シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

ジャック ブレル

2008-11-16 | 外国語・文化
最近、フランス語づいています。フランス関係のイベントをネットで見つけ始めたのをきっかけに。今日はフランス語学校、アリアンスフランセーズのジャック・ブレル 没後 30 年記念講演会、『芸術家として,人間として』に行ってきました。
http://www.calosa.com/centrealliance/pgmculturel_jp.htm

現在アリアンスには通ってないけれど(ぐうたらやから無理)、「なんかイベントないかなあ」とネットで調べていたら見つけたのです。フランス人の先生が話し、通訳もつくと書いてあったので、シャンソン好きの母に話をもちかけたら「ジャックブレルは大好きだから是非いきたい」と珍しく熱心に言うので、「どうしよっかなあ」と思ってた私もつられて行ってきました。

実は、10分の1くらいしか通訳されていない状態だったので(通訳兼PC&ステレオ係の人がPCの調子が悪くてほとんどそれに追われていて通訳してなかった)、フランス語の分からない母には「ちょっと悪かったな」と思ってましたが、途中で舟をこいでいた私と違って、フランス語分からないのにちゃんと熱心にメモしてました。

母の影響でピアフやバルバラ、アズナブール、イヴモンタンなど、なんとなくシャンソンは聞いていても「ジャックブレルって枯葉の作詞家やったっけ?」とぼけた誤解をするええかげんな私。枯葉の作詞はジャックプレヴェールです。

講演会は、ブレルの歌手としての映像や映画、ミュージカルなどを見せてくれました。講演会を聞いていた、おそらくアリアンスの先生のフランス人マダム、50代後半か60代かな、彼女は「生ブレル」を聞きに行った事があるといってました。一同「へえええ」とびっくり。オリンピア劇場だったのかしらん。オリンピア劇場かあ、行って見たいなあ。前を通ったことはあるけど。

大ヒット曲「アムステルダム」を歌う昔の映像は、なんだかエネルギーの固まりみたいでした。全身のエネルギーを爆発させているよう。フランス人の毛穴から感情を出す感覚を思い出したりしてました。

この曲はデヴィッドボウイも英語で歌っていて、私はそっちの方が好きだったなあ。

ブレルはこれだけステージを踏んでも、すごい上がり症だったらしく、早くステージを下りたいといつも思っていたようで、全ての曲が終わると劇場をすっとんで、いくらアンコールを求められても決してしなかった・・その頃はすでに近くのバーでお酒を飲んでいたそう。

そして、大成功後、晩年はマルキーズ諸島で暮らすのですが、ここはゴーギャンの住んでいたところ。酒と女と遊ぶことが大好きな似ている二人は、楽しく二人でもりあがっていたそうです。今でもマルキーズに二人のお墓があって、フランス人観光客がよく訪れているみたい。ここの島の映像は本当にきれいでした。

私は南太平洋の島に行ったことがありません。
南半球で行ったことがあるのは、オーストラリアとペルーのみ。ニューカレドニアとかタヒチに行った人は絶賛するからなあ。マルキーズ島もいつか行って見たいなあ。

ポルトガルにファド聞きにいきたいし、ブラジルにボサノバ聞きに行きたいし、キューバでサルサ踊りたいし・・と講演会中、空想にふけってしまった。

音楽も世界の色んなところに連れて行ってくれるからいいねえ。