goo blog サービス終了のお知らせ 

52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

35歳からの美肌カウンセリング

2009年04月14日 | 本のこと
35歳からの美肌カウンセリング (だいわ文庫)35歳からの美肌カウンセリング (だいわ文庫)
佐伯チズ

大和書房 2006-02-09
売り上げランキング : 227767
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


って、タイトルから年齢が割れてしまうのですが、まあいっか。

20度を超える気温が続き すっかり初夏の陽気となってしまった今日この頃ですが
わたしの頭の中はまだまだ春一色で そんな気分に本書の装丁がマッチした。


佐伯チズさんっていうと「美白」というイメージしかないですが 
本書を通して 彼女の女性としての心構えや生きる姿勢が学べる。

美容のことだけではなく 周囲に対する心配りや 女性としての心構えや姿勢など
ちょっと西洋かぶれな発言が気になるところもあるが おっしゃることはよぉ~くわかる。

思わず弟子入りしたくなるほど格好良い。


いろいろ役立つ情報が多い中 「できてしまったシミ対策」は神の声。
若い頃焼きまくった後遺症が 徐々に徐々にでている今日この頃。

なんとかしなきゃ でもどうしたらよいの ぐるぐるぐるぐる堂々巡り・・・

本書中にはこの疑問にこんな答えが!

 肝心なのは内からも外からも水分補給

具体的には

  1日2リットルの水を飲む
  3段階パック


そんなに難しくなくてよかった♪
今日からがんばるぞ!

センセイの書斎(内澤旬子)

2009年04月13日 | 本のこと
センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場
内澤 旬子

幻戯書房 2006-05
売り上げランキング : 243043
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


イラストレーターの著者が「センセイ」と呼ばれる方々の書斎に押しかけ
細密なイラストでその書斎の全貌を公開。

間取りや本棚のレイアウト、所蔵する本の種類や本以外のコレクションなどなど
細々と手書きで描かれていて「カッパが覗いた」シリーズを彷彿とさせる。

どのイラストにも必ず書斎の持ち主がおそらく普段独りでいるとき
そのままの空気をまとって登場している。なぜかみんなかわいらしい。

センセイ方それぞれ自分の書斎に思い入れがある中で
わたしの「理想の書斎像」に一番近い形だったのが
津野海太郎氏(編集者)の書斎。

広々した空間の壁面全部が本棚になっているんだけど
ちゃんと窓があって採光もバッチリ。

それにデスク以外のところに椅子がいくつか置いてあって
その場で本をめくってゆったり座って読むことができる。

初めてアメリカで本屋さんに行ったときの感動がよみがえるなあ。
生まれて初めて入ったアメリカの本屋さんはBarnes&Noble
重厚な本棚、落ち着いた色のカーペット、あちこちに置かれたベンチや椅子、
併設されたカフェから漂うコーヒーの香り。

それこそ誰かの書斎に足を踏み入れたようなあの感覚。
あれがわたしの「理想の書斎像」の原点なのです。

わたしの未来の書斎でも、あちこちに椅子が置かれているの。
一人掛けは少なくとも2脚。寝っ転がって読書できるように
デ~ンと巨大なソファが1個。

素材は柔らかく手触り良く、色はグリーン系・レッド系・ベージュ系。

お気に入りのキリムをいっぱい敷き詰めて、暖かな雰囲気にまとめたいな。
書斎さえあれば他の部屋なんていらないかも。

久しぶりに見取り図を描いて遊んじゃお。ぶぶぶ。

影武者徳川家康(慶一郎)

2009年04月12日 | 本のこと
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)影武者徳川家康〈中〉 (新潮文庫)影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫)

オーラの泉の予告編で、三輪さんがゲストの哀川翔さんに対して
「男の中の男は繊細」というコメントをしていた。

これって『影武者徳川家康』の「いくさ人」たちにも当てはまる言葉ではないか。

「いくさ人」は繊細でなければならない。

周囲の人の感情に対しても、勝機を見るにも、人生の機微に対しても敏感でなくてはならないから。
敏感であるために繊細さは欠かせない。

「繊細である」というのは、決して「傷つきやすい」と同義ではないと思う。
「繊細である」というのは、「本能的な感覚の鋭さ」や「生きる力の強さ」のことじゃないか。

本書の主人公・世良田二郎三郎、甲斐の六郎、島左近、風魔風斎は
まさしく「繊細」な人たちだった。

花と火の帝(慶一郎)

