心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第23章「手を振る女」の話

2006-01-28 | びっくり
朝の駅
電車が入って来るまでの少しの時間

何度も見る男女
恋人、夫婦、・・・、20歳位?

階段を上ってホームまで
女性は両手で男性の左腕にしがみついてやって来る
電車が来るまで、彼女は彼の顔をのぞき込んで一生懸命話しかけ
彼が電車に乗り込むと、発車までの間
くちびるだけで「・・・・・・・」

そばで見ていると、まるでお母さんが子供に
「気を付けて行くのよ、今日もがんばるのよ!」と言っているみたい

電車が発車すると彼女は手を振る
二人は満面の笑み

電車が離れて行くと
彼女は手を振るのをやめ、キリッとした顔に
そして、入って来た反対側の電車に乗って行く

とても小柄な彼女が、とても大きく見えた!

〔おまけ〕
彼女が、あまりに堂々としていたので、彼と同じ電車に乗るはずが、思わずジーッと見てしまいました。

第22章「手を振る若い男」の話

2006-01-26 | びっくり
あまり込み合っていない電車の中
運良く座れてウトウト

向かい側の席が一つ空いた

立っていた女性が座ろうと、つり革を放し
身体の向きを変えた

その時
「アッ!」左手奥から男の大きな声

女性は驚き、座るのをやめた

男は、手を振りながらその席へ一目散

スーツ・コートのサラリーマン風
見たところ普通の人

男が、当然のように座るのを見て、女性は小走りに隣の車両へ
彼に注がれる冷たい視線

お前が座る席じゃないんだよ!

〔おまけ〕
この男は本当に普通の人に見えましたが、どこかのネジがゆるんでいたんでしょうか!
小さい頃に「座りたい!」と駄々をこねて育つと、こうなるんでしょうか。

第21章「手を振る男」の話

2006-01-25 | びっくり
朝、バスに乗って四つ目のバス停
いつも、ピシッと決めた男が乗って来る
50代かな

必ず陣取る歩道側のつり革
発車と同時に窓の外に向かって手を振る
伸び上がって振り続ける

バス停には彼の妻
彼女も手を振り続ける

初めて見た時はビックリ
それが毎日

同じ事をされたら照れるだろうな
手を振り返せなくて下を向くだろうな

うらやましくもあり、恥ずかしくもあり!

〔おまけ〕
たまに、奥さんの見送りがない時は、バスの皆が、どうしたんだろうと心配してしまいます。

第20章「合コン手帳」の話

2006-01-23 | びっくり
書店で見たものすごい書名、「合コン手帳」

さらに表紙に勇ましく
「この手帳を持って行け!
そして合コンに勝利をおさめよ!」

これが何と25歳の女性を対象にしているとか

パラパラめくると
合コンに役立つ種々のチェックリスト
12のMISSION

見事なマニュアル
これで男は皆陥落
女性だけでは不公平、その裏をかく男性用は!

〔おまけ〕
「合コン手帳」:発行 ディスカヴァ-・トゥエンティワン、1,428円(税込)。
ほかにも、「合格手帳」「内定手帳」「上司手帳」などいろいろ。
ディスカヴァ-・トゥエンティワン http://www.d21.co.jp/
自信がない為不安になり、ちょっとノウハウが知りたくなったら、のぞいて見るのも手かも知れません。

第19章「親子三代スキーヤー」の話

2006-01-17 | うらやましい
101歳の現役スキーヤー、三浦敬三さん逝く(1月3日)
子供の雄一郎、孫の雄大と豪太
親子三代のスキーヤー

日本最初のプロスキーヤーとして雄一郎を知り
冬季オリンピックで豪太は雄一郎の息子かと驚き
99歳でモンブランを滑走した敬三に驚き
エベレスト初親子登頂(雄一郎、豪太)の支援部隊に雄大を見
それぞれが、登山・スキーのすごい技量の持主だと知った

親子三代スキーヤー
同じ世界に生きた、この上ない幸せ!

〔おまけ〕
2004年、敬三100歳の時、雄大の娘も加わり親子四代でロッキーを滑走した。
私事ですが、親子三代クソ真面目だけでは、話題にもなりませんね。

今日、1月17日5時46分はあの阪神大震災が起きた時刻です。合掌。

第18章「コケたスクーター」の話

2006-01-15 | びっくり
早朝のバス待ち
バス停の向こうに見える、変則五差路
勢い良く車体を傾けて右折しようとしたスクーター
ガリガリと言う音と共に転倒し、ザ-、ドシン

アッ、大変だ、転倒だ、乗ってた人は大丈夫かな?

後続車が器用に横をすり抜けて行く、次も、次も、その次も
前から来た車も、誰も止まらず走り去る

若い男は立ち上がり、スクーターを道端に寄せエンジンをかけ始める
プルプル頼りない音がしていたが、しばらくするとブルルーン、ブルルーン、ブンブンブン
若い男は、膝を押さえながら跨がると猛スピードで走り去った
バス停で「見てた」人達は、目を見合わせた

アッ、バスが来た!

