心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第514章「母の日」の話

2014-05-11 | ささやき

俳人 中村汀女のいう「母の苦労」

 

「親として頑張っているというのは表面であって、

 なんと親は、子供の顔をうかがって暮らしている・・・」

「子の愛におぼれることのたやすさ、楽しさ。

 きびしくあろうとすることのむずかしさ」

 

歳を重ね思う、母の苦労!

 

〔おまけ〕

今日(2014.5.11)の「天声人語」に、母の日をテーマして、今日は貯金箱受難の日とありました。

商魂に乗せられ「物」で応えるより、汀女のいう「母の苦労」を少しでも理解したいものです。

 

 

 


第503章「食事」の話

2013-10-19 | ささやき

「ごちそうさん」を見てふと思う

 

家の食事、出前、外食、ファーストフード、中食

 

美味しい

どうやって作ったんだろう

作った人の顔が浮かぶような

食べて得したような

 

美味しくない

栄養だけを考えたような

見た目だけのような

金儲けのような

手抜きかな、ただ、間に合わせただけのような

食べて損したような

 

三度三度の色んな食事 

用意するだけなら誰にでもできる

 

「食事」と「餌」の差は

美味しい、ありがとうと思わず言える

 

作った人の思い!

 

〔おまけ〕

「あまちゃん」の後で視聴率が心配された「ごちそうさん」は健闘しているようですね。

め以子が工夫をし、下宿生にとうとう納豆を食べさせた場面で、ふとこんなことを思いました(2013年10月18日放映)。


第463章「ひなまつり」の話

2012-03-03 | ささやき
『出して、出して。』
『開けて、開けて。』

真夜中、耳のそばでささやく声
夢かな、夢の中かな?

寝床を出て考えた
去年もこんな声が聞こえたような

タンスの上の段ボール箱
ガタガタ、ガタガタ
出て来たのは
ガラスケースの五段飾り
狭い中に1年間

人形たちが
一瞬
笑ったような
のびをしたような

毎年見る妄想!

〔おまけ〕
二十数年前、田舎の母が娘の誕生を祝ってプレゼントしてくれた小さなガラスケース入りのひな飾りです。狭いアパートではそれでも場所を取っていました。どの人形もまったく同じ顔をしています。娘の小さかった頃が思い出されます。


〔我が家のひな飾り〕


〔明治記念館ロビーのひな飾り〕

第432章「感性」の話

2010-12-17 | ささやき
天声人語にあった
谷川俊太郎の愉快な詩


  おならうた

        谷川俊太郎

   いもくって ぶ
   くりくって ぼ
   すかして へ
   ごめんよ ば

   おふろで ぽ
   こっそり す
   あわてて ぷ
   ふたりで ぴょ


同じおならがこんなにも
聞こえ方が違うなんて

言葉の大事さ、感性を磨こう!

〔おまけ〕
掲載日:2010年12月16日朝日新聞
おならうた初出:1980年1月「すばる」
つい出てしまった言葉、選び抜いたつもりの言葉。聞く側の捉え方もさまざまです。
同じ事象でも色んな見方・考え方を持ち、表現や発想を豊かにしたら楽しい世の中になるかもしれませんね。

第394章「三人がけ」の話

2009-05-09 | ささやき
三人がけの真ん中

あとから乗り込んで
小さくなって
北へ向かう新幹線

連休二日前

どうしようか
混んでるよな
どうしようか
混んでてもな
意を決し、仕事の帰りに駅へ

後ろの人を気にしながら
券売機と格闘しばし
出た、キャンセル

車中の心地よい眠り

田舎はもうすぐ!

〔おまけ〕
連休は混むだろうなと最初からあきらめていたところ、1000円高速の影響で新幹線はまだ空きがあるとの情報、券売機のたくさんある駅に駆け込みました。狙い目の時間帯は満席、かまわず何度も挑戦、そうして見つけた一枚でした。

第327章「緊張」の話

2008-02-27 | ささやき
今朝の駅
中学生がいっぱい
今日は、公立高校後期募集学力検査の日

待ち合わせて一緒にでかける生徒
親に付き添われている生徒

みんな、がんばれたかな

一生に何度か経験する、「緊張」の日!

〔おまけ〕
明日は面接試験、3月6日が合否発表です。
父親が付き添っていた女子生徒は、KIOSKで飲み物を買ってもらっていましたが、緊張しているのか、か細い声でアレコレ言っていました。

第303章「誕生日」の話

2007-12-03 | ささやき
今日は私の誕生日

小さな頃は「大きくなったら・・・」と夢を語り
大きくなってしまうと「あのときはこうすればよかった・・・」と反省し

誕生日はめでたくもあり、めでたくもなし!

〔おまけ〕
小さな頃を思い出し、夢を語りたいもの、いや語らねば!