2009年03月25日 | 本のこと
花と火の帝〈上〉 (講談社文庫)花と火の帝〈下〉 (講談社文庫)

とってもショックなことが・・・

この『花と火の帝』は上下巻がありまして、
つい先ほど下巻を読み終わったばかりです。

話は佳境に入り、主人公の岩介と中国人の刺客の
死闘が始まらんとするまさにその瞬間、ブチッと終わってしまったのです。

著者の遺作でした・・・

が~ん!

岩介は?後水尾上皇は?八瀬童子は?真人は?秀忠は?

どうなっちゃうの~???

多くの謎を残したまま、著者は亡くなってしまわれたのでした。。。

浦田憲治氏の解説には、慶一郎氏が最後まで本書の執筆を諦めなかった様子や
執筆を断念せざるを得なかったときにどんなに無念に思っていたかなどが書かれていました。

『吉原御免状』『かくれさと苦界行』もシリーズとしては未完だとつい最近知ったばかりなのに
まさかこんなにもモロに途中で終わってしまった作品があったなんて想像だにせず。

ああぁ~、返す返すも残念です・・・

かくれさと苦行界(慶一郎)

2009年03月24日 | 本のこと
かくれさと苦界行 (新潮文庫)かくれさと苦界行 (新潮文庫)
隆 慶一郎

新潮社 1990-09
売り上げランキング : 38063
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『吉原御免状』の続編。その後の松永誠一郎と吉原が舞台です。

前作で宿敵裏柳生の義仙と戦って勝利した松永誠一郎は
おしゃぶと結婚して今や吉原の惣名主。

表向きは平穏な吉原ですが、一度は破れた裏柳生義仙が再び立ち上がり
吉原との全面対決へ移っていくのです。

それにしてもしつこい裏柳生義仙ですが、さすが稀代の剣士です。
同じく稀代のそれも自分を上回る人間の器を持った誠一郎と戦い再び破れることで
これまでには達し得なかった心の域に踏み込み、人間の心を取り戻したのでした。

この場面を読んだときは正直目頭が熱くなりました。
慶一郎の人間に対する強い信頼の気持ちにうれしくなった。

ところで、本書では、裏柳生との死闘の裏で
松永誠一郎の青春期から壮年期への精神的移行がテーマとしてあるようです。
男の人でないとわからない感じの哀愁感であまりくみ取れなかった。
すみません。

著者はさらに続編でその後の吉原、松永誠一郎とおしゃぶ、
二人の間にできた娘についても書く予定だったらしいです。

残念ながら、続編が出ることはありませんでした。
本当に残念です。

吉原御免状(慶一郎)

2009年03月17日 | 本のこと
吉原御免状 (新潮文庫)吉原御免状 (新潮文庫)
隆 慶一郎

新潮社 1989-09
売り上げランキング : 95486
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


3年ぐらい前(かな?)に劇団新幹線による舞台「吉原御免状」を観ました。
主役の松永誠一郎役に堤真一、裏柳生のくノ一勝山役に松雪泰子で
特に松雪さんの演技には「え~っ!そこまでやっちゃうの~ドキドキ☆」
ってな感じで衝撃を受けたものです。

で、なんとそのとき観た「吉原御免状」の著者が、あの『一夢庵風流記』
慶一郎氏だと最近知ってこれは原作を読まねばっ!ということになりました。

舞台の詳細は忘れてしまっていたのですが、原作に忠実だったようです。

物語は宮本武蔵に育てられた松永誠一郎が江戸吉原にたどり着いたところから始まります。
君徳川家康から吉原に与えられた「御免状」を狙い、裏柳生が執拗な攻撃をしかけてくる中、
「吉原の成り立ちに関わる徳川家の秘密」が明らかになっていく。

また、松永誠一郎の生い立ちと、宮本武蔵がなぜ誠一郎を吉原に寄越したのかも
徐々に明らかに。

本書は単なる歴史物・時代物の枠を超えています。これまでの日本史においては
あまり光が当てられたことがないような中世史とか、例えば差別のような
日本の陰の部分に焦点が当てられ、想像の翼が広げられています。

