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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

フジ子・ヘミング 運命の力

2009年04月18日 | 本のこと
フジ子・ヘミング 運命の力フジ子・ヘミング 運命の力
Ingrid Fujiko V.Georgii‐Hemming

阪急コミュニケーションズ 2001-06
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8~9年前にNYのカーネギーホールでフジ子・ヘミングのピアノを聴いた。

ステージに現れた彼女の衣装は、長いスカーフやゆったりした上着など
どこの国の人かもしれず、またクラシック・コンサートではみたことがない
少し風変わりな感じでしたが、誇らしげに歩く姿やポソっと話すところや
気持ちよさそうに演奏する姿なんかが印象的なコンサートでした。


ずいぶん前のことなのに、あのときの光景が鮮明によみがえってきたのは
本書に収められたたくさんの写真やイラストのせい。

フジ子・ヘミングの創り出す世界はロマンチックで繊細で誇り高い。
それは彼女の生い立ちやこれまでの人生経験からそうなっているんだけど
彼女のコンサートも、彼女が描く絵も、彼女の書く文章も、統一感ある雰囲気。

すべてがフジ子・ヘミングを体現して、ここまで自分で統一感が持てたらどんなにいいか。

あまり自分を持っていなくて、人に影響されやすいわたしにとっては羨ましい限り。

人間よりも犬や猫が大好きと本書でも言っていたフジ子・ヘミング。
毎年、動物愛護チャリティーコンサートを開催しているらしいので
今年はぜひ行きたいなあ。

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