アンティークのある暮らし  DORIS

ハウステンボス在住のネットショップ「DORIS」店長のブログです。http://mttaki.shop-pro.jp/

「イーリング」版と「バランシン」版の「くるみ割り人形」の違い・・・

2021年12月24日 | バレエ・映画・読書・コンサートなど・・・
18日に新国立劇場で「くるみ割り人形」を見て、NYCバレエの演出&振り付けの違いに少し驚きました。


3年続けてNYCの「くるみ割り人形」を見ていたことや、私が今まで見た舞台は殆どが「バランシン」版でしたが、


新国立劇場のバレエ団の「くるみ割り人形」は2017年から英国ロイヤルバレエ団でプリンシバルとして活躍したダンサーのウエイン・イーリング版とのこと。


私は今までNYCの「くるみ割り人形」の舞台装置が素晴らしいと思っていたのであまり期待していなかったのですが、想像を超える美しい舞台でした。


まず、最初に驚いたのは舞台の上に凍った「運河」が出来、その上を人々が滑っていたこと・・・


アイススケートリンクではないので、「一見スケート靴に見えるけれど、実は真ん中にローラースケートの車輪が付いているのかしら?」と、不思議でした(どなたかご存じの


方、教えてください!)


勿論、巨大クリスマスツリーもちゃんと出てきました!(とても美しかったです)。


それから、NYCの場合は、クララやお友達、少年役の王子様も全員がNYCバレエ学校の生徒さんたちなので演技はしますがいわゆる「バレエ」の踊りはあまりしませんでしたが





       (NYCの「くるみ割り人形」)


「新国立劇場」では子供たちもきちんと踊っていて、やはり「上手な子たちが選ばれているのね」と感心しました。


兵隊さんやねずみさんの役も「子供たち」ではなくプロのダンサーたちなので、「こけたり」している人は見かけません(笑)


さらに、バランシンでは「悪役」なねずみさんも、この舞台ではかなりの重要な役を演じており、クララと王子が乗った気球にぶら下がって二人を「夢の国」に連れて行く


(?)というシーンは圧巻でした。






雪の結晶たちのコール・ド・バレエもNYCよりも人数が多く、ダンサーたちの動きも素晴らしかったです。





さらに、私が感動したのは「花のワルツ」では男女のペアで構成されていたこと。


女性たちのオレンジ色の衣装も美しかったですし、複雑なパートナリングの合間に跳躍などのテクニックも披露され、男性のダンサーにも見所が一杯でした。





そして、私が一番好きな「アラビアの踊り」もNYCバレエとは違い4人の男性のダンサーが一緒になり、さらにセクシーでエキゾチック感を醸し出していました。





まだまだ書きたいことは沢山あるのですが、もし、興味のある方は是非劇場に足を運んで見てください。


近かったら(関東周辺に住んでいたら)頻繁に見に行きたいと思ったほどです。


今日は、クリスマスイブですが、本当にあの晩は「夢のようなひととき」を過ごすことが出来ました。


舞台を見ている間、夢の世界に運んでくださった関係者のみなさまにお礼を申し上げます。











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