ゴロ~ン、ゴロ~ンと
大きくゆっくり響く鐘の音
御茶ノ水ニコライ堂の鐘の音です。
今もまだ日常的に人々の祈りがささげられ
結婚、聖体儀礼、埋葬式などが執り行われている、
そういう場所です。
***
本のタイトルから、主人公「僕」とブラフマンには
近い未来につらい別れが待っているのだろうことは
容易に想像がつくのですが、どのようにしてその「時」がくるのか
どのようにして「僕」がそれを受け入れるのか、それが知りたかったのです。
ブラフマンの愛らしさに、胸が軽く痛みましたが、二人の交流は淡々としていて
泣かせてやろうみたいないやらしい空気はまったく流れず、したがって、号泣せずに済みました。
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