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心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第577章「コロナ」の話

2020-09-20 | かなしい

新型コロナウィルス

猛威は続く

 

地学で習った太陽のコロナ

メキシコのコロナビール

暖房機器メーカーの株式会社コロナ

 

ビールとストーブは

名前が一緒なだけで風評被害

 

固有名詞の難しさ!

 

〔おまけ〕

コロナビールは最近また店頭で見かけるようになりました。

株式会社コロナは社長名で「コロナという社名に誇りを持っている。」と新聞広告を出していました。

自分と同じ姓・名と同じ人が誇らしい成果をあげるとなんとなく胸を張り、逆の場合は意気消沈。

難しいものですね。

 

 

 


第570章「お土産」の話

2019-01-06 | かなしい

何にしようか

売り場の中をウロウロ

 

どこにいても同じものが買え

地元の商品がやぼったく見え

いつの間にか消えていく

 

今回も

買ったのは

いつもの

決まり切った

飽きられた

 

お土産!

 

〔おまけ〕

昨夜、帰ってきました。

出かければシャッターが閉まり、見慣れたチェーン店の看板が目立ち、人がどんどん減って行く。

地元紙の年頭記事を読むと、各自治体の長の空虚な挨拶。

陳情する、協力を得る、企業を誘致する、若年者の定着、ハコ・モノ幻想。

どこの自治体も同じ言葉。

昔は、それぞれ特徴があったような。

かく言う私も、故郷を出た一人。

 


第564章「7年」の話

2018-03-13 | かなしい

2011.3.11、14:46

15,895人、2,539人、3,647人、約73,000人

 

数字は順に、東日本大震災が発生した日時

死者、行方不明者、震災関連死、今も避難を続けている人

合わせて9万人以上

他に、数字には入っていないが今も困っている人々もいるはず

 

復興って何?

 

以前の場所に元通りの町を作ること?

7年でできたことは何?

ハコはできても人はどこ?

 

震災の年に生まれた子供はもう7歳

この子らの故郷は避難した町

 

「復興は着実に進んでいる」との発言に、避難者の気持ちは「?」

 

復興って何!

 

〔おまけ〕

転勤族の子供だった私は、中学の2年半を海辺の町で暮らしました。

地球を半周して来襲したチリ地震津波対策のための頑丈な堤防ができたのは、私が転校して行く数年前でした。

東日本大震災はその頑丈な堤防を破壊し、地元で暮らしていた中学の同期生15人を飲み込んだのです。

今、海辺の町は、山を崩して旧市街地のかさ上げ工事が進んでいますが、人は・・・。

震災対策の7年はあまりにも長く、そして夢中で生きてきた被災者には短い7年です。

〔もひとつおまけ〕

震災後に記したブログを読み返してみました。

当時の私の気持ちを知ってください。

 第436章「みんな無事か」の話 第437章「一筋の光」の話

 第438章「踊る人」の話    第439章「がんばれ日本」の話

 第445章「日常と危険」の話  第452章「消えた思い出」の話

 


第560章「備え」の話

2018-01-24 | かなしい

大雪

四年ぶりとか

 

タイヤチェーンが売れ

スコップや雪かきが売れ

早めの帰宅と交通渋滞

 

雪は降り続く

 

革靴で転び

ノーマルタイヤでスリップし

コンビニに商品が届かず

学校は始業時間を繰り下げ

閉じこもる家、ちりとりで雪をかく家

 

何年に一度のための準備

はたまた仕組みづくり

喉元過ぎれば・・・

 

大事なのは備え!

 

〔おまけ〕

雪国では毎日のことなので、そういう地域の方々から見ると、この大騒ぎは「?」ですよね。

有事に備えてとか未曾有の災害に備えてとかの投資は行われても、大雪に備えたルールや仕組みづくりがなかなか整備されないのは、票にならないからなのでしょうか、それとも二・三日みんなが我慢すれば雪が溶けてまた元に戻るからなのでしょうか。

出番を待っていたスコップが大活躍、広い道まで除雪したり、車を掘り出したりしましたが、なまった身体には苦痛、腰が痛いのです。

スコップを持ったあまり知らない近所の人たち、同じ作業をしていると連帯感が生まれます。

 

 


第557章「田舎」の話

2018-01-08 | かなしい

懐かしい雪の山に挨拶をし

お土産を持ってお隣に顔を出し

紅白を観て

作ってもらったお雑煮を食べ

 

いつものお正月を味わい

 

家の片付けをし

特に高い所

 

買い物をし

特に重いもの

 

あちこち修理し

特に力のいる所

 

新年のゴミ出しの準備をし

 家中の不便を解消し

 

「また来るね!」と家を出る

 

新幹線の中で思う

 

何か悲しい!

