昨日は30年分の怨念と鬱屈と偏見に満ちた文章を書いてしまった。少々後悔している。が、深く考えないことにする。
このエントリでは、大阪公演の現場の状況や、細かい感想をメモ的に記録していこうと思う。あとから見返したときに、その場の雰囲気を思い出せるように。
・当日は素晴らしい天気だった。日中はとても暖かく、日が落ちる前の時間に会場前でのんびりとひなたぼっこをしているのはとても気持ちがよかった。
・公式グッズは、開場一時間ほど前に会場横のテントで売り出された。自分はTシャツ三種類と、ツアープログラムとキーチェーンを買った。かなりの散財。一番人気はトートバッグだったらしく、唯一、開場前に売り切れになっていた。
・ちなみに違法グッズ屋は、帰りに大阪城公園駅そばに二つ屋台が出ていたのを見た。しょぼいね。ストーンズの時とは比べ物にならん。なにも買わず。
・予定通り午後6時に開場。すんなり入場できた。まず自分の席を確認に行く。アリーナ38列54番。ウドーの先行予約で買ってもこんなもんだ。ステージからちょっと遠い感じはするけど、ストーンズのときに比べれば上等。少なくとも、ステージでメンバーがなにをやっているか、肉眼できちんと見える距離だったから。
・入場した直後はアリーナに人が少なかったので、ステージのまん前までとことこ歩いていって、機材や楽器なんかを観察していた。ステージ自体はそれほど広くはないし、簡素な作りだ。でも、ここにピートとロジャーが立つのか、と思うとちょっとぐっときた。
・自分の席に戻って左横を見たら、少し向こうにPAを操作するエリアがあった。で、またとことこ歩いていって、じろじろと機材を眺めていた。ノートPCがずらりと並んでいた。コンピュータは必須なんだね、今は。あとでツアープログラムに掲載されていたスタッフ一覧を見たら、「Sound Consultant」という肩書でボブ・プリデンの名前があってびっくりした。いまだにツアーに同行してるのか。
・また自席に戻って、ぼんやりと観客を眺めていた。男が圧倒的に多い。平日ということで、仕事帰りらしきスーツの人々もけっこういる。ザ・フーのTシャツを着込んでいる人も多いね、と思っていたら、目の前を「Pictures of Lily」と書かれた赤色Tシャツを着た女の子が歩いていった。あの歌の内容を知ったうえで着ているのだとしたら、すごいなあと思った。
・このホールは最大16000人を収容できるそうだが、実際にはどれくらいが見に来ていたのだろう。開演直前には座席は9割方埋まっているように見えたんだけども。
・演奏は、定刻より少し遅れて7時10分くらいに始まったと思う。音の鮮烈さに驚く。迫力があってクリアで、かつキレもいいサウンドだ。またまたストーンズとの比較になってしまうが、名古屋ドームや大阪ドームの音響のひどさに比べると雲泥の差だった。
・それでもPAに関するトラブルはちょこちょことあったらしく、ロジャーとピートの間でこんな↓やりとりも見られた。(mixiのThe Whoコミュからの転載)
ロジャーが、ババの歌い出し?だったかな?で、なんか今一、歌の外音が出なかった時に、さんざんピノとかサイモンとかに、「今、出なかったよね?」みたいに訴えかけた。その後にMCで、「PAの調子が悪いので、セッティングする時間をくれ。」と、言った。それにPeteがカチンと来たみたいで、「ホールを一から建設し直すところから始めないといけないなぁ。で、その様子をフィルムに撮るんだ。新しいホールには、真ん中に穴が空いているんだ。穴の向こう側に立っている男が、反対側に立っている男を指さして、お前は何やってんだ!って言う。」てな感じで、Rogerに当て付けた怒りの一人芝居をやり出した。そして、「英語が通じないから、仕方ねぇや!」って、一人芝居を止めた。 |
・ピートが演奏の途中でギターを取り換えるシーンがあったけれど、あれは予定通りなの?それとも弦でも切ったのだろうか。
・ロジャーのヴォーカルに関しては、往年の力強さは望むべくもないものの、がんばっていたと思う。だから俺の後ろで「やっぱ声でてへんな~」と大声で言うのはやめてほしかった。思っても黙っててよ。
・ザック・スターキーのドラムは、演奏のテンションをあげるために必要不可欠なものだったが、ピノ・パラディーノのベースは正直地味すぎる。そこまで遠慮しなくてもいいじゃないかと思うくらい。見せ場は「マイ・ジェネレーション」のソロ1か所だけだった。
・メンバーの頭上にはスクリーンがあって、曲にあわせて映像が流されていた。すべて事前に用意された映像で、演奏するメンバーは映らない。「愛の支配」では映画「さらば青春の光」からの抜粋が流れたり、「グッド・ルッキン・ボーイ」ではエルヴィスを映したフィルムだったり。でも、同じものがエンドレスに繰り返し流されるので見ているうちにちょっと飽きてきた。
・ラストの方で、ピートとロジャーが抱擁しあうシーンが何回かあったけど、あれは単なるお約束だよね?
