傾けなければならないときだと考える。
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