 

〔おまけ〕

ここ何年も続く、暮れから正月の行事です。

一週間はあっという間でした。

親からはありがとうと言われますが・・・。

帰りの 新幹線の中で色々と想いを馳せたコーヒー


第522章「1,461日目」の話

2015-03-11 | かなしい

また今年も「3.11」がやって来た

 

あれから4年、1,461日目目の今日

長かったのか、「アッ」という間だったのか

 

人それぞれの感慨があり

人それぞれのかかわり合いがあり

いつまでも自分のこととして考えざるを得ない人

無関心にいつも通りの暮らしを送る人

 

東京では国立劇場の中だけに「3.11」

銀座にはいつもの人ごみ、ただの2015年3月11日水曜日

 

いつまでも忘れずに

くりかえされることのないように

 

復興を願って手を合わせる!

 

〔おまけ〕

転勤族の子供だった私は、「3.11」で被災した海辺の中学校を卒業しました。

以後の転勤・転校の煩わしさを逃れるため、卒業と同時に下宿をして内陸部の高校へ進学することにしました。

中学の同級生たちは、卒業後も同窓会やら歳祝いに誘ってくれましたが、遠距離や多忙を理由にあまり参加して来ませんでした。

その同級生のうち15人が「3.11」に海に飲み込まれてしまったのです。

2年半しか住んでいませんが、心の温かい人の居る街でした。

チリ地震津波の被害をを教訓に、頑丈な堤防が砂浜に完成した直後に転校して行った私は、その大きさに驚きました。

しかし、「3.11」では津波がそれを乗越え破壊してしまったのです。

今、被災地では、進捗の早い遅いはあっても復興工事が進んでいます。

しかし、仕事もなくなってしまい完成を待ちきれずに転居する人も多く、復興はしたものの住む人は減少するという矛盾が起きかねない状況です。

 

私たちにできる支援、それは被災した地域の産業を維持し人の定住を促進するために被災地の産品を、できる範囲で愛用することも一つの方法ではないでしょうか。

 

 

 

 


第488章「総選挙」の話

2012-12-03 | かなしい

2012年師走

4日公示、16日投開票

すでに選挙は後半戦

 

原発、TPP、消費税、年金、・・・

中長期的視点に欠け、実りのない論議

 

大同小異

付和雷同

離合集散

非難応酬

党内不協和音

 

右傾化、ポピュリズム

第三極、第四極

・・・

違いの分からぬ主張

 

そして、どこかに消えた復興!

 

〔おまけ〕

選挙も終盤、仕事場最寄の駅前に「本日午後、野田総理街頭演説」のたて看板がありました。12党に諸派・無所属をあわせて1,470人ほどが立候補予定だそうです。ある新聞によれば、政党分立により80%の死に票が発生する可能性があるとか。

今回は、人を見て投票するしかなさそうですね。


第452章「消えた想い出」の」話

2011-09-12 | かなしい
舞い込んだ一枚の葉書

差出人は中学の同期生

あの海辺の中学校
大震災に見舞われた想い出の地
犠牲になった同期生を想い
関東在住の者で集まり
みんなで何かをしたいと
9月10日
川口リリアに集まった24名

境遇は違えど
想いは同じ

それぞれが涙を流しながら話す
故郷の肉親のこと

そして
波に消えた15名の同期生

みんなで生きるよ

君たちの分まで!

〔おまけ〕
岩手県陸前高田市は中学生のとき、転校して2年半だけ過ごした海辺の温暖な町でした。
転校して行ったのは、チリ地震津波の後で、巨大な堤防と高田松原の景観が妙にマッチしたきれいな海辺でした。しかし、3月11日の大津波で跡形もなくなり、同期生たちとの想い出も波にさらわれてしまいました。当時、私と家族が住んでいた家のあたりも瓦礫の山になっていたそうです。
9月10日に集まった同期生たちも、みんなが心の中で何かしたい、何かしなければと思い続けていたそうです。半年間、どこにぶつけたら良いかわからない怒り、悲しみ、苦しみ、その全部をみんなで分かち合えた気がします。
波に消えた15名。安らかにおやすみください。

 
 
 〔白砂青松、在りし日の高田松原〕

陸前高田市公式HP 

第438章「踊る人」の話

2011-03-26 | かなしい
大災害から2週間

被災地から遠く離れた我が住まい
地震の翌日のホームセンター

トイレットペーパー
ティッシュ
ガスボンベ
飲料水
米・・・

山のようにカートに積み込む人・人・人

我が仕事場にも
普段の何倍もの注文が

心配はわかるが
災害対策は事前にしておくもの
被災地では対策すら飲み込まれ
何もなくなった

被災地から遠く離れても、まだ踊る人!