・それにしても、公式サイトのセットリストは笑える。「Baba Osaka」だってさ。オヤジギャグかい。「My Generation」は「My Japan-Nation」だし。「Sayonara Sister Disco」てのもいいね。
ひとまずここまで。またなにか思い出したら追加するかも。
Andyさんの日記、読もうかどうしようか、
迷ったのですが、読んでしまいました(笑)。
よし、まずは、観てから、聴いてからだな。
ちゃんと、自分の目で、耳で、
決着つけてやろう。。なんて、
気合い入れたけど、観ちゃえば、泣くなぁ。
。。。。
今日はいよいよ武道館ですね。会場が会場だけに、記憶に残るライヴになりますよ、きっと。思う存分、泣いてきてください。
ツアープログラムは写真ばっかりで2,500円ってちょっと・・・感じ。
「Pictures of Lily」はいいね、ちょっと笑える。
あと、ツアースタッフと思うけど、ポール・ウエラー激似の外人さんがウロウロしているの見ましたか?
もろモッズファッションでカッコイイ人でした。
大阪はやっぱり城ホールは音がいいです。
大阪ドームはストーンズやポールで経験しましたが、
ひどいです。
三大ギタリストというのは、日本以外では通用しない概念ですね。
☆サリンジャーさん
「さらば青春の光」は、二番館で学生時代に見たと記憶していたのですが、思って製作年調べたら、勤め人になって仕事サボって映画館で見たのだと。
もう一本が目当てだったのですが、暗い青少年映画だなとボンヤリ見ていたらSting が出る、トンでもないドラムを叩く飲んだくれが出てびっくりしてよく見るとKeoth Moon 。あ、そうかと気づいたお粗末。
ロッカーとモッズというのは微妙な階級の違いがあるのですね。
クラプトンは頭のてっぺんからつま先までモッズで決めたやつだったとIan McLagan が自伝で書いています。
三大ギタリストで一番ハンサム。ベックは一番個性あり。ペイジは、応用力と順応性の塊かな。
the 3 biggest guitarsts を現在選定中。ギタリストの身長、体重の一覧ってどこかにないですかね。
近ければ、私だって見に行きたかった。東京の同業者は見に行くといってました。
確かにクラプトンってヤードバーズ時代はモッズファッションですよね。さぞかし格好よかったんでしょう。
フーがモッズっていうのも戦略的な意味があったわけだし、音楽的には初期2枚のアルバムとシングルぐらいで、Tommy以後はモッズにはとらわれない作品群ですよね。
だから、僕にとってのモッズバンドってSmallFacesになります。ポール・ウエラーは髪型まで真似していましたしね。
このポスター看板、目立ってましたね。午後4時頃、日がまだ明るい内に撮りました。だからまだ後方階段に誰もいません。
ツアープログラムは、まああんなものだとあきらめてます。
リリーのおもかげガール、いいでしょ。お近づきになりたかったです。
ポール・ウェラー似の外人さんは気付かなかったなあ。海外からおっかけてきたとおぼしき太った中年外人は何人か見かけましたけど。
>nk24mdwstさん
いや、勉強になります。三大ギタリストって誰が最初に言い出したのかなあ…。