明日は、夢幻にとって一年の総締めくくり
『サンクス・ギビング・デー』である。
昨夜も席次表製作で徹夜になってしまった…
ケンタロウ君がおおまかな席次表を作成してくれたので
そんなに時間はかからないだろうと思っていたんだけど
レイアウトやお客様の組み合わせで悩み
気づいたら、空が白んでいた。
来週のご依頼公演用の音響も
昨日までに製作してしまいたかったが
全く時間が取れず、月曜日に持ち越しに(^_^;)
にしても…
いったい何日徹夜が続いているんだ??
よく身体が持ってくれているよね。
我が身体に感謝m(__)m
今年こそサンクスの前日は睡眠を取ろうと
前倒しで頑張ろうと思っていたのになぁ…
思い通りに進まないのが世の常じゃ(笑)
今日は、サンクス用の音源の最終チェックをして
午後から稽古場へ。
明日上演する短編劇『紙風船』の最後の稽古だ。
今回は、私の書き下ろしではなく
岸田國士さんの戯曲を現代風に脚色した作品。
演出はコメディを意識して工夫してみた。
岸田作品を知っている方がどのようなご感想を抱かれるか
少々怖かったりもするが、私なりの解釈で
現段階でベストと思われる演出を生み出した。
自分以外の方の戯曲を脚色するのも演出するのも
夢幻を立ち上げてからは初めての経験。
勉強になったし、発想力を鍛えるにも役立った。
既製の作品を演出した経験は…
中学・高校の演劇部時代に筒井康隆さんや
シェークスピアなどの古典作品を演出したことがある。
その後は、役者がメインで、東俳時代に何回か
演出助手をやらせていただいたことがあった。
長野に来てからは、夢幻を立ち上げる3年ほど前に
ユニットを組んで、高泉敦子さんの作品を演出し
市民演劇祭に参加させていただいた。
くるま座時代も、一度だけ、小さな短編劇を
演出させていただいたことがあったっけ。
今回は、下記の二つの柱から方向性を選択した。
①この作品は、1926年(昭和元年)に執筆された戯曲なので
大正~昭和初期の時代背景を元に
当時の新婚一年目にして
倦怠期を迎えた若者たちの内面を掘り下げ演出する。
②現代にも通じる人間の本質をクローズアップして
現代作品として蘇らせる。
私は②を選択。
②を選んだ以上、新聞記事の内容や回想シーンについても
手を入れるべきか悩んだけど、今回はできるだけ手を入れず
古い台詞を現代口語体に若干手直しをしたぐらいかな。
それと…
最後に登場する子どもと紙風船の存在が何を意味するのか
初めて読んだ時から気になっていて、もしかしたら
この作品の重要なポイントがここにあるのではないかと思い
「子ども」をキーワードに設定を掘り下げ、考えてみた。
結婚一年を経過しても子どもに恵まれない夫婦
そして、子どもが欲しいと思っている女と
子どもはまだいらないと思っている男
という設定で、若干脚色を加え演出することにした。
段ボール箱は、縛られているイメージからの着想。
これは、なかなか良い線いってるんじゃないかと
ちょとだけ自画自賛(笑)
解釈は様々だと思うし、描き方も多様にある。
私自身、既に別の演出方法も思い浮かんでいて
いずれ、上演する機会があれば…とも思っている。
私にとって、本当に良い経験になった。
恐らく役者にとっても良い経験になったことだろう。
ただ、色々重なり稽古日数が不足していて
それだけが心残り(汗)
夢幻の役者は底力があるので、きっと本番では
持てる力を出し切ってくれる…はず。
夜は、明日のリハーサル。
キッズのショート・ライブ『むしばのむし』は
かわいらしいので、テンションさえ上がれば
お客様は楽しんでくださるだろう。
問題は新☆企画!
この企画は、ケンジ君が中心となって
準劇団員・研修生の意見を吸い上げ
シンヤ君とユウマ君とケンジ君で
何度も徹夜で企画を練って作り上げた渾身の作品。
私や劇団員は、外野から時々口を挟んだぐらい。
若き団員たちにとって、自分たちだけで
ゼロから創り上げたのは貴重な経験になったことだろう。
リハーサルは…段取り不足で最後まで出来なかった。
段取り八分、仕事二分
と言う言葉があるけれど
どんな企画も、舞台も、仕事も、これに尽きる。
ってことは、頭でわかっていても
実践はなかなか伴わない。
私も右に同じ。。
これさえ実践出来れば、全てがうまく回るようになる。
時間不足を理由にしないためには
更に発想力を高め、仕事効率を高めるのみ!
