蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

怒涛の週末☆

2014年01月20日 15時10分35秒 | 日記
先週土曜日は、午後から本公演の稽古。
現在、くノ一のシーンを創作中。
役者陣には、所作や台詞術を修得してもらいつつ
明確な裏付けのあるリアクションを求めていく。

演出は、構図が命…
役者の嘘がない演技と
関係性の見える構図が出来るまで
徹底的に作り込んでいく。

目指すは―
リアル(現実)とバーチャル(仮想)、綯い交ぜの世界…
芝居を創る醍醐味の一つだ。

17:00に終え、稽古場を移動して
18:00からキッズ&青年クラスの稽古。

キッズは宮澤賢治さんの童話「雪わたり」の朗読に挑んでいる。
この日は、「」内の台詞を抜き出し
動きながら言葉のキャッチボールを試みた。
文章を読むだけでは想像しづらかった
シーンの輪郭が浮かび上がっていく。
キッズたちも、彼らなりに理解を深めたようだ。

青年クラスは、通常の基礎訓練後
演技の基礎中の基礎、喜怒哀楽について実験。
特に「笑」「泣」の表現は、幅が広い。
日常でも大抵の人が体験済みの表現だが
演技となると羞恥心が先立ち
表出するのが難しかったりもする。

どうもねぇ…
自分が出来るようになった過程を忘れがちでして…

大きな声で長く笑うというのは高度な技の部類らしい。
特に日常大声で笑わない人にとっては…

体を縮めずに笑う開いた笑いをするには
横隔膜の支えが必要だと言うことに
今さらながら、気付いた次第。

一人ずつ状態をチェックしアドバイスをしていく。

終了後、衣装スタッフポジションのケンジ君と一緒に
衣装担当の北村さんとゆかちゃんに会い
ゆかちゃんが作成したデザインを元に打ち合わせ。

デザインは面白い。
が、それをどうやって縫製するか。
本番までの日数と縫製者の人数を照らし合わせ
可能な作業量を考えると
全ての衣装を製作するのは厳しい。
ならば、どうするか…

あれやこれや思案して、アイデアを出し合い
ようやく全ての方向が決まった。

時計を見ると、5時!

ヒェーッ!

皆さん、長時間お疲れ様でした!
ありがとうございました!

帰宅後、若干事務作業をして、ベッドに潜り込む―

日曜午後からは小布施町でのパフォーマンスWS。
このWSは、3月2日に発表会を予定している。

昨日の稽古場は、ストーブのない体育館だった。
とにかく寒い…
軽いストレッチ後、仮想ドッチボールで体を温め
発表会で披露するダンスの練習を開始。
考案者は準劇団員・サリアさん。
ダンス指導もしてくれている。

キッズの覚えの早さにびっくり♪
あっという間に2時間が過ぎ、稽古終了。

夜はMA。
表現に参加しているメンバーの殆どが
小布施WS発表会に出演してくれることになり
早速ダンスの振り移しを行った。
この発表会では、ダンス以外にパフォーマンスも行う予定。
楽しく歌って踊って表現してもらいたいと思っている。

終了後、いつものように外で立ち話。

うぅ…寒い…冷たい…足が凍った~

話は楽しいんだけど、寒さには叶いませぬ。。。

こうして怒涛の週末を終えた。

今朝起きたら、頭痛&耳痛&胃痛が…
また体調を大きく崩すとマズイっ!

そんなわけで、午前中は休息。

しかし…倉庫にはどうしても行かねば!
明日、衣装さんに生地や和服を渡さないと
色々と遅れてしまう…

何を置いても健康が一番ですね。

今年の寒さは例年に比べかなり厳しい。
何らかの対策が必要だ…


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