テニスとランとデジカメと

私の趣味3点+その他の紹介です。
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松戸戸定邸

2007年02月12日 | 散歩
 戸定邸は水戸藩最後(11代)の藩主、 徳川昭武(第15代将軍 徳川慶喜の弟)が松戸の別邸として作ったもので、大名の下屋敷ながら華美な装飾がされず、自然に溶け込んでいるような佇まいである。
 1884年(明治17年)に完成した後は、昭武の隠居生活の場として使われていた。
明治30年代には昭武の実の兄である、元将軍徳川慶喜が何度か訪れ、共に趣味の
釣り、狩猟、写真撮影などを楽しんだようだ。
歴史館には当時昭武が撮った写真が、展示されている。
昭武の死後は息子の武定が住んでいたが、1951年(昭和26年)に、建物と敷地が松戸市に寄贈された。


戸定が丘の入口


戸定邸庭園


客間
華美な装飾を意識的に排除したすっきりした雰囲気の書院造の部屋。


八重の間
昭武の生母秋庭が離座敷(秋庭の間)を使用したため、この部屋は昭武の妻であった八重(やえ)(明治元年~昭和12年)が使用していた。



廊下
最高級の杉の柾目材をふんだんに使い、旧大名の住まいにふさわしい重厚さと気品を備えている。


使者の間の欄間
ふすまの上の欄間にはこうもりがあしらわれてる。魔除けだそうだ。


廊下のそばに咲いている緑萼梅(りょくがくばい)、花の中心部が黄色くなる品種。

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