稽古修了後、稽古場の外で明日の打ち合わせをして解散。
私は、帰りがけに食品調達のため
スーパーに立ち寄った。
と…
う…ゆ、ゆれてる?
うわっ!大きいぞーっ!!
うひゃーっ!物が落ちて来た!
慌てるな!
棚から離れろ!
安全な場所を探せ!
と、脳内で、もう一人の自分が叫んでいる。
周囲を見渡し、落下物がなさそうな
広めのスペースに立って、揺れが収まるのを待つ。
電気が消えた…停電だ!
一瞬真っ暗になったが、非常電源があるらしく
数か所の電気が点灯して、ホッ。
すぐに余震が来るかもしれない…と言うことに頭が回らず
店員さんから地震情報を聞いたり
アレコレ会話しちゃったりして。
えーっ!?震度6ですって!!
大きいとは思ったけど、まさか「震度6」とは…
多分私がいたスーパーは5強位だったんじゃないかな。
場所によっては、かなりの被害が出ている可能性も…
すぐに団員にラインを…と思ったら
ケンタロウ君が早々に団員用のラインに
コメント入れてくれた。
で、私は家族に電話。
ところが、全く繋がらない!
もしや、何かあったのでは??
と思ったが、地震直後で携帯電話が殺到し
パンクしていただけだったようだ。
それに比べ、ラインはすぐに繋がり心強かった。
災害時には電話よりもラインということを
インプットしておこう。
ようやく買い物を終えて、車に乗り込むと
大きめの余震が来た!
そうか…大地震の後は余震があるんだ…
う…無事に家に帰れるかな…
と、とにかく、早く帰らねば。。。
まだ、明日の準備が残っているのだ。
帰路、明日のサンクス開催への不安がよぎる。
余震があることを充分予測できる状態で
大勢を集めるイベントを開催しても良いのだろうか…
とにかく情報収集だ。
それから考えよう…
『サンクス・ギビング・デー』である。
昨夜も席次表製作で徹夜になってしまった…
ケンタロウ君がおおまかな席次表を作成してくれたので
そんなに時間はかからないだろうと思っていたんだけど
レイアウトやお客様の組み合わせで悩み
気づいたら、空が白んでいた。
来週のご依頼公演用の音響も
昨日までに製作してしまいたかったが
全く時間が取れず、月曜日に持ち越しに(^_^;)
にしても…
いったい何日徹夜が続いているんだ??
よく身体が持ってくれているよね。
我が身体に感謝m(__)m
今年こそサンクスの前日は睡眠を取ろうと
前倒しで頑張ろうと思っていたのになぁ…
思い通りに進まないのが世の常じゃ(笑)
今日は、サンクス用の音源の最終チェックをして
午後から稽古場へ。
明日上演する短編劇『紙風船』の最後の稽古だ。
今回は、私の書き下ろしではなく
岸田國士さんの戯曲を現代風に脚色した作品。
演出はコメディを意識して工夫してみた。
岸田作品を知っている方がどのようなご感想を抱かれるか
少々怖かったりもするが、私なりの解釈で
現段階でベストと思われる演出を生み出した。
自分以外の方の戯曲を脚色するのも演出するのも
夢幻を立ち上げてからは初めての経験。
勉強になったし、発想力を鍛えるにも役立った。
既製の作品を演出した経験は…
中学・高校の演劇部時代に筒井康隆さんや
シェークスピアなどの古典作品を演出したことがある。
その後は、役者がメインで、東俳時代に何回か
演出助手をやらせていただいたことがあった。
長野に来てからは、夢幻を立ち上げる3年ほど前に
ユニットを組んで、高泉敦子さんの作品を演出し
市民演劇祭に参加させていただいた。
くるま座時代も、一度だけ、小さな短編劇を
演出させていただいたことがあったっけ。
今回は、下記の二つの柱から方向性を選択した。
①この作品は、1926年(昭和元年)に執筆された戯曲なので
大正~昭和初期の時代背景を元に
当時の新婚一年目にして
倦怠期を迎えた若者たちの内面を掘り下げ演出する。
②現代にも通じる人間の本質をクローズアップして
現代作品として蘇らせる。
私は②を選択。
