更に恐れていたことが…
原発である…
福島原発一号機の建物が爆風で吹き飛んだ。
どうやら五重の壁の一番外側だけの破損のようだが…
炉心が2700℃まで上昇!
現在、海水で冷やす作業が進められている。
ホウ酸を使用し、溶融を防ぐというが
鉄で出来ている格納容器は錆びてしまい
今を切りぬけても使用不能になる可能性を
指摘する専門家が多い。
素人目に見ても「海水?」
昨日、米国が冷却材を空輸してくれると聞いて
ホッとしていたのだが…
いったい何が起きているんだ?
しかも避難勧告地区で逃げ遅れていた人たちが
外でヘリコプターを待っている時に
一号機の爆発が起き、その後
三人の方の検査をしたところ
被爆反応が出たらしい。
これは、政府の説明を聞く限りでは
爆発の影響ではないということになる。
ということは、放射線濃度の状態を調べずに
人々に移動を促したことになる。
情報がどこまで行きわたっているんだろう。
外野はテレビで情報を得られるが
被災者の皆さんはテレビを見る環境にないし
電話すら繋がらない状況が続いている。
弟のお嫁さんの実家も未だに連絡が取れないらしい。
四年前に上演した「火狩るタマゴ」は
チェルノブイリ原発事故を元に創作した作品。
あの時、調べた諸々が脳裏に蘇って来る…
何とか原発炉内の温度が下がってくれますように…
作業にあたってくれている作業員の皆さんは
命の危険を顧みず取り組んで下さっている。
ありがとうございます。
自衛隊には原子力工学などに関する専門家が乏しく
防衛省の一部で原子力に関する研究が始まったばかりだという。
装備品でも、深刻な原子力災害を想定しておらず
放射能物質の放出の際には除染や防護を行うことを想定している。
(日本経済新聞より)
要するに、あくまでも住民救助・避難誘導がメイン。
いざ放射能汚染が重度になった場合
どういう対応をしてくれるのか…
住民にとってはもちろんのこと
日本国民にとっても、政府にとっても
想定外の災害になってしまった。
だから仕方ない…
ということなのか…
今は、作業にあたって下さっている皆さんの
ご無事とご成功を心から祈るのみです…
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