それも決してジトジトしていない、むしろ自由でおおらかな目で描かれています。
そんな自由が徳川幕府によって不当に奪われたってこと、
将軍と天皇との決定的な違いとは何かということも吉原を通して描かれている。

本書『吉原御免状』はこれだけでは終わらず、続編の『かくれさと苦界行』、
また本書でちらっと出てくる徳川家康に関する秘密を描いた『影武者徳川家康』、
後水尾天皇を描いた『花と火と帝』へと続いていくらしいのです。

続編も読んでいるので読了後またアップします。

武士道(新渡戸稲造)

2009年03月12日 | 本のこと
武士道 (PHP文庫)武士道 (PHP文庫)
岬 龍一郎

PHP研究所 2005-08-02
売り上げランキング : 1001
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


翻訳バージョンを読んだ。元は英語で書かれているので、英語も読むべきだなぁ。

この本を読み始めてすぐのころ、テレビで櫻井よしこさんがこの本を片手に
今こそ日本人は武士道精神を取り戻すべきだというようなことをおっしゃっていた。

確かに本書を読めば、義だの仁だの魅力的な言葉がいっぱい。
清廉で高潔な日本人像がイメージできるが、今のような資本主義社会で
果たして武士道は取り戻せるのか、残念ながら疑問視せざるを得ない。


ただ、これだけは言っておかないと!
本書の中身はすばらしいです。

日本人の特異性や優位性を示すために書かれた自己満足の世界ではなく
日本人の持つ感性や哲学は世界的に見てもあちこちで同類の例が見られるなど
特に西洋社会における例や言葉を紹介していて異文化の方々の日本への理解を
深めるために書かれたという目的が明白なのがすばらしい。

一読の価値大ありの本です。


春琴抄(谷崎潤一郎)

2009年03月07日 | 本のこと
春琴抄 (新潮文庫)春琴抄 (新潮文庫)
谷崎 潤一郎

新潮社 1951-01
売り上げランキング : 9670
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


先日仕事仲間と打ち上げと称して横浜で飲んだくれたとき
好きな作家の話になった。

「谷崎潤一郎が好き!」

と言ったら、かなり引かれてしまった。なんで・・・?

訝しげな皆さまの理解を得るため、いろいろ説明してみたものの、
けっきょく結論は「リズム」が合うのだということに落ち着いた。

あのリズムはどうやって作り出されるのだろうか。
こんなにリズムが合うってことは、もしもわたしと谷崎潤一郎が
どこかで出会っていたとしたら、けっこういい感じになっていた?

妄想はふくらみ続け、同時に久しぶりに句読点の異常に少ない作品を読みたくなった。
本書『春琴抄』は他の谷崎作品と比べてもほんとうに句読点がない。

っていうか、文の切れ目に入っていないだけなんだけどね。
現代の作品であれば「。」が必ず入るべきところに入っていないので
慣れないと読みながらときどき変な日本語になってしまうので注意。

本書の登場人物は春琴と佐助。この二人はもともと主従関係にあったのを
盲目の春琴を助けて佐助が奉公しているうちに芸の方面で師弟関係になり
正式な結婚はしていないが実質的な夫婦関係にもあった。

二人の死後にそんな二人の関係を改めて掘り起こすような物語展開です。

誰が言っていたか忘れてしまったけれど、日本の近代文学は、
西洋の小説形式を取り入れたところから面白みを失ったらしいけれど
谷崎潤一郎はこの『春琴抄』で物語の伝統的様式をとったそうな。

心理描写の少ない展開に賛否両論分かれるらしいけど
十分忖度できると個人的には思っていて十分満足です。


ところで、新潮文庫の谷崎潤一郎シリーズの装丁を手がけた加山又造の大回顧展
国立新美術館でついこの間までやっていたそうです。

赤地に金の梅のこの装丁が大好きなので、ぜひ行ってみたかったなあ。
見逃しちゃったのが、すっごく残念(涙)

オープンハウス(辻仁成)

2009年03月06日 | 本のこと
オープンハウス (集英社文庫)オープンハウス (集英社文庫)
辻 仁成

集英社 1998-03
売り上げランキング : 635214
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


