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「どうする日本!」

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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録(160) 日本の前には誰もいない!世界が見つめる日本

2012年07月11日 | 浜矩子語録

■同志社大学は7月11日、JR京都駅に直結するホテルグランヴィア京都3F・源氏の間で「同志社大学リエゾンオフィス・知的財産センター開設10周年記念フォーラム」を挙行した。 目的は、~ 産官学連携活動の活性化を通じて「研究力の同志社大学」へ ~、というものである。

その基調講演者として指名されたのが同大大学院ビジネス研究科・浜矩子教授だ。

学長・八田英二の開会挨拶に続いて、柔らかな髪に同志社カラーとも言うべき、紫色のマニキュアを施した妖艶なエコノミスト・浜矩子が、オレンジ色のJKを涼しそうに羽織って演台に立った。 与えられた演題は ~ 日本経済の動向と産官学連携の有用性 ~で、以下その大要であり、抄録は次編に記録する。

●日本経済はファウスト症候群(ファウスト=ゲーテの代表的戯曲)に陥っていて、ここから脱却しなければならない。

●経済成長期、「日本経済は、ストックはないけれどもフローがある」と言っていたが、現在はフローがない代わりに世界一のストック国家であり、日本の前には誰もいない。 世界中が、ストック経済大国日本の行く末を見つめている。 産官学連携もこの思考に沿うべきである。

●今日思い出す言葉は「子供じみた振る舞いと決別せよ」、そして「ミネルバのふくろうは黄昏時に飛び立つ」だ。

■同志社大学といえば1875年、新島襄(ニイジマジョー)によって創立された同志社英学校が前身というが、2013年のNHK・大河ドラマは綾瀬はるか演じる、新島襄の妻・八重を主人公にした「八重の桜」だそうだ。 この決定は2011年6月に発表され、東日本大震災からの復興を目指す被災地へのメッセージとして、八重の出身地福島県(会津若松市)に根付く不屈の精神・破天荒な生き方をドラマ化するのだという。 (画像は、ドラマ制作に協力する同志社大の刊行物表紙)

ところで小欄出身の群馬県の上毛カルタの“へ”で、「平和の使い 新島襄」と詠まれているのが、その新島襄であり、郷土の誇りの一人である。

Wikiによれば、新島襄は上州安中藩の江戸屋敷で生まれ、米国密航から帰国後、現在の安中市に帰郷中にキリスト教(プロテスタント)の布教を行った。 その際洗礼を受けた地元の醸造業・湯浅正次が呼びかけて、1947年「新島学園中学校」が設立され、現在は中高一貫校で系列に短大も持つ。


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