シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

インナーチャイルド

2009-06-29 | カラダとこころ
昨日の京都でのとらこ先生の講演会「愛じゃ。人生をかけて人を愛するのじゃ」は200名以上の方がいらっしゃる大きなイベントでした。私も誘導係でお手伝いしましたが、ラッキーなことに日陰で立っていたので肌がぴりぴりすることもなく、雨でもなかったので濡れることもなく、そして色々な人とお知り合いになれてとてもいい機会でした。

途中からは講演も聞けましたが、すごかったですよ。

とらこ先生はご自分の経験をとってもオープンに話されます。どのような人生を歩んできたのか、どんなに苦しかったのか、そしてホメオパシーと出会ってどれだけ自分が変わってきたのか、どれだけ自分を好きになれるようになったのか。

隠すことがないから私たちのハートにすごくストレートに入ってきます。私はそういうところが好き。そして、人生とは楽しいことも、苦しいことも、悲しいことも、嬉しいこともいっぱいあるけれど、それが人生なんだと言われるところも。

私たちは愛と光でできています・・・ていうだけの人よりも私は好き。確かにそうです。私たちは愛と光とでできているはず・・でも、それだけでは苦しいことの解決にはならない。

苦しいのは自分のインナーチャイルド、子供のときの自分が満たされなかったことを繰り返してるから。

昨日でてきた先生の話のひとつ。

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ホテルのロビーで後ろからおっさんが、人が多いわけでもないのに自分からが~んとぶつかってきた。先生はおっさんからぶつかって来たのにかかわらず「あ、すみません」と縮こまって言ってしまった(ちょっと驚き)。でも、怒りが湧いてきた。「私日本人ですからスミマセンと言ってくれたら分かるんですよ。ぶつからないでくださいよ。」と言うたらよかったのに、なんで縮こまって謝ってしまったんだろう。

そう思うと怒りがこみあげてきて、トイレに入ったおっさんに言うたろうと思って待っとったんや。(ここからとらこ先生調)そしたら、そのおっさん全然でてこ~へんのや。でも、ここで「怒ったときは深呼吸」を思い出して、深呼吸したんや。そしたら、私が小さいとき、いつでもかあちゃんは、ば~んってぶってたんや。それを思い出したんや。悪いのはおっさんやないって分かって、もうトイレの前で待つんやめたんや。
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「あの人嫌い・苦手」と思うのも、だいたい小さい時にできなかったこと、禁じたことをしている人だったりする。子供の頃、我儘言いたかったのに言えなかったから、大人になっても我儘言う人を許せなかったり。

夕方くたくたになって家に帰り、さっさと寝ようと思っていたのに、私自身のすごいインナーチャイルドがでてきました。その時に感じた怒りがどんどんでてきました。でもそれは、今ある私のすべての問題が全部解決できるものだったのです。

なぜあの人が嫌いなのか、なぜ異常なまでに自由に固執するのか、なぜ大人にならないって決めたのか、親にならないって決めたのか、なぜ自分らしく生きることが怖いのか、なぜ自分を表現することが怖いのか・・・すべてこれが原因だったと分かりました。

だから、昨日は自分の人生の中でも忘れられない日になりました。

富士山行ってセラピストとしてこれからやっていくことを決め、その決意の元来月アメリカに行きます。どうもその準備として自分自身のクリアランス、必要でないことをどんどん出していくこと・・が急ピッチで進みだしたようです。