蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

『5000年目の夕陽』 終演☆

2014年12月22日 23時14分32秒 | 日記
2014年も残すところ10日か…
今年も舞台本数が多い年でした。
有難いことですね(^^)

本年最後の舞台となったのは
『5000年目の夕陽~女神たちの伝言!?~』

昨日、茅野市民館マルチホールにて
無事好評のうちに終演しました。

今回は、茅野市まちづくり戦略室様より
土偶“仮面の女神”国宝指定記念演劇公演として
ご依頼をいただき、製作する運びとなりました。

お声掛けいただきまして、誠にありがとうございました。

この舞台製作にあたり、尖石縄文考古館の館長さんとKさん
そして3人の茅野市職員さんに賛助出演していただき
茅野市民館のスタッフさんと長野三光のHさん
戦略室職員の皆さんに多大なご協力をいただきました。

夢幻工房からは、キャストとして
ケンジ君、サリアさん、ガンちゃん、もっちゃん
それに私が出演し、いつものことながら
全員がスタッフ兼キャストとして舞台に携わった。

皆さんのご協力で比較的スムーズに
仕込みからバラシまで行うことができて、ホッ。

芝居の出来の良し悪しは当然のこと。
舞台仕込みとバラシをスムーズに終えることが重要なのだ。

仕込みは一昨日の土曜日。

朝、暗幕が不足するかもしれないと思い
ケンジ君に倉庫まで取りにいってもらい
10:30から、市内で最後の稽古。

他の舞台と重なり稽古日数が少なく
再演とはいっても、後半部分は新たに創作。
つなぎ部分に身体表現を中心にした
イメージシーンを挿入したため
稽古もそれなりに必要となった。

私も出演することになっていたが
なかなか自分の稽古に手が回らず…
ただ今回は、一人の長台詞が多かったので
自宅で稽古を出来たのが良かった。

そんなこんなで、仕込み日の茅野へ向かう直前まで
稽古を入れることに(汗)

13:15、照明スタッフのHさんが稽古場に到着。
資材の積み込みをお手伝いいただき
13:35頃、茅野市に向けて出発。

15:30頃、茅野市民館に到着。
暫し休憩の後、16:00~17:30まで仕込み準備開始。
ホールで準備が出来れば良かったのだが
諸事情により、戦略室の方にお願いして
別の場所をお借りしていただき、作業を行った。
お手数をおかけしました(汗)

今回は、横幅2.5m×長さ7mのドロップを6本吊る演出プラン。
予算の都合上、大きなトラックは借りられない。
乗用車に積載できる資材と大道具だけで何が出来るか…
と、考えて決めたプランだった。

17:40、若干時間をオーバーしたが準備完了。
18:00から舞台仕込み開始。

今回は、芝居の後、シンポジウムが行われるため
そのための照明&音響&映像仕込みが必要。

しかしながら仕込み時間は、僅か4時間。
その中で、照明合わせ、サウンドチェック
役者陣の場当たりも行わねばならない。

次の日の開演は11:00のため
ゲネプロを行うのがせいぜいだ。

タイムスケジュールを作成し、色々検討したが

事前準備をしてから小屋入りしても
この時間内に終わらせることは不可能に近いな…
けど、やるしかない!

と思っていたが、スタッフさんの多大なご協力のおかげで
不可能に近かった仕込みと場当たりを
ほぼ予定時間内に終えることが出来た。

Hさんは勿論のこと、市民館スタッフさんも
皆さん舞台好きで、仕事をテキパキこなす素敵な方ばかり。
本当に助かりました。
ありがとうございました!

賛助出演の皆さんも20:00頃到着し、場当たりと
粗通し稽古を行うことが出来た。

22:15頃、市民館さんを出て、ファミレスで食事。

当初宿泊する予定ではなかったが
天候と体力が心配になり、最終的に宿泊を選択。
Hさんと私ともっちゃんはホテル。
他の3人は、ナント!マンガ喫茶に宿泊(^_^;)

 私も漫喫にしようかな…

と言ったら、みんなに反対された。
ま、年ですからね(笑)
しかも、キャストですし。。

そして、昨日の本番日は、8:30に小屋入り。
気になったシーンの場当たりと照明合わせを行い
9:30からゲネプロ開始。

私は、演出席に座らず、役者のスイッチ・オン。

…本来は、演出がチェックすべきだよね…

と思いつつも、大道具・照明・音響スタッフさんを信頼し委ねる。

演出兼役者をする場合、スタッフさんへの
絶大な信頼が必要だ。

Hさんには、オープンエアで毎回照明をお願いしているし
それ以外にも、商業公演時に仕込みとオペレーターを
お願いしているため、信頼度は高い。
音響のKさんは、今回初めてご一緒したが
最初からとてもセンスが良く、びっくり♪
元々芝居畑の方だったらしく、ラッキーだった。
何しろ音楽Q数がハンパなく多い芝居なので
K氏も最初は少し戸惑った様子だったが
ゲネプロは、ほぼ完璧にこなしてくださった。

もっちゃんが職員の皆さんをリードしてくれていたし
私は何も心配することなく舞台に立てて有難かった。

11:00、開演。
戦略室の方のお話だと、お客様も大勢入ってくださったようだ。
11:40、無事終演!
緞帳が下り、すぐにバラシ開始。
バラシ終了目標は12:30だが
同時進行でシンポジウムの準備開始。
13:00から、シンポジウムが始まるのだ。

職員の皆さんがお手伝いをしてくださり
時間内に無事バラシ終了!

慌ただしく、あっと言う間に終わった舞台だったが
概ね好評だったようです。

今日、戦略室のご担当者からご丁寧な
御礼のメールと地元紙の写真が届きました。

 

写真入りで掲載してくださり
有難いことだと思います。

昨年、県庁ピロティシアターで上演させていただき
それをご覧になった茅野市在住のI県議会議員さんが
茅野市の会議で、夢幻をご推薦くださり
今回上演させていただくことに…

大勢の方のお陰で、マルチホールという素敵なステージで
再び『5000年目の夕陽』を上演させていただくことが出来ました。

本当にありがとうございました!

ただただ感謝ですm(__)m

さて、次は劇団本公演(^^ゞ

感謝の心でガンバリマス!!


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