昨日、西海市立雪浦小学校幸物分校の閉校式に行ってきました。
幸物分校は昭和9年に建てられたそうで、一時期は100名を超える生徒がいましたが、
少子化に伴って年々生徒が減っていき、現在は4年生2名と6年生の2名だけになって
しまい、今年の3月で閉校することになったのです。
重機などがなかった時代に親御さんたちがつるはしを持って学校を作ったというお話を
うかがって、私が昔ボランティアで関わった「タイの山岳民族」の子どもたちのことを思い
出しました。子どもたちに教育をさせてあげたいという思いはどこの国でも一緒なのですね。
閉校を記念して、4人の生徒たちが描いた壁画と記念碑が建てられました。
連れ合いが留学生を連れて「異文化交流」を始めたのがきっかけで、私もなんどか
「学習発表会」に出席させていただきましたが、生徒たちのレベルの高さと笑顔に
いつも癒やされていました。ここでは「いじめ」などとは無縁なのだと感じました。
生徒数が足りないので、楽器の演奏などもいくつもこなしますし、劇のせりふも半端じゃ
なく大量に覚えないとなりません(ここでは全員が主役なのです)。
でも、昨日の「感謝のことば」でも、4人全員が長い言葉を間違えることなく言えて
ましたし、「ここの子どもたちは本当にすばらしい!」と感動しました。
昨日の「ここで学んで良かったことは、きれいな川や山があり、鳥の鳴き声がとても
気持ちよかったことです・・・」という生徒さんの言葉がありましたが、自然に恵まれた
環境で、地域の方々の暖かい支援に囲まれて育った彼らがとても羨ましく思いました。
まさしく「うさぎおいし かの山・・・・」の世界なのです。参加者全員で合唱をしながら
目頭が熱くなりました・・・・
冬には雪も降りとても寒いですがいつも元気な子どもたち・・・
学習発表会などではいつも暖かい飲み物やお菓子、みかんなどを出してくださり、
昨日も地域の方々が作ったおいしい豚汁やお漬物とおにぎりをごちそうになりました。
地域のみなさま、長い間本当にありがとうございました!
そして、4人のみなさん、こちらこそありがとう!
新しい学校に行ってもその笑顔を忘れずに元気で過ごしてくださいね。
いつかまた、遊びに行きます!
*昨日の様子は、本日NBC長崎放送で夕方の6時15分くらいから放映されるそうです。
長崎県の方はどうぞご覧くださいね(私が映っているかも?)