②を選んだ以上、新聞記事の内容や回想シーンについても
手を入れるべきか悩んだけど、今回はできるだけ手を入れず
古い台詞を現代口語体に若干手直しをしたぐらいかな。
それと…
最後に登場する子どもと紙風船の存在が何を意味するのか
初めて読んだ時から気になっていて、もしかしたら
この作品の重要なポイントがここにあるのではないかと思い
「子ども」をキーワードに設定を掘り下げ、考えてみた。
結婚一年を経過しても子どもに恵まれない夫婦
そして、子どもが欲しいと思っている女と
子どもはまだいらないと思っている男
という設定で、若干脚色を加え演出することにした。
段ボール箱は、縛られているイメージからの着想。
これは、なかなか良い線いってるんじゃないかと
ちょとだけ自画自賛(笑)
解釈は様々だと思うし、描き方も多様にある。
私自身、既に別の演出方法も思い浮かんでいて
いずれ、上演する機会があれば…とも思っている。
私にとって、本当に良い経験になった。
恐らく役者にとっても良い経験になったことだろう。
ただ、色々重なり稽古日数が不足していて
それだけが心残り(汗)
夢幻の役者は底力があるので、きっと本番では
持てる力を出し切ってくれる…はず。
夜は、明日のリハーサル。
キッズのショート・ライブ『むしばのむし』は
かわいらしいので、テンションさえ上がれば
お客様は楽しんでくださるだろう。
問題は新☆企画!
この企画は、ケンジ君が中心となって
準劇団員・研修生の意見を吸い上げ
シンヤ君とユウマ君とケンジ君で
何度も徹夜で企画を練って作り上げた渾身の作品。
私や劇団員は、外野から時々口を挟んだぐらい。
若き団員たちにとって、自分たちだけで
ゼロから創り上げたのは貴重な経験になったことだろう。
リハーサルは…段取り不足で最後まで出来なかった。
段取り八分、仕事二分
と言う言葉があるけれど
どんな企画も、舞台も、仕事も、これに尽きる。
ってことは、頭でわかっていても
実践はなかなか伴わない。
私も右に同じ。。
これさえ実践出来れば、全てがうまく回るようになる。
時間不足を理由にしないためには
更に発想力を高め、仕事効率を高めるのみ!
稽古修了後、稽古場の外で明日の打ち合わせをして解散。
私は、帰りがけに食品調達のため
スーパーに立ち寄った。
と…
う…ゆ、ゆれてる?
うわっ!大きいぞーっ!!
うひゃーっ!物が落ちて来た!
慌てるな!
棚から離れろ!
安全な場所を探せ!
と、脳内で、もう一人の自分が叫んでいる。
周囲を見渡し、落下物がなさそうな
広めのスペースに立って、揺れが収まるのを待つ。
電気が消えた…停電だ!
一瞬真っ暗になったが、非常電源があるらしく
数か所の電気が点灯して、ホッ。
すぐに余震が来るかもしれない…と言うことに頭が回らず
店員さんから地震情報を聞いたり
アレコレ会話しちゃったりして。
えーっ!?震度6ですって!!
大きいとは思ったけど、まさか「震度6」とは…
多分私がいたスーパーは5強位だったんじゃないかな。
場所によっては、かなりの被害が出ている可能性も…
すぐに団員にラインを…と思ったら
ケンタロウ君が早々に団員用のラインに
コメント入れてくれた。
で、私は家族に電話。
ところが、全く繋がらない!
もしや、何かあったのでは??
と思ったが、地震直後で携帯電話が殺到し
パンクしていただけだったようだ。
それに比べ、ラインはすぐに繋がり心強かった。
災害時には電話よりもラインということを
インプットしておこう。
ようやく買い物を終えて、車に乗り込むと
大きめの余震が来た!
そうか…大地震の後は余震があるんだ…
う…無事に家に帰れるかな…
と、とにかく、早く帰らねば。。。
まだ、明日の準備が残っているのだ。
帰路、明日のサンクス開催への不安がよぎる。
余震があることを充分予測できる状態で
大勢を集めるイベントを開催しても良いのだろうか…
とにかく情報収集だ。
それから考えよう…