第272章「花の心」の話

2007-08-05 | ささやき
ホームセンターで花の苗を買う

安くて、華やかで、長もちして・・・
見渡すといつも聞こえる
花と眼が合う
「ボクを連れてって!」「ワタシを連れてって!」

そして、今日も聞こえる「どう、キレイでしょう!」

〔おまけ〕
毎朝、5時半に起きて、花ガラを摘み水をあげます。話しかけると返事が返って来ますよ(妄想?)。

第260章「再登場」の話

2007-06-23 | ささやき
バーガーキング2号店
6月22日(金)10時
サンシャインシティーに開店

朝8時、開店準備をするそばに、50人ほどの行列

1996年、西武鉄道とJTがFC展開するも2001年に撤退

今度はロッテリアがFC展開

6年の間に、どこに勝算を見出した

通路の正面に対峙するマクドナルドは、いつもの朝!

第241章「別れと出会い」の話

2007-04-14 | ささやき
4月になって2週間

学校では
入学式があり
春休みが終わり
新学期が始まった

いつものバス停にいつもの顔がもどって来た
思いショルダーバッグ、グレーの制服の女子中学生
「アレッ!何かいつもと違う?」
今日は柑の制服、手提げカバン
カバンにICHIJO

乗るバスも今日から違う

頑張ったんだね!

〔おまけ〕
次のバス停から乗って来た鮮やかな紺の制服の女子高生は卒業したのかな。隣の駅まで行く女子中学生は元気にもどって来ました。
三つ先のバス停から乗る詰襟の男子中学生は高校生になったのか、最近見かけません。同じく、やたらにスカートが短くカバンにマスコットをいっぱい付けていた女子高生も見かけなくなりました。
代わりに、ちょっと大きめの制服を着たピカピカの1年生が乗って来ます。まだ、ちょっと不安そうな顔つきです。

第227章「お雛様との約束」の話

2007-03-03 | ささやき
むかしのまま、にこやかに微笑んでいました!

1年前のお雛様との約束

娘が大きくなり
雛祭りが近づいても
押入れから出してもらえぬお雛様
暗いところで毎年迎える雛祭り
何でそんな約束したんだろう
「来年は飾ってあげるよ!」と

2月27日早朝
お雛様が耳もとでささやいたような
「今年も、飾ってくれないの?」

飛び起きて
ホコリだらけの箱を運び出す
玄関に、飾り終えて仕事場へ
とってもいいことしたような

約束だったね、お雛様!

〔おまけ〕
「第42章『お雛様』の話(2006.3.5)」ちょうど1年前、お雛様に約束した時のブログです。
玄関の目立つところに飾ったのに、家族は誰も何も言いません?まさか、私にだけ見えているのか・・・

第220章「また一つ」の話

2007-02-04 | ささやき
都内は再開発が盛ん
仕事場のそばの物件も完成間近
東池袋四丁目地区市街化再開発事業
42階建住居棟と15階建業務棟

以前は細い路地
おかずの選べる定食屋、元気なおばちゃんの飲み屋、ゲーム機がテーブルの喫茶店、満州帰りのおっかないとんかつ屋、店先で名入れをしていた提灯屋、徹夜仕事に便利な銭湯
みんな「お世話になりました」の貼紙とともに消え
丸三年たって間もなく完成

地下鉄の出口も開通し
取り付け中の新しい看板には誰でも知ってる、どこにでもあるチェーン名

仕事場は日陰になり、携帯が聞こえにくく

人間味がなくなった新しい街!

第214章「あゝ上野駅」の話

2007-01-20 | ささやき
♪どこかに故郷の香をのせて・・・

北国生まれにとって
上野は今でも始発駅
思えば40数年前
歌詞の意味も分からずに
中卒の友を見送った
我が身も今はここにあり

とうに時代は過ぎ行きて
汽車、汽笛、煙、夜汽車、連絡船、就職列車、・・・
今は使えぬ歌詞ばかり

上野駅に残る歌碑!

〔おまけ〕
歌手の井沢八郎が亡くなりました。「あゝ上野駅」に涙し、また励まされた人はたくさんいると思います。1999年に廃止された18番線は就職列車の発着するホームでした。
歌碑のある場所:上野駅広小路口を出たところ

第200章「次代の若者」の話

2006-12-15 | ささやき
トヨタ・クラブワールドカップ

13日夜の準決勝
南米代表「インテルナシオナル」対アフリカ代表「アルアハリ」
2対1でインテルの勝ち

1点目はこれが出場2試合目の17歳アレシャンドレパト
同点にされた後、膠着状態が続く中
負傷したアレシャンドレパトに代わった19歳ルイスアドリアーノが決勝点

二人ともリラックスしてプレー
アレシャンドレパトは肩でのドリブルまで披露
対照的に他の年長者たちは「初戦で緊張していた」とか

有望選手たちがヨーロッパのクラブに引き抜かれる一方
次から次へと生まれる次代の選手たち

日本のクラブはこの大会のアジア代表になることが先決か!

第182章「中間テスト」の話

2006-10-25 | ささやき
朝、いつものバス
教科書に目をやる中学生
プリントを暗記する高校生
中間テストかな?

見たいテレビは我慢した?
遊びに行くのも我慢した?
名前も知らず、顔だけ知ってる中高生

心の中で、「がんばれよ!」

〔おまけ〕
電車に乗ったら、私立の小学校に通っているらしい男の子が社会のプリントを広げていました。都道府県の白地図が印刷してあり、一生懸命都道府県名を答えていました。