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戦争が招いた悲劇は繰り返すな!

2008年08月28日 11時25分50秒 | インポート

今日の報道各社のトップニュースにアフガン日本人拉致事件で犠牲になった伊藤和也さんの訃報に対しお悔やみ申し上げます。戦時下のアフガニスタンでは日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が医療、農業、水路工事など荒れ果てた大地で苦しんでいる人々に対し献身的な救援活動を取り組んでいるなかで、武装組織に拉致され殺害されたことに心から怒りを覚えます。アフガニスタンでは2001年の「同時デロ」後、アメリカなどがテロへの「報復」として戦争を開始し、多数の民間人を巻き込む泥沼の戦争が続いています。 今回の事件を通じて、今年63日に文化会館で行われた「命の水を確保せよ」(アフガニスタンの現場から)と題する中村哲医師の講演会を思い出しました。医療支援活動からスタートしたが、「どうしたら命を守られるのか?まず荒れた大地に緑と安全な水を確保しよう」と土木事業に取組み、「それまで飢餓などで乳幼児の死亡率が高かった地域で、食料が確保され、井戸水も確保され、死亡率がなくなった」との話でした。過去、日本が引き起こした侵略戦争(太平洋戦争)で日本国民約300万人、アジア諸国民約1.000万人の尊い命が奪われました。戦争は、罪のない人々を殺害し、復讐心を「かき立て」るだけで、テロをなくすことが出来ないのは、アフガニスタンだけでなくイラクの状況などを見ても承知の通りです。戦争と言う軍事力によってテロ対策の解決は通用しません。もう2度とこうした悲劇を繰り返さないために、国連を中心に対話を基本にした政治的・外交的解決が強く求められています。