蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

朝からバタバタ!

2008年11月29日 19時29分55秒 | 日記
今日、明日と映画の撮影日だ。
私は着付けとマネージャー役を兼ねて
出演者に同行する。

朝9:00、現場入り。
夕べは次回作品の下調べで殆ど眠れなかったが
仕事なので休むわけにはいかない。

控え室で団員及び一般出演者の着付け、メイク。

午前中はキッズクラスのトモヤ君、ヒカリちゃん、ユキちゃん
そして青年クラスのマッチが出演するシーン撮影。

マッチはこの撮影のために丸坊主にしたんですよ。
根性すわってるなぁって思いました。

トモヤ君は、元が長髪のため
髪を切るのを随分ためらったけど
最終的には短髪にカット。

昭和初期の話なのでねぇ。

役者なら当然、って話だけど
子どもにそれをわからせるのは難しい。

私と健太郎でトモヤ君と徹底的に対話し
お母さんも励ましてくれて
何とか短髪にする決意を固めてくれたのでした。

そのトモヤ君の写真を記念に掲載しとこうかな。

その後準劇団員まーくんが出演するイメージシーンの撮影。
これが思いのほか時間がかかり
午後の撮影時間にずれ込んだ。

  仕方ないよね。
  撮影現場ではよくあること…

ヒカリちゃんのお父さん/Kさんのシーン撮影も行なわれた。
Kさんは稽古中に

午後は一般出演者で青年教師役のK君とUさんが出演するシーン。

K君も昨日稽古したおかげで然程ダメを出されずに済みホッ。
Uさんはリアクションだけだったが
明日、台詞の多いシーン撮影がある。

K君の出演シーンが一つ追加され
そのためか撮影時間がずれ込んで
本日の最後のシーンに出演する予定の
劇団員サリア、準劇団員ユカ・M、ユカ・Sの三人は
4時間も待ちぼうけ。

集合時間をもう少し細かく分けて欲しかった…とは思うが
撮影は延びるものだし、待ち時間が長いものである。
少々長すぎたのは確かだが
今後撮影に臨むときの良い教訓になったと思って欲しい。

夕方は準劇団員の稽古。
来週はいよいよサンクス・ギビング・デーだ。
気合を入れてスピーディに稽古をつけていく。

今日、最終的な振り付けと動きを子どもたちに伝えた。

全体の半分近く修正箇所があり
みんなドギマギした様子だったけど

  来週の金曜日に稽古入れて下さい、先生!

と、能動的に子どもたちから
稽古の申し出があったのには
私のほうが驚いた。

  わかった!
  じゃ、金曜日の夕方6時からやろう!

と、即決。
これで、本番前の二日間
キッズの稽古も出来ることになり内心ホッ。

青年クラスは、サンクスに出演する二人を中心に稽古をつける。
あと一週間しかない。
ここまでは二人の自由な発想でやらせつつ
内面のアドバイスを中心にしてきたが
お客様にお見せするわけだから
見せられる作品に仕上げなければならない。

今日は徹底的に動きをつけていき
リアリティのない箇所をズバズバと指摘。

短期決戦だ。

多分周囲の団員は若干不安になっていたかもしれない。
けど、私は敢えてこの時期まで待つことにしたのだ。
なぜなら自分たちで台本を真剣に読み、悩み
リアルな演技を考え生み出すことが
2月のフリンジ・シアターに向けて
重要なステップになると思ったから。

つまり、これまでと異なる手法を使っているわけ。

必ず二人は進化するはず…

だと、信じて…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。