■同志社大学は7月11日、JR京都駅に直結するホテルグランヴィア京都3F・源氏の間で「同志社大学リエゾンオフィス・知的財産センター開設10周年記念フォーラム」を挙行した。 目的は、~ 産官学連携活動の活性化を通じて「研究力の同志社大学」へ ~、というものである。
その基調講演者として指名されたのが同大大学院ビジネス研究科長・浜矩子教授だ。
学長・八田英二の開会挨拶に続いて、柔らかな髪に同志社カラーとも言うべき、紫色のマニキュアを施した妖艶なエコノミスト・浜矩子が、オレンジ色のJKを涼しそうに羽織って演台に立った。 与えられた演題は ~ 日本経済の動向と産官学連携の有用性 ~で、以下その大要であり、抄録は次編に記録する。
●日本経済はファウスト症候群(ファウスト=ゲーテの代表的戯曲)に陥っていて、ここから脱却しなければならない。
●経済成長期、「日本経済は、ストックはないけれどもフローがある」と言っていたが、現在はフローがない代わりに世界一のストック国家であり、日本の前には誰もいない。 世界中が、ストック経済大国日本の行く末を見つめている。 産官学連携もこの思考に沿うべきである。
●今日思い出す言葉は「子供じみた振る舞いと決別せよ」、そして「ミネルバのふくろうは黄昏時に飛び立つ」だ。
■同志社大学といえば1875年、新島襄(ニイジマジョー)によって創立された同志社英学校が前身というが、2013年のNHK・大河ドラマは綾瀬はるか演じる、新島襄の妻・八重を主人公にした「八重の桜」だそうだ。 この決定は2011年6月に発表され、東日本大震災からの復興を目指す被災地へのメッセージとして、八重の出身地福島県(会津若松市)に根付く不屈の精神・破天荒な生き方をドラマ化するのだという。 (画像は、ドラマ制作に協力する同志社大の刊行物表紙)
ところで小欄出身の群馬県の上毛カルタの“へ”で、「平和の使い 新島襄」と詠まれているのが、その新島襄であり、郷土の誇りの一人である。
Wikiによれば、新島襄は上州安中藩の江戸屋敷で生まれ、米国密航から帰国後、現在の安中市に帰郷中にキリスト教(プロテスタント)の布教を行った。 その際洗礼を受けた地元の醸造業・湯浅正次が呼びかけて、1947年「新島学園中学校」が設立され、現在は中高一貫校で系列に短大も持つ。
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