最近、夜眠れなくて・・・って精神的なものではないのですが。

2月の半ば頃からあまり働いていないから、体も疲れないし朝起きるのも遅いから
お布団に入って2秒で即死ってな感じで寝付くことがなくなった。

お布団の中でごろごろ、もんもんしているうちに、えいやって起き出して
クローゼットの奥の奥のほうに仕舞い込んでいた本をさぐりだしたら
けっこう忘れているもので、今回は辻仁成の文庫本を発見。

「冷静と情熱のあいだ」がけっこう気に入って、それから辻さんにしばらくはまったんだっけ。

それにしても、こちらの「オープンハウス」、読み始めてもどんなお話だったか
まったくよみがえってこない。

クローゼットの奥で埃をかぶっていたぐらいなので新鮮味を感じるわけもなく
ちょっと違和感を感じながらページをくくる。

以下、本書の簡単なまとめ。

『オープンハウス』『グッバイ ジェントルランド』『バチーダ ジフェレンチ』
の短編3部構成で、最初のふたつは続き物。

最初の2作の主人公トモノリは、20代でカード破産しエンリケという犬と共に
売れないモデル・ミツワの家に居候している。

エンリケは鳴き声を出すと電流が流れるという首輪をつけられていて
もはやワンワン吠えることもなく、吠えるという犬の特性を奪われたエンリケは
犬らしい忠実さも失ってしまった感じ。

トモノリはトモノリでカード破産して以来、何かが壊れてしまったようで、
これまで通り会社に勤めて社会と関わって生きていくということができない。
ミツワに拾われたのをいいことに、ミツワ家に居候し、自発的に家事一切と
エンリケの世話をしているが、居候という立場上とても弱く、
男らしさというものを失ってしまったよう。

トモノリとエンリケは共に「らしさ」を失うというもの悲しい共通点を持つが、
2作目の最後でエンリケはちょっと「犬らしさ」を取り戻すきっかけをつかむ。
そのきっかけというのは、トモノリが「男らしさ(人間らしさかな?)」を
失う元となったものというのが、またちょっと寂しい。

エンリケが「らしさ」を取り戻すのを遠目に見ているトモノリに
いつかこのような日は来るのだろうか。


3作目は結婚三年目にして離婚したユイコが主人公。離婚してからというもの
影の薄い元夫ユキタケのことばかり思い出しては、あれこれ思い悩むユイコ。
そのせいか結婚していたときは治まっていた持病のじんましんが、
まるで花が開くように体のあちこちに出て、ユイコを悩ませる。

体の痒みと心の疼きの連動が物語全体のリズムを作り出している感じ。

最後はユキタケのウジウジを完全に振り切り前進するユイコ。
がんばれっ!と夜中に声援を送りたくなった。

黒絹睫毛(宇佐美游)

2009年02月28日 | 本のこと
黒絹睫毛黒絹睫毛
宇佐美 游

講談社 2002-04
売り上げランキング : 496178
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


近所の古本屋さんで見つけた本書。
大正モダン風の表紙に惹かれたのですが
タイトルの意味はまったくわからず。

内容についてもまったく先入観がないまま読み始めてびっくり。

主人公・雪乃は15歳の女の子。
容姿に自信あり!

高校に入学したことで新しい自分、
人気者の人生を始められると思っていたら
同じクラスにとんでもない美女・秋谷絹子が!

一気に人気者の座を奪われた雪乃だが
憎らしいはずの絹子に対する感情は複雑。

絹子の睫毛の美しいこと、制服の着こなしが清楚にみえること、
靴や鞄などの持ち物や笑い方など、徐々に徐々に絹子の真似をする雪乃。

絹子になりたい雪乃。

この感情は、恋?

病的なまでに思い詰め、自殺まで図ってしまう雪乃の気持ち、
思春期だったらあり得るかも。

相手の気持ちを思いやることなく、自分の気持ちを優先させた、
あくまでも、自己中心的な傲慢な顛末。

小さくも大きくも他人を傷つけ、その返す刀で自分をも傷つけ
それこそ後で振り返って顔から火の出る思いを繰り返し
人間は成長していくものだと思うけど、命だけはね、
命だけは大切にしようよ。