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心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第466章「3.14」の話

2012-03-14 | きいて
3.14 何の日

そうホワイトデー

バレンタインデーが終わるやいなや
街中ホワイトデーに模様替え

商魂たくましく
乗る人、乗せられる人

もう一つの記念日
円周率の日

π=3.14159265358979323846264338327950288・・・

何桁まで言えるか、競ったこともあったっけ!

〔おまけ〕
もっと大事な記念日を忘れていました。3.14は妻の誕生日です。何歳になったのかな?いまだに成長を続けています・・・横に
冗談はさておき、仕事場の帰りに誕生日を祝ってあげようとお店を探しました。
フランス料理?割烹?ステーキハウス?
決定したのは「ホルモン焼き」。
炭八北与野店でした。
七輪と焼き網、店内はもうもうと煙が立ち上っています。テレビではサッカーのロンドン五輪予選を放映し、1点目が入った時にちょうど地震速報があってリアルタイムで見られず、妻にとっては思い出深い誕生日となったことでしょう。

〔炭八の外観〕

〔この後煙だらけになりました〕

第465章「3.11」の話

2012-03-12 | きいて
3.11
14:46

ジュンク堂大宮ロフト店
本の森を散策中

BGMが止み
話し声、ページをめくる音
こんなに大きかったかな

館内放送
「先の東日本大震災において・・・被災された方々のために・・・
1周年の今、15秒間の黙祷をささげたいと思います・・・
お客様のご協力を・・・。」

「黙祷!」

本棚に向かって目を閉じる
ページをめくる音も消え
話し声も消える
ただ、本棚に向かって祈る

「黙祷を終わります。」

BGMが再び流れ
人が動き始め
何事もなかったような日常に

そばにいた女子中学生二人
戸惑ったように黙祷を終え
一人が突然
「私、黙祷したかったんだ!」

なぜか思った

日本もまだ捨てたもんじゃない!


〔寒さに耐えたパンジー〕

第464章「ドナルド」の話

2012-03-09 | びっくり
ドナルドで釣られたかな

日本文学者
ドナルド・キーン氏

40年も日米を往復し
研究・著作に明け暮れ

大震災後
日本を離れる外国人を尻目に

89歳で
日本に帰化

住所 東京都北区
氏名 キーン ドナルド

そして、付けた雅号が
「鬼怒鳴門」

日本人より日本を愛しているかも!


〔鬼怒鳴門氏〕

第463章「ひなまつり」の話

2012-03-03 | ささやき
『出して、出して。』
『開けて、開けて。』

真夜中、耳のそばでささやく声
夢かな、夢の中かな?

寝床を出て考えた
去年もこんな声が聞こえたような

タンスの上の段ボール箱
ガタガタ、ガタガタ
出て来たのは
ガラスケースの五段飾り
狭い中に1年間

人形たちが
一瞬
笑ったような
のびをしたような

毎年見る妄想!

〔おまけ〕
二十数年前、田舎の母が娘の誕生を祝ってプレゼントしてくれた小さなガラスケース入りのひな飾りです。狭いアパートではそれでも場所を取っていました。どの人形もまったく同じ顔をしています。娘の小さかった頃が思い出されます。


〔我が家のひな飾り〕


〔明治記念館ロビーのひな飾り〕

第462章「雪国」の話

2012-02-12 | きいて
トンネルを抜けるとそこは雪国だった
これはかの巨匠の作品の書き出し

大清水トンネルをるけると
そこは一面の銀世界だった

長岡へ出張
寒くないよういっぱい着込んで
手袋にマフラー
残念ながら雪用の靴はなし
滑らぬよう靴底を押すように歩く
運良く雪も止み
寒さだけが身にしみる

みんなの足下に興味
ファッショナブルな長靴
歩きやすそうなブーツ
雪国仕様のファッション

雪にも負けず、みんな元気!


〔雪の長岡駅〕


〔耐える、きしむ〕








第461章「ひと月の価値」の話

2012-01-30 | くやしい
年の瀬
「来年こそは」

新年
「さあ、今年こそ」

何をやるかは
「そのうち考えるさ」

一月末
「一月も終わりか」

二月は逃げる

何十年繰り返す!

