52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

三バカトリオ

2009年12月20日 | 徒然のこと


実家の三バカちゃんです。

左から

  にゃーご
  さくら
  ハッピー

三人姉妹が巣立ったあと
両親のもとにやってきた。

よっぽど「三」という数字が好きらしい、
うちの両親。

ちか八の鯛焼き@恵比寿

2009年12月19日 | 食べ物のこと


恵比寿銀座商店街入り口は、昭和な香り漂う佇まい。
その中に「ちか八」はある。

もともとは手焼き煎餅屋の「ちか八」だけど
わたしの中では鯛焼き屋の「ちか八」である。

ここの鯛焼きは柔らかい生地で昔懐かしい感じ。
そして、今川焼きのお仲間、エビス焼きが名物なのだ。

見てください、このめでたい様子。



エビス焼きを割ってみると、中には白玉が!



このエビス焼きがとっても好きで、ついつい通ってしまうのよ、
恵比寿銀座商店街。




***


この日は、恵比寿アトレの有隣堂に用事があったのだ。
大好きな吉田篤弘氏の本を探しに。

恵比寿の有隣堂は売り場面積が広く置いている本の種類も豊富で
ちょっとマニアックなものを探すのにはもってこい。

師走に入ってそろそろ自分の誕生日が近づいているからか
妙にノスタルジックな気分の今、吉田氏の本や、詩なんかが必要なのだネ。



ぞうさんでお馴染みの詩人まど・みちおさんが、11月16日に100歳になったんだって。
100歳のお誕生日を記念して刊行されたのが、『100歳詩集 逃げの一手』と『のぼりくだりの・・・』。

あらゆる命に感謝し、宇宙に感謝し、「どんなにささやかでも、新発見」を書き続けたいというまどさん。

いつも感動をありがとう。1ヶ月遅いですが、100歳のお誕生日おめでとうございます。


大統領の殺し方

2009年12月18日 | 徒然のこと


ぶっそうなタイトルですが、これ、牛込神楽坂のシアターイワトでやっている
ドラマリーディングのもの。

ドラマリーディングとは芝居の戯曲を読むことだそう。

当日、舞台は数個の椅子と照明だけのシンプルな作りで
舞台上の役者さん達は黒い衣装というシンプルな出で立ち。

台詞の書かれた紙を手にして朗読する(演じる?)。

『大統領の殺し方』はクロアチアのお話。

登場人物は、

   白黒はっきりつけたい超理想主義者の弟
   世の中は白黒だけではすまないと悟った婚約者
   昔は「頭にもやのかかった理想主義者」だった兄
   実はとっても怖~い精神病院マネージャーの義姉


読み終わるたびに、はらりと紙を手から落としたり、床に投げつけたりするので
ドラマリーディングが終わるころ舞台はこんな↓感じに。



黒い床と白い紙のコントラストが、この物語の本質的な対立を浮かび上がらせる。
白だと思っていたことが黒かったり、その反対だったり。または黒の部分が多かったり。



国際演劇協会主催のドラマリーディング「バルカン半島の同時代演劇-紛争地域から生まれた演劇-」

『足跡~TRACKS』
『大統領の殺し方』
『ケバブ』

明日(12/19)までです♪
一見の価値あり!
もし興味あればぜひ!!

わたしを束ねないで

2009年12月15日 | 本のこと
わたしを束ねないでわたしを束ねないで

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最近とっても詩な気分。

力強く主張しつつ、たおやかに言葉を紡ぐようなヤツ。
現実にぴったり寄り添うようなヤツ、そういうのがピッタリくる。


   わたしを束ねないで
   あらせいとうの花のように
   白い葱のように
   束ねないでください
     (「わたしを束ねないで」より)


この詩集、「わたしを束ねないで」と強烈に始まっておいて、次ぎに来るのは
「知らなかった 春がこんなにさみしいなんて」と、とてもナイーブな「十七歳」。

片思いの切ない詩もあったり、

     千度呼べば
     思いが 通じるという
     
     千度呼んで通じなくとも
     やめては しまうまい

     神様が うっかり
     かぞえまちがえて
     あのひとを振りかえらせてくださるのは
     千一度目かも
     知れませんもの
      (「千度呼べば」)


失恋を経て、

     電話が
     チン とも鳴らなくなって
     わたしとあなた
     会わなかった昔よりも
     もっともっともっと 他人!
      (「もっと他人」より)


やがて結婚し、妻となり、子を産み、育て、
  
     はじめての子を持ったとき
     女のくちびるから
     ひとりでに洩れだす歌は
     この世でいちばん優しい歌だ
      (「歌」より)


最後に配偶者ではない相手との恋を歌い上げる。

     ひとつやねのしたにすめないからといって   
     なにをかなしむひつようがありましょう
     ごらんなさいだいりびなのように
     わたくしたちがならんですわったござのうえ
     そこだけあかるくくれなずんで
     たえまなくさくらのはなびらがちりかかる
      (「ふゆのさくら」より)