〔おまけ〕
偶然にも「コケた」3連発に遭遇した。この事を人の災難を見て見ぬふり、あるいは誰かが手を出すまで自分は手をださない、自分が被害に会うまでは無関心と言った昨今の日本の縮図と言ったら言い過ぎでしょうか。
しかし、この3連発を家族に話したところ、「お父さん、あなたはそれを見て何をしてたの?」と言われ、返す言葉もありませんでした。反省。

第17章「コケた自転車」の話

2006-01-14 | びっくり
無性にみかんが食べたくなって近くのスーパーへ
寒いのでマフラーをグルグル巻いて
両手はコートのポケットに入れて
急いで出たので、素足にサンダル

寒い!

ずーっと前方に同じ向きに、丸くなって歩くおばあさん
その横にこっちへ走る買い物袋満載の自転車の主婦

急に自転車が舞い上がった
と思ったら前転宙返り
自転車は倒れ、買い物袋は飛び散り、主婦はベチャッ
夕暮れの中の一瞬の出来事

駆け寄って買い物袋を拾おうとしたら
主婦は「大丈夫です、大丈夫です、大丈夫です、足がつっただけですから。」
買い物袋を拾い終わると、自転車を猛スピードで発進

おばさんは一部始終を見終わるとこの先のスーパーへ

買い物が終わったら、おばあさんはこのみやげ話を持って・・・!


第16章「コケた女」の話

2006-01-11 | びっくり
大宮駅地下ホームへ降りる階段
並行する下りエスカレーターに乗る

階段を、大きいけれど軽そうなバッグを持った若い女性
ヒールの高いキラキラするサンダルの音が
ゆっくり、カーン、カーン、カーン、カーンと鳴り響く

エスカレーターの人達は、目と耳を「カーン、カーン、カーン、カーン」の方へ
あと三段
その時、若い女性がゆらっと揺れた
バランスを崩して座り込んだ

階段の上、下、エスカレーターからたくさんの目が彼女を見ていた

それに気づいた彼女は、立ち上がりサンダルを手に猛スピードで階段下に消えた


ちょうど、新木場行きの電車が入って来た


第15章「七福神」の話

2006-01-09 | ひみつ
願いごとをかなえる七福神めぐり。
一番近いのは「与野七福神」。

大黒天(円乗院)
福禄寿(正円寺)
寿老人(天祖神社)
弁財天(弘法尊院)
毘沙門天(鈴谷大堂)
恵比須神(一山神社)
布袋尊(円福寺)

どこにあるかは知っていても、
一度もお参りしていない。

1月3日、七福神行列。
以前は、市長をはじめ町の名士が扮した7神。
今は、公募の7神を初めて見た。

ボランティアの緑の小旗の後には、参詣の人人人。
七福神もこれだけの人の願いごとには応えられまい。

参詣の人のいない季節に、七福神の御利益を一人占め!

〔おまけ〕
与野七福神:埼京線与野本町駅周辺、行程約7km、歩くだけなら2時間(願いごとが多ければもっと)
JR東日本「新春与野七福神めぐり」1月21日実施
駅からハイキング http://www.jreast.co.jp/tabidoki/index.html


第14章「うれしい便り」の話

2006-01-08 | うれしい
年賀状も一段落。
社内の人との年賀状交換。
内容から普段のつきあいでは伺い知れない人柄がわかる。
以外とお茶目、やはり真面目、家族の紹介・・・。
元旦必着、元旦泥縄、人様々。

御多分に漏れず、我が社もリストラ。
その中で自ら転進した人、早期退職に応じた人。
なつかしい仲間、彼らから来たうれしい便り。

今年も来た年賀状。
今の状況を細かに書いて、前向きの生き方が伝わって来る。

この先、会う事などないかも知れないが、
いつまでも、ずーっと大事にしたい。

〔おまけ〕
社内で年賀状を出し合っていた人のうち、退社した人全員から年賀状が来ました。新天地の仕事の事が書いてあると、ホッとします。

第13章「負けちゃうなぁ!」の話

2006-01-07 | くやしい
癒し効果のあるペット。
今や、心の病を治す為のペットもいるとか。
本物に触れ合えない人向けにはネットの中のペット。
有名になったペットもいます。
今、一番有名なのは、恐らく「はっちゃん」。
猫です。

公園で鳴いていた白黒の猫が、写真家八二一の里子になりネットで紹介されて人気者。
時々、サイン会もするそうです。
不思議な寝相、不思議な行動、オドオドしていた猫にもスターの貫禄がついたようです。

最近、にわかに人気を博しているのが、ペットとは言えませんが、
中国四川省で生まれたばかりのパンダ。
お母さんの毛毛(マオマオ)と毎日ゴロゴロ、とても愛らしい。
今、ネットで名前を募集中。

どんな時でも、赤ちゃんと動物には負けちゃうなぁ!

