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シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

パスタ料理

2009-05-31 | 食文化
久しぶりに眠れぬ夜。

なんだか体があつくって・・。

肉を食べたときは熱くて寝れなくなるんだけど、今日のお呼ばれでは鶏肉を少し食べたくらいで肉そんなに食べてないんだけどなあ。ワインも美味しいワインがワイン会か?っていうくらい出てきたにも関わらず、調子にのって大量に飲んだわけでもなく(えらいぞ私)軽いほろ酔いで帰ってきたのに。不思議だなあ。

今晩のパスタ料理はプッタネスカだけにしました。(あ、昨日のブログの続きです)たくさんお料理が出されたし、ウニが手に入らなかったから「うにのクリームソースパスタ」はしませんでした。

プッタネスカは娼婦という意味らしく、娼婦が客引きに利用していたほど美味しいというのが由来みたいだけど簡単です。にんにくと唐辛子をオリーブオイルに香り移して、トマトソースにアンチョビ、ケイパー、オリーブを入れるだけ。別になかったらあるものだけでもOK.ハーブ類は結構いれてもOK.

私はパスタ料理を作るのが大好き。茹でたパスタは時間との戦い。アルデンテの歯ごたえ(同じ意味ですね)を失わずソースをからめ、塩コショウチーズで味付け。自分の思う味、ラインが合って、そこにピタッと合わせる瞬間。あれは真剣勝負で楽しいのです。

前は肉料理もよく作っていたから、ソースを作る瞬間も好きだった。油を捨てた肉汁とワインや酢やフルーツなんかを足していく。これも「ここ」ていうラインがあってそこにぴしゃっと決まったら気持ちがいい。

でもこのラインがどこかは、美味しいものを食べていないと絶対に分からないと思う。

しかし、最近の私の興味はやっぱり野菜なので有名度合よりも野菜の美味しい店が一番好き。そういえば、「やさいのへんたい」って言われているシェフのイタリアンの店がどっかにあった。あそこは行ってみたい。

カレーとバナナ

2009-02-22 | 食文化
また阪急ガーデンズネタ。

昨日、友達に連れて行ってもらったのが、ガーデンズ内のカレーうどんの古奈屋。
http://www.konaya.ne.jp/

私は全く知らなかったんだけど、東京では有名なんですって。行列ができる店らしいけどこのガーデンズでは、どのレストランも行列ができているからなあ。

このお店はトッピングにバナナの天ぷらをつけるのが特色らしいので、チャレンジしてきました。写真はそのバナナの天ぷらを入れたカレーうどん。

感想は・・
う~ん不思議な感覚。

バナナの天ぷらは懐かしい感じがして美味しかった。カレーうどんもカレーがまろやかで美味しかった。でも今度はカレーうどんだけにするかな。ま、一度試してみないと分からないからね。

カレーとバナナで思い出した。シンガポールのインド人街の名物フィッシュヘッドカレーは、バナナの葉っぱの上にカレーとご飯が乗っている。それを右手で混ぜて食べるのでした。

知り合いのインド人の結婚式に行ったときも、その時は公団の下の野外の公共スペースで行われたんだけど、まずはバナナの葉っぱがみんなに配られて、それからご飯が配られて、カレーが配られて、右手で混ぜて食べました。一応、外国人の私たちのためにフォークも用意してくれていたけど、やっぱりここは手でたべなくっちゃ・・とトライしたら指と爪の間の黄色はしばらくとれませんでした。ターメリックね。

目の前にむちゃくちゃ上手に指でカレーを食べる日本人が居てびっくりしたけど、彼は海外青年協力隊でマレーシアに住んでいたことのある人と聞いて、納得。現地人並みでした。

友達のご近所のインド人宅に行ったとき、離乳食にカレーを赤ちゃんにあげているのを見て、びっくり。「インド人もびっくり」でなく、「日本人がびっくり」よ。

でも、イタリア人は離乳食にオリーブオイルを入れるし、フランス人はバターを入れるしなあ。インド人はこんな小さい頃からスパイスを取るから体が慣れていくのね。

カレーネタはびっくりが多いのです。


すこ~ん

2009-02-01 | 食文化
スコーン作りにすこ~んとはまってしまいました・・とオヤジでも言わないギャグを飛ばしながら、昨日も今日も作ってます。

昨日は半分はチョコとナッツ、半分はプルーンやクランベリーなどドライフルーツを入れたもの。今日は前のパーティーで残っていたチーズの存在を思い出し、チーズスコーン。

そこで思い出した。私がスコーンに興味を持ったのは、このチーズスコーンからであった。この間テレビで秋吉敏子さんが世界中から来るお友達や演奏者をNYの我が家でもてなすときのレシピを紹介していたのです。