〔おまけ〕
読者諸兄は年頭に何を誓いましたか?浮かれてひと月を過ごしてしまい、あせっていませんか?それは少しは進捗していますか?あと1日あります。まだ間に合います。またまた、自戒を込めて。


〔自然の造形〕

第460章「壬辰」の話

2012-01-05 | きいて
2012年の始まり

今年の干支は壬辰(みずのえたつ)

「壬」は植物の内部に種子が生まれる状態を
「辰」は草木の形が整った状態を表すとか

即ち、「物事が動き出す」年

壬辰の文字に負けぬよう

地に足をしっかり付けて、着実に!

〔おまけ〕
仕事場も4日の仕事始めから、普段通りの仕事が始まりました。
毎年のことながら、それぞれがそれぞれの抱負を胸にスタートしたと思います。
それぞれの抱負が、年末には花開きますように。
自戒を込めて。

第459章「この1年」の話

2011-12-31 | きいて
この1年

平穏に始まったかと思ったら
東日本大震災
大型台風襲来
ユーロ危機
不安定な政治状況
長引く不況

仕事場も小舟のように翻弄され

さあ
リセットして備えよう

明日からの1年!

〔おまけ〕
次から次へと色々なことが起きた1年でした。
リセットしに、雪の田舎にでかけます。
1年のご愛読ありがとうございました。

第458章「サンタさんの贈り物」の話

2011-12-29 | びっくり
年の瀬
来年のことを考える頃

突然妻が「高熱がある。」「咳が出る。」
医者に行くと
インフルエンザを疑い検査、結果はシロ
レントゲンを撮ったら、結果はクロ
「肺炎」

思わず唸った
「どこでもらってきたんだ?」

1週間前
初めてディズニーシーへ行ったっけ
人ごみの中を歩き回り
帰りは首都高の渋滞にはまり
帰宅したら暦が替っていたっけ
ディズニー土産かな?

それとも、サンタさんの贈り物!

〔おまけ〕
12月中旬の日曜日、何年かぶりにディズニーリゾートへ行きました。
それも初ディズニーシーでした。
久しぶりに二人で腕を組んで歩きました。
クリスマスを間近にしたイルミネーションが、若かりし頃の二人に戻してくれました。
それが1週間後に「肺炎」とは。「私が何をしたっていうんだ。」と、丁度子供たちにプレゼントを配っていたサンタさんに八つ当たりしてしまいました(???・・・)が、まあ、あまり忙しくしないで少し休めということかも知れません。
妻は、入院を勧められ紹介状を貰い大きな病院で検査を受けましたが、数値的には入院するに及ばずということで、抗生剤・解熱剤・去痰剤・咳止めを処方され、快方に向かっています。
読者の皆さんも、人ごみには気をつけてくださいね。


〔ディズニーシーの人気者 ダッフィー〕

第457章「幸福度指標」の話

2011-12-06 | びっくり
幸せですか?に答える
「主観的幸福度」
さらに
「経済社会状況」
「心身の健康」
「関係性」
「持続可能性」

これらを網羅し抜粋した
132の指標

これで国民の豊かさを測り
結果は政策に反映させたいという

幸せにはキリが無く
不幸せにもキリが無い

本当は、人の数だけある幸せ!

〔おまけ〕
内閣府の経済社会総合研究所が「幸福度指標」の試案を発表しました。幸せの指標、自己満足に終わらぬよう願っています。


 〔寄せ植え〕

第456章「誕生日にはケーキ」の話

2011-10-27 | たのしい
7月、息子の誕生日
1ヶ月前には覚えていたのに
忙しくてすっかり忘れ
当日、息子から
「お父さん、今日は何の日?」
いけない、笑ってごまかす

10月、娘の誕生日
「誕生日はケーキだな。」
忘れないよう、事前に宣言
娘の一撃
「美味しいのしか、いらないからね!」

あれこれ悩んで地元の銘店
仕事の帰りにのぞいて見るか
あっちの店、こっちの店
よし、気に入った

予約しただけで気持ちは晴々

さて当日
帰宅の道筋、遠回りして
受け取って
ドーンと広げたテーブルの上
美味しいものの前では
みんな笑顔

ヤッパリ、誕生日にはケーキ!

