蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

通常稽古 ~夢幻工房 キッズ&研修生クラス~

2020年08月22日 23時00分13秒 | 日記

今日は劇団の通常稽古♪

9月中旬になると北斎ホールシアターの通し稽古のため
この通常稽古が出来なくなる。

そう考えると、一回一回の稽古が貴重だねー

キッズクラスは基礎訓練の後
おもむろに紐を取り出した。

実は・・・

『水の甍(いらか)』(北斎ホールシアターの演目)の中で
「重たい石を運ぶ」シーンがある。

本物の大きな石を使えばステージに傷をつけてしまうし
演劇では作り物の石を使うことが殆ど。

そこで必要となるのがマイム力。

マイムとは・・・

パントマイムと同義語。

言葉を言わずに、実際にはないモノ(壁、階段、ロープ、etc…)を
そこに存在するかのように身振り、手ぶり、表情を使って
全身で表現する演劇、芸能の意。
よく大道芸などに用いられる表現。

演劇では「ない」ものが「ある」ように見える演技を求められる。

例えば・・・

お酒を飲むシーンで本当にお酒を飲んだら酔いが回り
その後の演技に支障を来たす場合もある。
だから他のドリンクをお酒に見立てて使用することが多い。

お水を熱いお茶に見立てて演技したり
軽いトランクに重たいものが入っているような演技をしたり・・・

今回は実際にそれほど重くない作り物の石を
とても重たく見えるように演じる必要がありまして。

100㎏ってどれくらいの重さか想像が使いだろうから
こんなふうに実験してみた。

腰の入れ方、力の入れ具合、筋肉の使い方・・・

実際にやってみると、身体が理解してくれる。

あとは繰り返し稽古して、記憶にインプット!

一回やっただけじゃ忘れます(^-^;

子どもたち、面白がって取り組んでました(笑)

次はエチュード。

近頃、キッズクラスもエチュード流行り♪

エチュードは即興力以外に、対応力、修正力も必要。

これって、社会人にとっても役立つ力なんじゃないかなー

 

研修生クラスは、がっつり身体訓練♪

身体面の指導はケンジに任せている。

北斎ホールシアターの基礎練習より遥かにハード。

多少負荷をかけることで能力はアップするんだよねー

乗り越えられる負荷はガンガンかけたほうがいい。

これはどんな分野でも同じ。

 

基礎練の後、ショート・コメディの稽古に入る予定だったが
その前に・・・みんなの今の状況を知りたくて
少しだけミーティングをすることに。

いつもなら稽古後、お茶をしたりご飯を食べたりしながら
みんなと話す時間を取るんだけど、何しろコロナ禍ですから💦

大勢での会食は控えなければなりませぬ~

稽古も大切だけど、コミュニケーションも大切。

状況を聞いて、アドバイスをしたり
改善すべき点は改善する!

これが企画がスムーズに進むポイントの一つ。

おかげで、色々聞けたし、改善点も見つかった。

みんな、意見をありがとう!

早速、明日の稽古から取り入れていこう!(^^)!



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