「本当はね、ピアノの人間は指を怪我してはいけないからナイフも握らない方がいいんだけれど、あ~たくしはお料理が大好きなの・・」と紹介していたのは、どれも美味しそうかつ美しいお料理で思わずメモしたのでした。さすがアーチスト、センスがちがう。

その紹介されたものの中にアペリティフ用にチーズスコーンがあって、「あ~これはワインに絶対合うし、GOOD IDEA!」と次のパーティーで作る為ネットで超簡単バージョンのレシピをゲットしました。何回作っても皆に好評なのですこ~んとはまってしまったわけでした。http://cookpad.com/recipe/370206 (これが一番簡単)

さて、今日はChiken Soup for the Soulを原書で読む会。私はボケていて、昨日の「歌の会」と今日の読み会が1月と2月をまたいで続いていたのを知らず連日開催してしまったのでありました。二つとも来たい人も二日続けては来にくいわなあ・・すんません。

そして、昨日はそのチョコ&フルーツスコーンと焼きりんごを出したので、今日はチーズスコーンを出しました・・て毎回手作りのものを出している訳ではないのですが、最近は家にあるものでおやつをちょこっと作って出すのが楽しいのです。あ、英会話のレッスン再開して人が家に来る頻度が高くなったからだな。

今日は風邪ひきのキャンセルやらで参加者も少なかったのですが、ちょうどできたてのアツアツスコーンを皆でハッピーに食べました。しかし、私はこのチーズスコーンを食べた瞬間、どうしてもワインが飲みたくなって「ワイン飲んでいい?みんなのまへん?」と昨日開けてちょっと飲んで置いてあった白ワインのボトルを冷蔵庫から出してきました。どんな先生やねん。

このほのかなチーズ味とキリット冷えた南仏の白ワインがまたいけて・・みんなが一生懸命読んで訳している間、気づいたら何度も自分のグラスについでいた私。う~んこのペースでいくと酔っ払ってしまうな。私酔っぱらうと英語モードに入ってしまうのです。英語しか話さなくなり今までに何度「たちの悪いよっぱらい」と言われてきたことか・・。その旨みんなに話すと「いいやん、英語のクラスやもん」て言われたから安心してまたワインを継ぎ足し・・しかし、さすがにお昼やし、その後の用事を考えたので、ある程度でストップした賢かった私であった。。でも楽しい人たちとワインを飲むのはやっぱり楽しいのであった。

皆も勉強の合間にちょこちょこ飲んでいて、その方が口がなめらかに滑って英語クラスにはお酒ありもいいんちゃう?ということになりました。確かに、学生時代リサーチで読みましたが外国語のクラスってすごく緊張度が高いのです。それをいかに解きほぐすのかが教師の腕の見せ所。

しかし、よく考えたらフランスでは昼間っからカフェでワインやパナシェとか飲んでたよな。濃いコーヒー飲むよりは胃によいと思う。周りのおじちゃんもおばちゃんも昼間っからパスティス飲んでましたよ。いくら食前酒っていってもアルコール40度の酒をカフェで昼間から飲むというのは私にはできませんでしたが。

まあ、そんなことで今日の会は楽しく美味しく終わったのでありました。話が盛り上がって「英語合宿しようよ」という話にまで。どっか田舎に行ってただのお泊りでは勿体ないので、一人一芸英語でするとかね。英語の歌を歌うもよし、スピーチを覚えて披露するもよし、英語でコントするもよし・・う~ん楽しそう。

来月はチキンスープのこの会を「オバマさんのスピーチを味わう会」にしようかなあと思っています。

お弁当

2009-01-30 | 食文化
今日実家行ったらこんなお弁当がでてきた。びっくりして写真撮っちゃいました。

「今日は駅弁風・・」って母は言ってたけど、駅弁にはこんなにたくさんおかずないよね。わが母ながら感心します。だいたい、こんな貝どこで買うの?スーパーでは見ないんですけど・・。

日本のお弁当はすごいです。
アメリカ人の友達が子供を日本の幼稚園なんか入れたら大変。小さい弁当箱にいろんなおかず入れないといけないんだもん・・と言ってたけど、私一応国籍は日本人ですが同感。あんなごちょごちょしたの作れません。

アメリカ人のお弁当、「ピーナツバターを塗っただけの食パンプラス人参スティック」はさすがに寂しいけど、私のお弁当の基本は(あんまり作ることないけど)シンガポール時代の屋台、ホーカーズ。色んな屋台があって、「ワンタン麺」「福建麺」「マレーカレー」など色々あるんだけど、たくさんおかずが食べられるのが所謂「ぶっかけご飯」。