〔おまけ〕
色々回って決めたのは、気にはなっていても、一度も入ったことのないお店でした。
「Le Coffret」  http://www.le-coffret.jp/ さいたま市中央区上落合3-7-8 

〔フルーツミックスデコレーション5号〕 



第455章「危機管理」の話

2011-10-12 | きいて
ある会合
所は神戸

時期が時期だけに
テーマは危機管理

災害
企業不祥事
経済環境

企業を取り巻く危機の多様化

対策は一つ
自らが変わること

できそうでできないキーワード!

〔おまけ〕
神戸といえば阪神淡路大震災を思い出します。
復興した神戸にはその痕跡は見当たりませんでした。
宿泊したホテルのそばに、破壊された「メリケン波止場」をそのまま保存した「神戸港震災メモリアルパーク」がありました。
そこに地震の巨大な破壊力を見ることができます。
向かいの岸壁に、優雅な帆船が停泊しているのが何とも対照的てした。


 <神戸港震災メモリアルパーク>


 <海王丸二世>

第454章「彼岸」の話

2011-09-30 | きいて
暑さ寒さも彼岸まで
感心させられる昔の人の季節感
学びたいその経験と感性

今夏の猛暑、そして厳しい残暑

待つことしばし
彼岸過ぎたら涼風が

季節感のない街に

秋の訪れ!

〔おまけ〕
日本には四季があり、誰もが毎年体感できます。
暑い夏の次にはさわやかな秋が、寒い冬の次にはほんわかとした春が訪れます。
まるで、つらいことの後にはアメ玉が待っているような・・・。
これまで、夏は冷房、冬は暖房とアメ玉をなめ続けた身には今夏の節電は少しこたえました。
春と秋をクッションに、夏と冬を乗り越える先人の暮らしに学ぶことが省エネを実践することかも知れませんね。

   〔キンギョ草〕

第453章「待ちぼうけ」の話

2011-09-18 | うらやましい
休日の朝、ウォーキング
いつも通る中学の前

ゴルフバッグを背に
人待ち顔の男性

一周目
余裕のある顔
バッグを開け中身を点検中

二週目
余裕のない顔
道を渡って携帯を耳、厳しい顔

気になるな
振り向き振り向きウォーキング

遠くの方から白い車
急停車し人とバッグが消えたように見え

近づいて来る白い車
スピードを上げ追い越して行く

二人のラフな服装と
固い表情が好対照

さて、出だしでつまずいた二人
今日のスコアは

きっとブービー争い!

〔おまけ〕
中学校とサッカー場は向かい合っています。この男性はその間を行ったり来たり。
休日なので中学の部活やサッカー場に人が集まり始め、隣接の野球場ではライン引きが始まっていました。
イラつくこの男性は一人この場面から浮き上がって見えました。
私以外にも何人ものウォーカーが振り返っていました。


 〈スクールバスもお休み〉


第452章「消えた想い出」の」話

2011-09-12 | かなしい
舞い込んだ一枚の葉書

差出人は中学の同期生

あの海辺の中学校
大震災に見舞われた想い出の地
犠牲になった同期生を想い
関東在住の者で集まり
みんなで何かをしたいと
9月10日
川口リリアに集まった24名

境遇は違えど
想いは同じ

それぞれが涙を流しながら話す
故郷の肉親のこと

そして
波に消えた15名の同期生

みんなで生きるよ

君たちの分まで!

〔おまけ〕
岩手県陸前高田市は中学生のとき、転校して2年半だけ過ごした海辺の温暖な町でした。
転校して行ったのは、チリ地震津波の後で、巨大な堤防と高田松原の景観が妙にマッチしたきれいな海辺でした。しかし、3月11日の大津波で跡形もなくなり、同期生たちとの想い出も波にさらわれてしまいました。当時、私と家族が住んでいた家のあたりも瓦礫の山になっていたそうです。
9月10日に集まった同期生たちも、みんなが心の中で何かしたい、何かしなければと思い続けていたそうです。半年間、どこにぶつけたら良いかわからない怒り、悲しみ、苦しみ、その全部をみんなで分かち合えた気がします。
波に消えた15名。安らかにおやすみください。

 
 
 〔白砂青松、在りし日の高田松原〕

陸前高田市公式HP