蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

仕込み2日目―

2016年08月26日 08時27分00秒 | 日記
雨が上がっている―

今日は雨が降りませんように・・・

3時間ほど仮眠を取り、朝10:00頃
祈りながら現場へ向かう。

朝から現場で作業しながら警備にあたっていた
まゆりんと交代。
サリアも来て、作業を開始。

私は布類を大雑把に設置。
あとで丁寧に取りつけてもらうことを前提に―

正午、三光スタッフさんが到着し
昨日の続きの仕込みに入る。

今年は自然の脅威と背中合わせであるということを
改めて思い知らされる公演となった。

気温が高くなって機材が動かなくなったり
雨でマイクが故障したりと
機材トラブルが多く大変な野外公演だが
三光スタッフさんはこのオープンエアを
とても大切な事業の一つとして位置づけてくれて
誠心誠意ご尽力くださっている。

その上、勉強になる、とも仰ってくれている。

本当に有難いことだ。

スタッフさんも納得する、そして継続したいと思う舞台を
ご提供できなかったら、その先はない。

責任の重さをヒシヒシと感じ
プレッシャーに押し潰されそうな感覚が過る。

プレッシャーは自分が勝手に感じているだけ!
今必要なのは、舞台を事故なく成功裏で終えること!!

と、気持ちを切り替え、仕込みに入る。

仕込みをほぼ終えて、細かいところは明日に持ち越すことに。

さて今日こそは、場当たりと通し稽古!
と思っていた矢先、またもや雨が降り出した。

通り雨であってくれますように…
と祈るが、時々小降りになるものの
すっかり晴れる見込みはなさそう。

しかし!
今日はやるしかない!!

まずは、全員で動線確認、その後、場当たり。
子どもたちのシーンを先に行い
子どもたちは早めに帰宅させた。

その後、出来るところまで通し稽古を行う。

21:30になり、近隣への配慮も必要で
ひとまず、通し稽古を終了。

またもや最後まで通せず。。。

ここで、キャスト解散。

劇団員と数人のキャストが残ってくれて
22:15から、照明合わせを開始。

雨が滴る中、合羽を着こみ傘をさして
台本が濡れないように注意しながら
演出席で、照明チェックをしていく。

去年までは、ブーステント内で照明合わせを行っていたのだが
客席とブースでは明るさや見え方が違うため
今年は、客席で行うことに決めたのでした。

にしても、雨は大変。
何が大変って、身体より何より
台本を濡らさないようにするのが大変なのだ。

この台本に全てのきっかけが書き込まれている。
しかも色違いで。。
これが濡れて破けてしまったら
演出プラン自体がわからなくなる。

それが一番恐ろしい(・。・;

来年から、濡れても破れないような工夫が必要だね・・・

未だにアナログ人間な私です。。

三光さんは、毎年工夫をしてくれている。
スタッフさんが良い環境でオープンエアの臨めるようにと
工夫している配慮が素晴らしい。

私はちっとも頭が回らなくて・・・申し訳ない。

現状、舞台を作ることで手いっぱい(・・;)

それでも劇団員たちが、色々と工夫しようとしてくれていて
今年は良い結果が出せなかったけど
これから徐々に改善されていきそうな予感。

若いし!
頼りになる劇団員たちです(^^)

今日も午前3時頃、私の集中力が続かず終了。
未だラストに至らず。。

照明オペさん、ごめんなさい。

終了してからも、照明さんは何度もチェックをしてくださり
帰路についたのは午前4時を回っていて・・・(汗)

団員以外にも、小道具や衣装関係で
明け方まで残って作業しているメンバーが!

 体調は大丈夫?

と聞くと

 大丈夫です!

と元気な声が。。

しんどいはずなのに、有難い。

雨天の場合のスケジュールは、別に組んでおく必要があるね。
事前の想定が大事・・・

これまで何とかなる!
という力技でやって来れたことが軌跡。

もう年齢的に根性だけでは乗り切れない・・・

来年に向けての課題が一つ増えました。

こんな大変な状況になっても
まだ継続しようと考えている・・・

懲りない人間です――


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