蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

立ち稽古開始☆

2017年02月04日 23時56分08秒 | 日記

これまでにない時間をテーブル稽古にあて
ようやく今週から立ち稽古を開始!

今日は江戸の民のオープニングシーン♪
幕開けの重要なシーンである。

いつもなら、演技力の高い役者を投入し
その役者がシーンを引っ張る形式を取るんだけど
今回は、 全員野球ならぬ全員芝居で
オープニングシーンを作っていく。

と言っても、夢幻の研修生やオープンエアの経験者
MA参加者やここみゅメンバーもいるので
いいシーンが出来るはず…

初演とは異なるオープニング演出をしたいなぁ…と
これまでにない手法を取り入れてみた。
これが吉と出るか凶と出るかは
幕を開けてみないとわからないが
及第点ラインを上げていくと決めた(笑)

嘘に見えるうちは、何度でも繰り返す。
本当に見えるまで・・・

芝居において、ここが一番重要なのですわ。

それと・・・
演劇経験者にありがちな症状

 演じることで安心感を抱いている自分
 大袈裟に演じることが演技だと思っている自分

それに気づいてもらうことも重要なポイント。

何を見ているのか
本当に見ているか
何を感じたのか
どんな感情が湧いたか

衝動があって行動は生まれる。

にもかかわらず、演出家に動きをつけられると
言われたままに動こうとする人が多い。

行動(動き)には全て衝動(理由)がある!

故に衝動と行動線をセットで覚えることが肝要。

更に!

その衝動とは理論ではなく
自身の感情&肉体が動くもの。

ここが難しい。

けどね。
日常は誰しも衝動に基づいて行動しているんだよね。

それを分析していないから難しいと思うが
誰でも行っていることだから
やろうと思えば誰でも出来る、ハズなのだ。

新鮮な衝動!

これが再現できるようになるとイイね♪

腐った衝動は使い物にならないのだ。

言葉で言ってもチンプンカンプン?

出演者の皆さんに、これを体感していただけるような
稽古を実践していこうと思っている(^^)

今日のオープニングシーン
なかなか良い感じになって来ましたよ~♪



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