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黛信彦の時事ブログ

胡主席、抜け荷はご法度!

2008年04月24日 | 中国
迫撃砲弾3千発、カラシニコフ銃(↑↑)弾300万発など77トン。“抜け荷”を寸前に阻止したのは国際世論だ。

●銃弾300万発は、100万人の生命を奪う
中国政府は22日、ジンバブエに向けて銃弾・砲弾など77トンを満載した船が、14日にダーバン(南アフリカ)に着いたが、荷下ろし・入港拒否されていることで、「予定通りに引き渡せず、海運会社は中国に送り返すことを検討している」、と述べている。

陸揚げに反発しているのは米英などで、理由は「政治的激動が起きつつある中、武器を供給することで事態をあおるのは不適切だ」と指摘した、米国務省のケーシー副報道官の会見のとおりである。

しかし、ダルフール(スーダン)やミャンマーで見られたように、普段の中国であれば強制的にでも陸揚げする構えだが、ジンバブエが内陸部であることの地理的条件が邪魔をしていることのほかに、北京五輪に対する国際世論がこれを阻止したものである。

中国兵器、荷下ろしできす「漂流」 ジンバブエ向け輸出(朝日新聞) - goo ニュース

●抜け荷はだめよ
中国はスーダン、ミャンマーに続く3匹目、4匹目の “どじょう” をアフリカ諸国に求めている。

ジンバブエ問題については、ブラウン英首相も23日、「大統領選の結果が発表されないという「全く受け入れられない」事態を受け、我々はジンバブエへのあらゆる武器の輸出禁止の提案を推進していく」と述べた。

●中国政府は、自らの言葉と人民をコントロールせよ
ネグロポンテ米国務副長官は23日、上院公聴会で「ダライ・ラマを公の場で非難しても事態の沈静化につながらない」と中国政府に注文を付け、ダライ氏との「実質的な対話」に乗り出すよう促した。またリチャード・ギア氏も同様の証言をしたようだ。

「ダライラマへの非難やめよ」 米国務副長官が中国に注文(共同通信) - goo ニュース

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