〔おまけ〕
はっちゃん日記 http://sky.ap.teacup.com/hani/
写真家八二一:「はに・はじめ」と読む。大阪在住の二人組(来秀則+藤原なつみ)
となりのこぱんだ http://www.so-net.ne.jp/beauty/kopanda/
パンダの居るところ:臥龍中国パンダ保護研究センター

第12章「予知」の話

2006-01-05 | じまん
テレビドラマの結末、
ハッピーエンド、別れ、大どんでん返し。
脚本家が腕を振るうところ。

先月終わったドラマ「野ブタ。をプロデュース」。

いつも一緒に居る二人が、これからもずっと一緒とは限らない。
環境を変えれば、別々に生きて見れば、
もっと自分を成長させる相棒に出会えたかも知れない。

だけど脚本家はひねくれ者。
転校する(亀梨扮する)修二を待っていたのは、転校した(山下扮する)彰だった。

最終回が始まって数分、「まさか同じ学校に転校したりしないよね?」。
読みが当たってしまった。

脚本家と同じ、ひねくれ者と言う事か!

〔おまけ〕
同時期に放送された「花より男子」とゴッチャになって困った。
当たった読み:昨年放送された「女王の教室」が始まったばかりの頃、「この先生、本当は生徒思いのいい先生だったりして?」と言った覚えがある。才能あるかも?

第11章「昼食難民」の話

2006-01-04 | びっくり
1月4日は仕事始め。
さあ、今年もやるぞと家を出た。
幸先の良い事に、電車も座れた。

社長の年頭の挨拶にうなずき、年始回りの来客と懇談し、
業務テーマの整理をするうちに昼食。
何にしようか?頭を巡らせながら外へ。

あれっ?近隣の飲食店は、まだ休みの貼紙。
「新年は5日から営業します。」はまだかわいい方で、
中には「10日から営業します。」も。

意を決し、サンシャインシティーへ。
あれれっ?こちらはまだ冬休み中の子供達で大賑わい。
母親と一緒にお店の前に長蛇の列。
一回りしても、蛇のシッポは短くならず、ただ時間が過ぎるだけ。

かくなる上は、コンビニ弁当か。

本日より勤労にいそしんだ皆さん、昼食難民になりませんでしたか!

〔おまけ〕
サンシャインシティー http://www.sunshinecity.co.jp/ 1978年の誕生から四半世紀、グルメ、ショッピング、アミューズメント、劇場、ホテル、水族館、博物館、プラネタリウム、コンベンションホールなど何でもある所ですが、今日は散歩だけでした。

第10章「理科のお店」の話

2006-01-03 | おもしろい
東京駅八重洲口に「ザ・スタディ-ルーム」と言うお店がある。
店内は、まるで学校の理科室のよう。
ティラノサウルスの骨格標本、聴診器、万華鏡、顕微鏡、鉱物などの品揃え。
近所に用事のある時は、面白い物が入っていないか?立ち寄る。

学生の頃、講座のビーカーでインスタントラーメンを煮て、ガラス棒で食べた。
ガラス管を細工して、キセルも作った。
先生、ごめんなさい。

実験室はアイデアの宝庫、学生達は今も創意工夫(?)に励んでいる!

〔おまけ〕
お店のあるあたりは、正確には「東京駅一番街コミュニケーション小路」と言うそうです。
八重洲北口改札を出たら左手に進む。
教育雑貨店ザ・スタディールーム http://www.thestudyroom.co.jp/
向いの「栄松堂書店」は、鉄男・鉄子に人気のお店です。

第9章「浦和レッズ戴冠」の話

2006-01-02 | うれしい
元旦の風物詩、サッカー天皇杯決勝。
浦和レッズ25年ぶりの優勝。

急病の母を見舞う為、急遽ブラジルに帰国した闘莉王の代役堀之内の先制の1点。
決勝を最後に退団するマリッチの追加点。
ボールを奪って突進する岡野。
19歳にもかかわらず相手にひけを取らない細貝・赤星。
試合を引き締めるキャプテン山田。
選手全員が一つになった決勝戦。

以前のレッズは頼りないチーム。
肝心な所での取りこぼし。
途中でテレビを消した事が何度あった事か。

しかし、レッズに大きな変化。
新人・ベテランがかみ合い、クラブの方針も明確に。
何よりもレギュラー・控えの差のない層の厚さ。
努力しなければ、アピールしなければ出場は不可能。
この危機感がチームを強く。

2006年もドラマを。

まずは、優勝おめでとう!


〔おまけ〕
サッカー天皇杯:第85回天皇杯全日本サッカー選手権
25年ぶり:前身の三菱重工チームとしての優勝以来
マリッチの帰国:1日の優勝の喜びもそこそこに今日2日成田から帰国。帰国前の朝7時、大原練習場でファンに挨拶。ありがとう!
清水エスパルス:GK西部は12月27日にレッズからのレンタルが正式移籍となったばかり、サントスもエスパルスから移籍。選手は色んな思いで試合に臨んだ。エスパルスの奮闘に感謝!