蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

皆神神社 創建1300年記念事業“奉納劇”

2018年05月08日 23時20分01秒 | 日記

3月に突然いただいたお仕事・・・

それはナント!

信州松代にある皆神神社
創建1300年記念事業として上演する
『奉納劇』の脚本及び演出でした。

制作を担当するナノグラフィカのたまちゃんから
お電話をいただいたのは確か・・・
「白とかげ」長野公演の本番直前だったかと。

私は公演のことで頭がいっぱいで
ひとまず舞台が終わってから
詳細を伺うということに。

創建1300年の奉納劇??

それを私が???

今年は8月上旬に2018信州総文祭
下旬には小布施オープンエアシアター
更に来年1月~3月にかけて
大きな自主事業を予定している。

総文祭もオープンエアも大事業なのに
その上、1300年の記念事業に携わるなんて
どう考えても無理だよね・・・

あまりにも急に飛び込んできた話で
全く現実味がなかった。

が、終演後、主催者の方が本公演の観劇に
足を運んでくださったと知りビックリ!

ご挨拶もできず、失礼しました(^-^;

ナノのたまちゃんと、ネオンのなつみちゃんも
忙しい中、観劇に駆け付けてくれて・・・

で、長野公演を終えた数日後
ナノグラフィカで主催の武藤さんとお会いして
事業の詳細をお聞きした。

武藤さんは、大勢の方に
皆神神社の歴史と神道について
知っていただく機会にしたいと・・・

口調は淡々としていたが
心の底に秘めた熱い思いが伝わってきた。

「祈りって何だろう?」という単純な問いを
武藤さん自身も考え続けていると仰っていた。

私は常に「祈り」が心の奥底にあるので
それが何か?と、疑問に思ったことがない。
だから、とても新鮮だった。

武藤さんがイメージしていたのは『野外劇』

神社で野外劇・・・

夢幻も「信濃招魂社」で二回
野外劇を上演したことがある。

お社を背景にした舞台は圧巻だった。

つまり・・・

 野外劇→夢幻→青木由里

ということか・・・

とはいえ、8月のオープンエアが終わるまでは
殆ど余裕がないスケジュール(^-^;

奉納劇の本格的な練習は9月開始ということで
了承をいただき、その他も私の都合を
全面的に受け入れていただいたため
断る理由がなくなって・・・

奉納劇の粗筋も用意されていたので
何とかやりきれるかな、と。

想像以上に大変な一年になる・・・
心してかからねば・・・

と決意したのが3月中旬
東京公演の稽古真っ只中のこと。

『神道』に関しては、古事記や日本書紀を読み
何となくは把握していたが
ここに来て、再度調べなおしたところ
膨大な情報量になってしまい
考えが甘かったと猛省中。

武藤さんにお願いして脚本の脱稿時期を
延長していただいた。

奉納劇の上演日は、10月20日(土)、21日(日)

皆神神社境内社内にある侍従神社の前で
上演することになった。

お社を背景に繰り広げられる奉納劇・・・

素敵な空間が浮かびあがるに違いない。

長野三光さんにスタッフをお願いしたので
舞台組みや音響照明の不安もない。

今回、夢幻の団員は基本的にかかわらず
ネオンホール&ナノグラフィカさんが制作に携わり
さとけんさんが演出助手を引き受けてくれた。

初めての座組み♪
ワクワクしますね~

あとはキャスト・・・

主催者のご希望でキャストとボランティアスタッフさんを
一般公募することになった。

オープンエアを2回やるってことだね(汗)

ただステージ規模はオープンエアの半分以下。

恐らくキャストも半数以下・・・かと。

ということで、現在キャストを募集中です!

☆ヒロイン募集チラシ
 

☆キャスト&ボランティアスタッフ募集チラシ
  

信濃毎日新聞の記事でも紹介されました。

ファンタジーテイストでありながらも
骨太の作品を目指します!

皆さん、奮ってご応募くださいね♪

この奉納劇のご依頼をいただいたことで
神道について掘り下げることになり
結果的に古代の日本を知る機会となりました。

仕事が重なって、マジきついけど
良い時期に日本人のルーツを探る旅を
させていただけていることに感謝の日々(^.^)

小布施オープンエアや次回本公演作品に
良い影響となること間違いなし!



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