シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

冷え~

2008-11-07 | カラダとこころ
今日は久しぶりの歯医者さんで、久しぶりの歯医者ネタ。

いつも面白い発見がある歯医者さんのセッション(診療という言葉よりはこちらの方が適当)。歯の治療と共に調子の悪いところを言って、それがどこから来ているのかをOリングでチェックして探してくれます。そしてその不調場所に繋がる歯を「擦る」というか刺激を与えます。そのときに「どうですか?」と聞かれます。

例えば「首がはる」といった症状があって、歯医者さんが繋がる歯を刺激し、その後どうなったかを答えるのですが、これって本当に微妙な意識。体をじっくり感じて、「あ、左に移りました」とか「頭蓋骨のココにきました」とか言っていますが、敏感な私でもこんな事が本当に感じれて言えるようになったのはつい最近。何年か前ならそんな微妙な感覚分からなかっただろうと思うほどです。

しかし、ある発見をしました。

この歯医者さんに居るときは、私の直感はすごく冴えている。

つまり、体の微妙な変化をキャッチするため、身体意識を研ぎ澄ましているから、直観力も冴えているのです。例えば今日も最初は「不調・・特にないですけど、あ~ちょっと首が張って、肩も張ってるかな」とか言った瞬間、「あ、昨日から目が腫れているんですが、ずっとばい菌入ったのかと思っていましたが、これ首からきていると思います」と断言してました。

チェックの結果、案の定、胃と目と首の張りは繋がっていました。やっぱりね。調整してもらったお陰で目の方は腫れがだいぶひきました。首の調整をしてたら、右膝と右足首がビ~ンってくるし、膝の調節をしたら首がビ~ンってくるし・・経絡図が書けそうでした♪ 昔の中国人はこうやって経絡図を書いたのかしらと悠久の歴史に思いを馳せたり・・。

調整してもらった後、今の一番の課題は「冷え」だと判明。
これでも数年前に比べたら100万倍冷え性が改善されたのですが、ここ最近季節が変わり足先も冷たくなってきました。

足湯を日に3回20分くらいずつした方がいいと勧められました。足元暖房もあまりよくないな~と毎年思いながら使っている私ですが、先生がいつも使っている(浸かっている)足湯マシーンなるものも見せてもらって「うわああ欲しい」と思いましたが3万円と聞いてこらえるこらえる・・世界恐慌でお財布の紐はしっかり締めなければなりません。

長くやればいいというものでもないらしく、「温かさ」と「冷たさ」の両方足が分かっておくことも大事だそうです。

洗面器では浅いから、100円ショップでバケツを買って冬はこれで乗り切るぞ。そう遠くない未来に「足の先が冷えるなんてどんな感覚だったけ?」なんていえる日を夢見て。今日から温かい血液が体を駆け巡るのだ。

オバマ大統領

2008-11-07 | おもうこと
昨日は本当に興奮しました。選挙の結果が気になるって何年ぶりだろう。

オバマさんの政治手腕はこれからですが、彼の様なバックグラウンドを持った人が大統領になる時代が来たのだと思うと、これから世界はどんどん不必要な価値観を捨てていく時代になるだろうなと思います。それには痛みがでてくることもあるでしょうが。

しかし、白人と黒人の親の間にできた子供なのに「黒人」と呼ぶことだってよく考えたらおかしな話だなあと思います。白人以外の血が入ったらcoloredとされていた概念は変わってないのです。

私の5年間のアメリカ生活で体験した大きなことのひとつが人種についてだったと思います。日本に居たら絶対に知らなかった感覚を知ったと思うし、自分自身がとても「色」「人種」についてセンシィテイブになっていました。

私は当時、外国語教育の修士号を取り、どうしてもアメリカで日本語を教えたかったので100通以上の履歴書を教育機関に送りました。その時代、不況のど真ん中でほとんどは何の返事もありませんでしたが、たまに「あなたの履歴書ファイルしておくから、この用紙にも記入して送ってください」と小中学校、高校、大学、その他の公的教育機関から送られてくることがありました。

その用紙には「任意」で人種をチェックするところがあります。白人系、アフリカ系、アジア系、などなど。勿論これは任意です。これを見て取る側がボツにすれば人種差別で法律違反です。用紙には「人種によって選ぶことはないし、それをすれば法律違反だ。この結果はリサーチの為にしか使わない」とひつこくひつこく書いてあるのです。

たった一つの例ですがこれに慣れていた私には、その後移り住んだシンガポールで就職用の同じような用紙に「人種を次の中から選べ」と必須条件にしているのに「オウ、文化がちが~う」と最初戸惑いました。

当時シンガポールは近隣アジア人が大量に入るのを防ぐ為、人種によってコントロールしていました。例えば「xx人はお手伝いさんかxxの仕事しかできない」なんて法律があるくらいで、これを聞いてまたまたびっくり。

アメリカの法律は、つまり建前は「人種差別は許さない」となっていました。勿論人の心までコントロールすることはできない・・ということは、たくさん見て体験してきましたが。

しかし、その時思ったのが、「今は一応はこんな法律があるけれど、たった30年前はwhite, coloredと水飲む場所も分けられていたところもあったんだ」ということでした。

そういうこと、流れを色々考えると、「これからお先真っ暗な時代」みたいに言う人も居るけれど、でも確実に要らない価値観を捨てる方向に向かっているって思います。人種のことだけでなく、色んな意味で。