白いご飯プラス10種類くらいあるおかずの中から2~3種類おかずを選ぶもの。麻婆豆腐とか青梗菜炒めとか鶏の甘辛煮とか・・好きなのを選ぶのです。

これが基本なんで私のお弁当もこんな感じ。全然ごちょごちょとしたおかずなし。どばあああ・・と作るのです。

調理師学校の時の和食の実習はやることがいっぱいあって大変だった。品数が多いだけでなく家庭の料理と違って、色をきれいに見せる為、野菜を湯がいたら氷水につけたり・・とか手間ひまかけますからね。そのひと手間が美味しさのランクをアップしていくのだけど。

でも料亭で働いていたときは、当たり前だけどちゃんとオーガナイズされていたから品数多いから大変とかは思わなかったなあ。最近、なぜ得意じゃない日本料理店で働いていたの?って聞かれることがあったのですが、答は簡単。ここは日本だから。フランス行けばフランス料理学べるし、イタリア行けばイタリア料理学べる。そして、外国に行って重宝するのは・・現地の人に喜ばれるのは自分の国の料理だから。

店では私は下っ端だったから皿洗いや片付けなんかの仕事がメインだったけど、この店で一番学んだことは「盛り付け」。

私は西洋料理でいう前菜の「八寸」のパートに居ました。ここは最初の「つきだし(フレンチではアミューズ)」と「八寸(アントレ)」を出していたんだけど、これとプラスしてお昼のお弁当も出していました。このお弁当はそう、今日のお弁当のようにたくさんおかずを盛りつけなければならないのです。

そこで結局大事だったのは「間」

これは日本の伝統文化すべてに通じることだけど、いかに何もないスペースを大事にするかが大事だったのです。この料亭経験のあと、日本の神社やお寺や庭を見るのが大好きになりました。だって日本の建築って何もない空間がいかに素晴らしいか、いかに大事かがわかったから。何もない空間が実はものを言っているのだよね。

今お習字をやっていて、ここでも同じことに出会います。いかに間をあけるか。そのスペースの空け具合がデザイン=お習字を決めるみたいですねえ。

まあ、そんなこと言ったら歌もそうかも。聞こえない、歌っていないところでどれだけ聞かせるか、感じさせるか・・。聞こえてこなくても本当は歌っているってことだもんな。見えるもの、聞こえるものがすべてでないところが、つながっているのかもしれません。う~ん弁当の話からえらい深い話になってしまった。


ヌーヴォ

2008-11-21 | 食文化
昨日宅急便が来ました。

「え?私最近何も注文してないのに・・」とテレビニュースの見すぎの為、怪訝な顔をしながら出たら、宅急便のおじさんが「ボジョレーヌーヴォですかねえ」と渡してくれました。

あ~あ~そうそう、ヌーヴォだった。
ボジョレーではないけど。

今回注文したのは南仏ラングドック地方の新酒(ヌーヴォ)。お気に入りのワイン屋さんから「お勧めですよ~」と葉書が来て注文したのは何ヶ月前だっただろう?だから、すっかり忘れていました。

赤白一本ずつ目の前に置いているだけで、あ~美味しそう♪ この白ワインの色を見ていると、きっと太陽の恵みをいっぱい受けて華やかな香りなんだろうなあと想像してしまう。ワインは幸せを与えてくれるわ・・美味しいから飲み過ぎて身を滅ぼすこともあるけれど・・。しかし、この鼻づまりが治ってから賞味しないと香りがわからないからなあ、嗅覚戻ってからいただきましょう。

このボジョレーヌーヴォ解禁の日、3年前フランスで見たテレビに仰天しました。

日本でのボジョレーヌーヴォのイベントを特集していたのですが、なんと!ボジョレーワインのプールで水着姿の女の子たちがキャーキャー騒いでる・・体はもちろん紫色。ワイン風呂ならぬワインプール。庭で子供が遊ぶビニールのプールとちがいますよ。レジャー施設にあるような大型プールです。

次の日、クラスメートに聞かれました。「昨日ニュース見たんだけど、日本ではボジョレーの日、ほんとにワインのプールに入るの?」

私は見たことも聞いたこともないよ・・と。日本人みんながそんなことしているわけではないよ・・と。きっとごくごく僅かな人たちだけがやっているんだと思うよ・・と答えました。

私達もテレビで「アメリカでは・・」「ロシアでは・・」ってやっているのをよく見ますが、これと一緒ですね。ごくごく僅かな人達がやっていることでも、メディアで放映されるとあたかも多くの人がそんなことやっている様に誤解してしまいがちです。気をつけましょう。

私達は毎年11月第三木曜にワインのプールで遊んでいませんから。