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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

ブラフマンの埋葬(小川洋子)

2012年01月22日 | 本のこと


ゴロ~ン、ゴロ~ンと

大きくゆっくり響く鐘の音

御茶ノ水ニコライ堂の鐘の音です。


今もまだ日常的に人々の祈りがささげられ

結婚、聖体儀礼、埋葬式などが執り行われている、

そういう場所です。



***


ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)



本のタイトルから、主人公「僕」とブラフマンには

近い未来につらい別れが待っているのだろうことは

容易に想像がつくのですが、どのようにしてその「時」がくるのか

どのようにして「僕」がそれを受け入れるのか、それが知りたかったのです。


ブラフマンの愛らしさに、胸が軽く痛みましたが、二人の交流は淡々としていて

泣かせてやろうみたいないやらしい空気はまったく流れず、したがって、号泣せずに済みました。













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