今年一年の国内で起きた事件を振り返ってみる――
●熊本地震
4月14日午後9時26分頃、熊本県熊本地方を震源とする
マグニチュード6.5「前震」が発生。
16日午前1時25分頃にはM7・3の「本震」が起き
いずれも最大で震度7を観測。
一連の地震活動で震度7を2回記録したのは観測史上初めて。
その後も震度6強などの強い地震が断続的に発生。
一連の地震による直接死は50人
避難所や車中泊などで体調を崩したことによる関連死は110人
6月の豪雨による二次災害死の5人と合わせ
犠牲者は計165人に上り、負傷者は2600人を超えた。
熊本県内で全半壊した住宅は約4万棟に上り
避難所には県民の約1割にあたる18万3882人が身を寄せた。
避難所閉鎖は、約7か月後の11月18日・・・
国の特別史跡に指定されている熊本城跡で石垣が崩落し
天守閣の瓦が落ちるなど甚大な被害が生じた・・・
実は…この地震が発生する直前に長男のお嫁さんの
お姉さん家族が熊本に転居したばかり・・・
亡くなられた方々の冥福を祈ると共に
被災した皆様の無事を祈る日々・・・
FBなどのSNSは非常に役立った。
熊本地方に住む皆さんからの情報を読み
離れていてもできそうなことを取り組んで・・・
熊本城の修復には20年かかるかもしれないという。
熊本県民の皆様の心の礎とも言える熊本城の完全復活を心から願う。
●小池百合子氏が都知事に当選
元防衛相・小池百合子氏が政党の支援を受けず
無所属で立候補し大差で初当選。
女性初の都知事となった小池氏は
「都民ファースト」を掲げ、就任直後から改革に着手。
築地市場から豊洲市場への移転の延期を発表。
2020年東京五輪・パラリンピックの開催経費削減に取り組む。
この他、「残業削減マラソン」と「20:00完全退庁」を掲げたが
大きな壁が立ちふさがり遅々として進まず・・・
仕事も私生活も年齢や性別などによっても様々であり
多様性を認めることこそがワークライフバランスの基本。
まず、長時間労働をせざるを得ない仕事の在り方を見直し
時間内でやれるように仕事を組み立て直すことからはじめ
それを職員自身の手で自律的にやらせることが必要であると。
うむ・・・これは夢幻にも言えること。
劇団員たちは今、自律的に体制改善に向けて取り組んでいる。
私は見守りサポートしながら体制を整えていこうと思っている。
●リオ五輪 メダル41個獲得
8月5日から始まった第31回夏季五輪リオデジャネイロ大海で
日本は史上最多のメダル41個(金12、銀8、銅21)を獲得
アスリートの皆さんの人間力を目の当たりにして
自分も頑張ろう!と思った人も多かったのではなかろうか。
代表選手の皆さん、多くの感動をありがとう!
●天皇陛下 退位のご意向を示唆
天皇陛下は8月8日、国民に向けたビデオメッセージで
「高齢となった天皇の望ましい在り方」についての考えを発表された。
日本の天皇制については、折々に考えているが
改めて考えるきっかけをいただいた。
天皇制の歴史は古く、日本人が誇るべき制度・・・
今後の動向を見守りたい。
●18歳選挙権施行
選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に
引き下げる改正公職選挙法が6月19日に施行された。
参政権の拡大は71年ぶり。
7月の参院選における投票率は18歳が51.28%
19歳が42.30%で、20歳代前半の33.21%より高かったが・・・
「18歳選挙権」の導入は、日本の選挙制度における
「第三の波」と言われている。
①第一の波:1925年 男子普通選挙権の導入。
大正デモクラシーを背景とした「経済的な格差」を是正するもの
②第二の波:1945年 女性参政権の導入
性差(ジェンダー)による格差を是正するもの
③第三の波 2015年18歳選挙権成立/2016年実施
年齢に基づく「世代による格差」を是正するもの
この「三つの波」は有権者個人の属性という
下記の「垂直的な格差」を是正するもの
①財産
②性別
③年齢
今回の是正は日本の民主主義の展開において
大きな意義があるとされている…
選挙権年齢を下げただけでは若年層の政治離れに歯止めはかからない。
若者に限らず国民の多くが、政治は生活に直結しているという認識がない。
政治に在り方=自分自身の利害を左右する
ということを、いかにすれば自覚できるのか。
私の周囲にも投票に行かない人が多く存在する。
たかが一票
されど一票
我が一票で政治が左右する・・・と思うようになるには
政治への関心を高める環境が必要なのではなかろうか。
義務教育の中に政治的視野を持てる教育を盛り込み
家庭においても日常的に政治の話題で盛り上がるような
そんな環境になれば良いのだが・・・
若年層よりも政治に無関心な大人に問題がある。
大人が関心を持っていれば、自ずと子供も興味を持つはず。
そういう大人を排出するためにも
義務教育からの取り組みが必要なのではないかと思うのだが・・・
そして師走も押し迫った12/22に糸魚川市で大規模火災が発生。
あれほどの大火にもかかわらず、命を落とした人はいなかった。
日頃からの防災に対する意識の高さが市民の命を救ったのだ。
防災意識の大切さを教えてくれた事件だった・・・
被災された方々は今も不安な日々を送ってらっしゃることだろう。
一日も早く日常の生活に戻れますように・・・
心からお見舞い申し上げます・・・
今年はオバマ大統領が現職の米大統領として
初めて被爆地の広島を訪問し
原爆死没者慰霊碑に献花を行い
「核兵器のない世界を目指す」という声明を発表。
更に、安倍首相が12月米ハワイを訪れ
オバマ米大統領とともに日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊
日本の首相が米大統領とともに真珠湾を訪れるのは初めて。
米軍の原爆投下から71年を経て
日米両国の首脳が並んで平和を誓い
和解と同盟関係の深化を象徴する場となった・・・
(青文字部分は「YOMIURI ONLINE」より引用)
先日、ご支援をいただいているS会社様へ伺った時
あるドキュメンタリー映画をご紹介いただいた。
タイトルは・・・
敵は拝んだ 撃たないでくれ!~ゼロ戦パイロットが生きた100年~
監督さんは須坂市在住の宮尾哲雄氏。
明年、長野相生座・ロキシーでの上演が決定したとのこと。
上映日 2017年7月29日~8月12日(1日2回上映)
上記期間中、戦争資料の展示なども行われるそうで
オープンエアで超ハードな時期だが
何とか時間を生み出して伺いたいと思っている。
監督さんは、戦争の記憶を映像で次世代に伝えようと
この映画を製作されたそうだ。
二度と愚かな戦争に足を踏み出すことがないよう
記憶を風化させてはならない。
私も戦争の記憶の風化は食い止めねばならないと思っている。
何らかの形でライフワークとして戦争体験者の言葉を伝える活動を・・・
と思っているのだが、今のところ実現できず・・・
劇団体制が波に乗ったら、必ずや活動を展開出来る日が訪れるはず。
密かに決意して、明年の活動に取り組んでいこう。
今年一年、本当に色々なことがありました。
1月に義父が他界したことは我が家にとって大きな出来事でした・・・
個人、地域、県、国家、世界・・・
それぞれのレベルで悲喜こもごも様々な出来事は
これからも続いていくでしょう。
だからこそ祈ります。
幸多き一年になりますように・・・
皆さま、晴れやかな新年をお迎えくださいm(_ _)m
明年もよろしくお願いいたします!!!