〔おまけ〕
必要なときに必要なだけ必要な物を買えば、需給バランスがとれます。
今回もまた、消費者は買いだめに走り、メーカー・物流は原材料の入荷不足や軽油不足・計画停電で安定した生産活動・配送活動ができなくなり需給バランスが崩れました。
今の日替わり停電では、従業員の始業時間、生産開始時間が決められず停電予定が中止になっても商品は生産できません。
技術的に可能なら、メーカーの定時停電ができれば、商品数は絞り込んでも安定的に商品供給ができるはずです。
今、みんなの英知が試されています。

第414章「落葉」の話

2009-11-26 | かなしい
恵比寿
ある会合

話題は
作業後半に入った
行政刷新会議の事業仕分け

こんな作業
企業なら当たり前
部門の熱意と責任感が判断を促す
メリットのない支出など聞いたことなどない

ただ、事業仕分けには
少しばかり長中期の視点が欠け

もう一つの話題
最近定年退職をした、メンバーの知人の話
《ご主人》
定年退職をしてからは
妻の役目は
規則正しい朝・昼・晩の食事
今まで苦労して
勤めあげたのだから
こんなことは当たり前だと思ってた
《奥様》
退職前は良かった
朝食作ったら自由時間
主人が帰宅するまで自由時間
友人とおでかけ、昼食、観劇、習い事
主人の帰宅はいつも遅く
時には夕食手抜きのことも
ああ、楽しい毎日だったのに

ある日、奥様はご主人がうっとうしくなり
「あなた、いい加減にしてよ!」
その後、その夫婦がどうなったか?
メンバーからは聞けず

掃き集められる「枯葉」ではなく
大切な押し花にされる「落葉」になるには・・・

自分は「枯葉」、それとも「落葉」!

〔おまけ〕
帰り道、枯葉がやけに目に付き、急いで帰りました。
行ったのは「なすび亭」、ミシュラン☆のお店です。路地の奥のものすごく分かりにくいところにあります。渋谷区恵比寿1-34-1

第403章「3つの仕事」の話

2009-09-14 | かなしい
「私は”3つの仕事”をした。
 妻であり、母であり、
 そして、プロのアーティストだった。」

土曜日、妻に誘われて
メアリー・ブレア展

ウォルト・ディズニーが最も信頼したメアリー・ブレア
ヒット作のコンセプト・アートを描き続け
さらに美術監督までも

一方、リー・ブレアの妻として
2人の子供の母として
3つの仕事を成し遂げたメアリー・ブレア

一転して、リタイア後の作品の変貌ぶり
アニメーションの世界は虚像だったのか
本当はこんな作品が描きたかったのか
一生懸命に疲れたのか

本当は、私は・・・!

〔おまけ〕
「メアリー・ブレア展」会期:2009年10月4日(日)まで 於:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)東京メトロ半蔵門線「清澄白河」B2出口9分
その業績が賞賛されても、メアリーの本当に描きたかったものはアニメーションではなかったのかも知れません。

第398章「マイコー」の話

2009-07-09 | かなしい
今頃、何をしているのかな
ディズニーランドで遊んでいるのかな
それとも、うそ!何で?と戸惑っているのかな

天国に召されたMichael Jackson

才能を評価され
小さな頃から働きづめ

大人の事情の間で
寂しい子供のまま自分も大人になった
その裏返しが奇行子ぶりかも

マイコー、もう一度子供の頃に戻っておいで!

〔おまけ〕
大昔、ショーの司会者が彼をマイコー・ジャクスンと紹介するところをテレビで見たことがあります。うーん、あの発音カッコいいなとずーっと頭の隅に残っていました。

第369章「父の背中」の話

2008-08-25 | かなしい
8月17日
父が亡くなった
2月から入退院を繰り返し
とうとう、力尽きた

父は一度も死を考えず
強い精神力で、退院後のことばかり考えて

父の背中を見て育った私
口では言わず、仕事で、態度で教えてくれた
何が父と同じぐらいできるかな?
何では父に勝てたかな?
いや、やっぱり、かなわないや

ありがとうを言う間もなく
逝った父

本当に、ありがとう!