蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

本当の幸せって・・・

2014年12月14日 23時48分45秒 | 日記
今日は、朝7:00に衆議院選挙の投票を済ませ
7:30に家を出て、松本市立美術館へ向かった。

信州大学主催の地域戦略プロフェッショナル・ゼミ
『芸術文化の未来学Ⅰ』の受講が目的。
毎回1~2講座ずつを受講するのだが
今回は第6回と第7回、2つの講座を受けた。

このゼミは、会場が上田・松本方面が中心のため
受講者も東信・中信の方が多く
長野市内から通っているのは僅か数名。
そのうちのお一人、M・Iさんは
中央通り商店会の方で、とても気さくなお人柄。
前回から、Mさんの車に同乗させていただいている。
長距離運転が苦手な私にとって、神様のような方(^^)
本当にありがとうございますm(__)m

このゼミ、宿題の量がハンパない!
と言っても、普通の大学生と比較すれば
どうってことない量だけど
多忙な人間にとっては相当な負担。
が、ただ受講するだけよりも
明らかに身につき始めている…と実感している。

つまり、受動的では身に付かない、ということ。
能動的に自らの脳で考え、行動してこそ
自身の血となり肉となる、ということだね。

特に今回の宿題は、一見数学的に見えるもので
久しぶりに連立方程式を復習させてもらった。
蓋を開ければ、方程式は不必要だったのだが
図形の問題を解く面白さを、久しぶりに味わった。

何を隠そう、私は学生時代、数学が大好きだった。
回答は一つだけど、そこに辿り着く過程は幾通りかあって
そこが面白いんだよね。
ただ公式を覚えて、そこにあてはめるだけでは、つまらない。
なぜその公式になるのかを掘り下げるのも、面白かった。

宿題は、頭の体操のようなもので
ゼミのテーマ「閃き力を鍛える」に沿った内容だった。

前日、徹夜で宿題をやる羽目になったが
非常に楽しく充実した時間だった。

そんなわけで、またもや徹夜明けでゼミを受講することに。
ここ3回、前夜宿題をやって徹夜で受講、が続いている。
それでも、やらないで臨むよりは、
学ぶ脳に変換してゼミに臨んだほうが
講師の言葉が入ってきやすい。

復習も大事だけど、予習の効果は復習以上かも。

前回の第5回は「コーディネート力を事例から学ぶ」と題し
山田崇氏(塩尻市役所職員・塩尻商工会議所 出向中/nanoda代表)の講義だった。

空家を活用した活動と町づくりに関する体験を元にしたお話は
大変説得力のあるものだった。
私も、空家をお借りして事務所を設けようか…と
以前より本気で考えるようになった。

今日は下記の二つ。
第6回「ワークショップを設計する」
  特定非営利活動法人SCOP 北村大治 主席研究員
第7回「閃き力を鍛える」
  信州大学全学教育機構 有路憲一 准教授

ワークショップの設計に関しては
夢幻工房がプロデュースしている野外劇で
試行錯誤しながら体験していることであったが
改めて、重要なポイントを整理することが出来た。

閃き力に関しても、ポイントは体験からある程度
確立していたが、脳の構造を含め、再認識できたので
私にとっては、非常に有効だった。

ゼミ終了後、交流会に参加。
興味深い方々が大勢いる。
ここでのご縁が何かに繋がっていく可能性もあるよね。
そう考えるとワクワクする(^^)

Mさんとのご縁のおかげで「町づくり」に関して
以前より興味が湧いて来ている。
これまで、舞台芸術の地域振興という視点で活動を進めてきたが
「この町」の活性化に役立つ舞台芸術振興という考え方のほうが
町の皆さんに受け入れていただけるかもしれない…と。

より高度な舞台芸術を目指すと考えると
難しいところではあるが
そうかけ離れたものではないようにも思うし
もう少し掘り下げて考えつつ、模索していこう。

16:30に帰宅。
MAに行く予定だったが、連日の寝不足がたたり
ついに風邪の症状が出始めたようで、ガンガン頭痛が(^_^;)
申し訳ないと思いつつ、MAをお休みさせてもらった。
フォローしてくれた劇団員の皆さん、ありがとう。

夜、衆議院選挙の開票速報を見た。

ナント与党圧勝。。。

あいた口が塞がらなかった。

投票率は、過去最低の52.66% 前回より6.66ポイント減だって…

年齢別の投票率を確認したところ
20~25歳が最低で約35%

いかに選挙が大切か、なぜ投票に行く必要があるか
もっともっと対話していかねば、日本の未来が危う過ぎる。

まあ…なるようになる、という考え方もある。
落ちるところまで落ちれば、自らの愚かさを思い知ることになり
そこから再び這い上がればいい。

ただ見て見ぬ振りだけはしたくない。
ダメだとわかっていても、可能性が0%でない限り
明るい未来を信じて努力していきたい…
私は、そういう人間でありたいと思っている。

例え、悪足掻きだと言われても…ね(^_^;)

今回の選挙は、争点がはっきりしない選挙だった。
各政党のマニフェストを見ても
黒に近いグレーとか、白に近いグレーが多く
この点は良くても、こっちが…と
私自身も決めきれない部分が確かにあった。

政党にも迷いがあるのかもしれないと思ったりも。

これで本当に良いのか…

国の重要な選択の時である。

だからこそ、国民の未来、国民の幸せを本気で考え
行動出来る人に国会議員になっていただきたい、と…

問題は、何が幸せなのか…なんだけどね。

長期的に考えられる庶民は少ない。

一時は庶民の反発をかっても
長期的視野で国の未来を考え選択していくのが
議員さんの役割なはず。

本当の幸せとは何だろう…

与野党均衡状態になって、充分に対話を尽くし
選択して欲しいと願っていたが
与党圧勝と知り、その願いも空しく散った。

与党のキャスティング・ボートである公明党は
庶民の側の政党だったはず。
与党自民党が独断に走らぬよう、そして
国民の幸せは経済と物質的豊かさだけではないということを忘れずに
危うい時には忠告し、制止してくれることを、切に願う…


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