心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第378章「かまど」の話

2008-11-24 | きいて
年に一度の防災訓練

消防車とはしご車が着き
オレンジ色の消防隊員も揃う

普段御無沙汰の防災委員
罪滅ぼしに早めのスタンバイ

集まり始める町内会の面々
連休の中日で心細い出席率

持ち場はかまど
お釜で湯をわかし
アルファ米の炊き込みご飯

若手がかまどに火を

新聞紙を入れ、火をつけて
薪をどんどん重ね
煙がもうもうと立ち上る

見ていられない
新聞紙は丸めて
薪は細いものから
互い違いに重ねて
新聞紙であおいで
太い薪をくべて

しばし

ゴーッと音をたてて
蓋の間から湯気が

伊達に食ったわけじゃないよ、年の功!

〔おまけ〕
キャンプとか野外炊飯とか、便利な携帯燃料や器具で育った人達は、かまどや薪は苦手なようです。
さて、連休最終日ですが、これから九州に出張です。

第377章「明るいね」の話

2008-11-17 | うれしい
久しぶりの帰省

山は真っ赤に燃え
そろそろ冬支度

こたつと石油ストーブを出し
庭の鉢は暖かな縁側へ
枯葉はほうきで集め
汗ばむ身体に熱いお茶

うーん、家の中が暗い
障子も貼り替えよう

ホームセンターで紙と糊
濡れ布巾を「さん」にあて
スルスルはがれる古い紙

障子の貼り替えるなんて
何年ぶりかな

うまくできたかな

母のうれしそうな声
「部屋が明るくなったね。」

今年の雪は、寒さは
どうかな?

田舎はもうすぐ冬篭り!