心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第366章「国際親善」の話

2008-07-31 | きいて
帰り道、バス、始発の駅前

手にメモと千円札を持った女性
後ろ乗りの乗車口でまごついている
バスカード挿入口、整理券発行機、PASMOのタッチパネルに千円札を

突然、「両替ハ運転席アルヨ!」とそばに座って見ていた乗客
「アリガトゴゼマシタ。」とその隣に座った中国人風の女性
乗客の注目を浴びたまま、バスは発車

「運転手さん、この人○△で下りたいんだって。」
「はい、△○と言うバス停ならありますが。」
「良カッタアルナ、△○デ降リルアルヨ。」
「アリガトゴゼマス。」

身近に見た国際親善!

〔おまけ〕
この女性は降りるとき、両替の仕方を間違えてしまい、運転手は会話マニュアルのファイルを引っ張り出して説明し、最後に「OK」と一言。後ろに並んだ人たちはニコニコしながら黙って見つめていました。
親切な乗客の妙な言葉(テレビや映画の中国人役が話すお決まりの日本語)がこう言う場で使われ、とても不思議な気分になりました。
北京オリンピックでも、逆の体験談がたくさんあるといいですね。

第365章「草むしり」の話

2008-07-21 | きいて
大昔、サンフランシスコ
ゴールデンゲートブリッジ

「この橋は、1年かけて塗り替えます。」
と聞き
『終わった次の日がまたスタート?』
とエンドレスな仕事をする人に同情したような

わが家の小さな庭
休みのたびに、草むしりに挑戦
暑い、蚊が出る
タオルを頭に巻き、蚊取り線香を足下に

取りきれずにまた来週

ご苦労さんのビールだけは着実に消化!

〔おまけ〕
いつもきれいな庭にしておきたい気持ちと、秋になれば枯れることがわかっている気持ちが交差し、なかなかはかどりません。以前は、きれいな芝生だったのに・・・。

第364章「サンクチュアリ」の話

2008-07-16 | じまん

居間に下りてカーテンを少し開けると
張り出した縁台に
何やら生き物

涼しい場所を探して横たわる縞模様のネコ
頭をめぐらし、ガラス越しに目が合う

しばらくして
何事もなかったようにまた寝始める

オナガが飛んできて
パン屑をついばむ

ネコはまた頭をめぐらし
しっぽをパタパタさせながら
オナガを眺める

食べ終わったオナガは、ギャーっと叫んで空へ

そばにはトマトと胡瓜が実り
茄子が花をつけ

ペチュニアのそばでネコはまた夢の中!

〔おまけ〕
良く見かけるネコです。暑くて寝苦しいので、風の通る場所を探して来たのでしょうか。
仕事にでかける頃にはいなくなっていました。
日曜大工で、90センチ角の縁台を二つ作り、庭の中央に置いています。家族が座ったところを見たことはありませんが、ネコの役には立つようです。

第363章「日常」の話

2008-07-10 | きいて
アレッ、いつもと違う?
警備の警官の姿がない

「警官」の存在が
あたりまえの「景観」になりかかった
サミット警備

公園のトイレも
公共施設のゴミ箱も
地下鉄の自販機も

封印が解かれて戻った、「日常」!

〔おまけ〕
あの、動員されて警備に当たった警官はどこに戻ったのでしょうか?
夏休みになり、家族揃って洞爺湖に行き、「ここで開催されたサミットのために苦労したんだ。」と家族に語りかける警官が何人いるのかな?と思ってしまいました。

第362章「同窓会」の話

2008-07-07 | たのしい
7月5日の赤坂
高校の同窓会

田舎の高校で3年間机を並べ
東京に集まった62人の仲間たち

懐かしいね!
元気だった?
話がはずみ
だんだん思い出すあの頃の顔と名前

帰宅して、卒業アルバムでやっと確認できた名前

歳月は、姿かたちを変え、記憶を遠いかなたへ!

〔おまけ〕
たしか、一緒に卒業したのは300数十人、まだまだ卒業以来会ったことのない仲間たちがいます。それぞれの人生が幸せでありますように。

第361章「サミット」の話

2008-07-01 | びっくり
間もなく、北海道洞爺湖サミット

同時多発テロ防止のため
駅、道路、公共の建物の周りに目立つ警備の警官
期間中は駅のコインロッカーや自販機の営業も停止とか

その昔
リゾート開発に踊った北海道
サミット会議場の「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」
拓銀破綻のもととなったバブルの遺産に首脳が集合

歴史がもたらす皮肉!

〔おまけ〕
会期は7月7~9日、何も起きなくて当たり前、何か起きたら袋叩き。大変です。
洞爺湖は学生時代の実習場で、学生時代を過ごした北海道を見せたくて新婚旅行にも訪れました。
バブルの頃に拓銀の子会社が前身となるホテル(エイベックスホテル)を始め、間もなく破綻。甦ったホテルがサミットの会場になるとは誰も思っていなかったにちがいありません。