「ふゆのさくら」や「歌」のように未経験な分野は別として
似たようなことを体験したことがあるものには共感しまくり。

女の一生をなぞるようなこの詩集の編集、
とってもクールでございます♪


自分の感受性ぐらい

2009年12月13日 | 本のこと
永遠の詩 (全8巻)2 茨木のり子


強烈なメッセージ性で今も尚たくさんの読者に支持される茨木のり子。


   自分の感受性くらい
   自分で守れ
   ばかものよ


ガツ~ンと頭を殴られたかのような衝撃。

最終連で作者が自分に向けて書いたものらしいが
読んだ方も脛に傷持つ身。


思わず背筋を伸ばして座り直してしまう。



ちなみに、本書は小学館「永遠の詩」シリーズの2冊目。
全8冊は以下の通り。

1.金子みすゞ
2.茨木のり子
3.山之口貘
4.中原中也
5.石垣りん
6.宮沢賢治
7.萩原朔太郎
8.八木重吉

素晴らしい面々。全部ほしいかも。

写真撮るのって難しい

2009年12月11日 | 徒然のこと


仕事のついでにちょこっと寄った井の頭公園。
11月下旬の様子。



黄昏時だし、紅葉も盛りだったので、実際はとても美しかったのだけど
これでは暗くて何だかわからないね。



高感度で撮影した夕暮れ時のモミジと池。
不自然に光ってしまう☆


でもときにこんな微妙な色合いも出てくる。



ああ、もっとうまく撮れるようになりたいもんだ。

目黒の超穴場ラーメン

2009年12月10日 | 食べ物のこと


先日すし金でこの辺のお店についてうわさ話をしていたときのこと。
近所の蕎麦屋、朝日屋山内さんの話になった。


夫と私: あそこ行ったことないんですよね~。お勧めは?
すし金: チャーシュー麺。
夫と私: えっ?
すし金: 支那そばタイプ。あそこのチャーシュー麺、おいしいよ。
夫と私: えっ?ええっ? 蕎麦屋でチャーシュー麺???


あまりの意外さに、ずっと忘れられなかった!
そして今日ついに蕎麦屋のチャーシュー麺とご対面!



見た目、普通のチャーシュー麺です。
ネギがいい具合に浮かんでます。
ナルトがどこか懐かしい感じ。

スープ、う~ん、これぞ基本。
基本の支那そばじゃないの。

チャーシュー、う~、しみてる。
うまい。かづ屋より好き♪




蕎麦屋でチャーシュー麺だけというのも変なので、一応たぬき蕎麦も注文。
うふ、こちらもおいしいよ。

他にも気になるメニューがあるし、しばらく通っちゃうかも。
いいところ知っちゃった。うふふのふ。

高尾山ハイキング

2009年12月09日 | 散歩・旅のこと


うっそうと茂る高尾山6号路。紅葉もすでに終わり、ほとんど日が差さず、とても寂しい・・・



夏以来の高尾山。今回は美しい清流と種類豊富なカエデの6号路で頂上を目指す。
あわよくば、ちょっと遅れて紅葉している楓さんが見られるかも・・・

というもくろみは、脆くも崩れた・・・

沢沿いに歩くコースは夏には涼しげで良いけれど
この季節では寒さがこたえるではないの(涙)



しか~し!人生悪いことばかりではない!



実はこの6号路、なだらかな割に、冒険好きにはたまらないポイントが満載♪

思わず牛若丸の修行かと思ってしまうぐらい木の根っこが浮き出たでこぼこ道があったり、
滑って大変だったけれど飛び石伝いに憧れのプチ沢登り体験ができちゃったり、
ほとんど崖崩れでも起きたんじゃないかと思えるような狭いポイントがあったり。

夏に来たら、ほんと楽しいよ、ここ!


最後に地獄の急階段を上って頂上にたどり着いたら
富士山が見えたよ♪



帰りはのんびりお団子など食べながら、1号路を下り、あっという間に下山。



翌日おしりが筋肉痛になりました(涙)




なだ万弁当

2009年12月06日 | 食べ物のこと


年内最終日の町田行き。
この日のお勤めが終われば、年明けまでしばらくはロマンスカーともお別れ。
寂しいような、嬉しいような。ってか、超ウレシー♪♪♪



さて、お楽しみのロマンスカーのお伴。
今回は、なだ万のお弁当よっ。

いなり寿司とか海苔巻きとかって、もちっと若いときにも見向きもしなかったけど
最近はどうも心惹かれることが多くなった。

この分量もちょうどいいしね。



***


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松井今朝子の「家、家にあらず」読了♪

またしても、時代物で、ミステリー。

そこに女の生き方とは、母とは、母子とは、家とは、血とは・・・
様々な副題が。

ちらっちらっと事実が明らかになるチラ見手法で
やっぱり最後まで釘付けなのでした~☆

吉原手引草(松井今朝子)

2009年12月04日 | 本のこと
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なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作! (アマゾンより)


やばいです、この本。

時代物で、ミステリー。
ぐいぐい引き込まれます。

インタビュー形式で、葛城について、その人となりが明らかにされていきます。

ただ、最後まで事件の様相も真相も明らかになりません。
事件の中心人物である葛城自身は1度も登場しないし
事件についてみんなに話を聞き回っている人物も
どんな人だか最後まで明かされず。

謎だらけです。

でも、知りたくなっちゃう。

それで一気に読み終えることになってしまう。
そんな本です。